2012.10.13(土)~14(日)1日目 11:18小日橋~11:33林道終点~12:37鷹ノ巣峠~13:34山口館(宿泊)
2日目 6:26山口館~6:46赤倉林道分岐6:53~7:44水場~8:14フクベの平~
9:04見晴尾根~9:20深穴の大岩~9:57シラビソ廊下~10:44
苗場山11:34~
12:20雷清水~12:37神楽ヶ峰~12:39ドラゴンドラ分岐~14:08ゴンドラ山頂駅
2012.10.14(日)赤湯温泉から昌次新道で苗場台地に上がった二人。
黄金色の草原の中、木道を辿り頂上ヒュッテまでやってきました。
ヒュッテ横のベンチテーブルで休憩した後、神楽ヶ峰方向へ向かいます。

ヒュッテ前から苗場山頂の表示に従い、
低木の間の道を100mほど進むと
開けた場所に出ました。
そこにポツンと立つ標柱。(2,145m)
広い苗場山は最高点が分り難いですが、
いちおうここが山頂と言うことらしい。

地図ではこの辺りに遊仙閣(休業中)
という小屋が記されていますが、
すでに撤去されたようです。
11:34 標柱前で写真を撮ったら下山開始。
再び湿原の中の木道を辿って行きます。
黄金色の草原、渡る風、連なる山並、池塘に映る青い空。。。
イイですね~ ここは本当に天空の楽園です。
このまま下山するのが名残惜しい感じ。
花が咲き乱れる時期に再び訪れてみたい。。。


湿原のはずれで木道が終わり、
正面にはカッサ湖が見えてきました。
しばし足を止め眺望を楽しみます。
カッサ湖(田代湖)に寄ってみると、
これから向かうドラゴンドラの山頂駅が確認できます。
まだけっこうな距離がありますな。

そして足元を見ると、急激に落ち込み谷へと続いています。
今立っている場所は、登ってくる際に見えた屏風の一端と言う事ですね。

ここからルートは左へ進路を変え、
"雲尾坂" と呼ばれる急な下り坂になります。
露岩帯と湿った土の急斜面は足が滑って神経を使うし、
登ってくる人との擦れ違いもあるのでユックリ下りて行きます。
右手には登ってきた尾根(昌次新道)が見えています。
ほぼ水平に続く尾根部分がシラビソ廊下か。

視界が開けた場所からは前方に神楽ヶ峰。
緑の中にルートがよくわかります。
急下降の後は鞍部から登り返し・・・
神楽ヶ峰からは下山する尾根が右へ派生しています。

雲尾坂を下り切ると、緩やかな道に変わりました。
最低鞍部には "お花畑" の表示。
夏には花が咲き乱れるんでしょうねぇ♪
お花畑から上り返すとほどなく "雷清水"。
この日は冷たくて美味しい水が豊富に出ていました。
喉を潤し、500mlのペットボトルを満タンにします。

1|2 1:鞍部を行く 2:お花畑の表示
3|4 3:雷清水で水を汲む振り返ると苗場山の上空はすっかり雲に覆われています。
こうして見ても下りてきた雲尾坂の急峻さがよくわかります。

雷清水を後に神楽ヶ峰を目指します。
すぐに登山道は左にカーブし、単調な上りを黙々と。
12:37 神楽ヶ峰の標識。
和田小屋から登ってくるとここが八合目になるのか・・・
でもここからは一旦下って最後にあの雲尾坂が待ってる訳で、
単純に八合目と思ってしまうと後で愕然としそうです。(^^;
ここは山頂には寄らず巻き道で通過しました。

1|2 1:富士見坂を行く(残念ながら富士山は見えず)
3|4 2:所々で紅葉してます 3:神楽ヶ峰の表示少し下って行くと、右手にドラゴンドラへ向かう道が分岐します。
ここを直進すれば和田小屋方面。
12:39 木道を離れドラゴンドラ方面へ。
なおドラゴンドラは季節限定営業。
秋の紅葉シーズンと冬のスキーシーズンのみ。
営業期間以外は下らないように注意です。
ちなみに今年の営業期間は、
10月6日(土)~11月4日(日) 9:00~16:00 になっています。

1|2 1:ドラゴンドラ山頂駅への分岐部
3|4 2:ドラゴンドラ季節限定営業のお知らせ
5|6 3:カッサ湖を見ながら笹原を行くこのドラゴンドラですが、朝の始発が9:00とゆっくりなので、
上りに使うと苗場山頂経由で赤湯温泉に下るには、
時間が押せ押せになるのがネック・・・この時期は日も短いですしね。
なおここは比較的新しいルートのようで、
TONOが持っている山と高原地図には点線で記され、整備中となっています。
ゴンドラで下山と聞くと一見楽そうなんですが、
ドラゴンドラの山頂駅は1,346m、一方和田小屋は1,380m。
実はドラゴンドラに下った方が標高差が大きかったりします。
さて最初はなだらかな道ですが、
ルートが右にカーブすると樹林帯の中の急な下り。
12:50 池塘のあるミニチュア湿原を通過。

1|2 1:最初はなだらかに下る
3|4 2:樹林帯に入り急下降
5|6 3:ミニミニ湿原・・・名前が付いてるのかなぁ?途中でカッサ湖方面や登ってきた昌次新道方面の展望があります。

少々上りもありますが、基本的にひたすら下ります。
途中何人か上ってくる人と擦れ違いましたが、
皆さん苗場の山頂まで行くんでしょうか・・・
この時間からじゃ山頂ヒュッテ泊ですかねぇ。
いい加減嫌になるくらい下ると、斜度が緩み広葉樹林の中に突入。
しばらく進むと、突然左前方に白い建物が見えました。

13:36 開けた場所に飛び出しました。
白い建物はクワッドリフトの駅でした。
どうやら田代スキー場に出たようです。
さてここからどっちに行ったら良いのやら・・・
とりあえず遠~くに見える白い建物を目指し、雪のないゲレンデを下ります。


途中でトレランの二人が
追い抜いていきました。
雲尾坂を半分ほど下ったところで
擦れ違ったカップルです。
苗場山頂を往復ですかねぇ。
早や~(^^;
ゲレンデを下り切るとドラゴンドラの表示がありました。
林道を辿って下って行きます。
再びゲレンデの横に出ましたが、特に表示はないので通過。
しばらくしてリフトの向こうにドラゴンドラ駅らしき建物・・・
笹原も刈ってあるし、ここを突っ切って下ってみました。
・・・すると、途中で先ほど通過したゲレンデと合流。
「こっちに道があるよ~」・・と姫。
どうやらそっちが正解だったようです。(^^;
ゴンドラ山頂駅まで来ると一気に観光地になりました。
家族連れやカップル、団体客がいっぱい。
14:08 早々にゴンドラへ乗り込みます。
まだ時間が早いためかゴンドラはガラガラでした。

1|2 1:林道を下る 2:リフト下をGo!
3|4 3:途中でゲレンデと合流 4:ドラゴンドラ山頂駅このドラゴンドラは全長5,481mと世界最長とのことで、
片道何と25分もかかります。
和田小屋に下って車で移動する代わりに、ゴンドラで移動している感じですかね。

ただ景色は刻一刻と変化して眺めも良いです。
下りですが途中に上りがあったり、クマがいたり・・・!?、
渓流の上を通ったりと飽きさせません。
この日まだゴンドラからの紅葉狩りには早かったですが、
見頃となれば素晴らしい空中散歩が楽しめそうです♪
タクシーで通った "小日橋" へ続く林道が見えると、山麓駅はもうすぐ。
行きではゴンドラに手が届きそうでしたが、帰りは林道に足が届きそう。(笑)
前日この林道を通ったことを思うと一周してきた充実感が湧いてきます。


1|2 1:上の方はそこそこ色付いていました
3|4 2:クマ発見!・・・遠目にはチョッと見リアル(^^;
5|6 3:二居調整池のエメラルドグリーンの水面
7|8 4:渓流の上はエンターテイメント性抜群
9|9 5:林道のすぐ近くを通過中14:33 山麓駅に到着。
片道料金は1,200円/人でした。(往復では2,000円)
ここから駐車場まではシャトルバスが出ていますが、
歩いてもすぐなのでゴンドラ駅裏から駐車場へ向かいます。
4~5分で駐車場。 車で着替え、帰路に着きました。
雪ささの湯で茶褐色の濁り湯に入りたかったんですが、
帰りの渋滞も考慮して直帰しました。

(終わり)
先日もう忘年会の案内が来てました。 (^^;
気付けば早や11月・・・1年ってアッと言う間ですよね~
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