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2013 奥鬼怒温泉郷 Vol.3

2013年03月07日 08:13

2013.2.23(土)~2.24(日)

1日目 女夫淵温泉~八丁の湯
2日目 八丁の湯~女夫淵温泉






2013.2.24(日)

翌朝起きると窓の外は細雪。
次第に雪は激しくなり、見る見るうちに積もり始めます。
玄関先では宿のおじさんが雪かきに余念がありません。

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二人で朝風呂に行くと露天風呂もすっかり雪化粧。。。
ふんわり雪帽子がイイ感じ♪
雪が舞う雪見風呂は、顔は寒いけど一層風情がありますね。

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風呂から上がってそのまま食堂に一番乗りして朝食。
部屋に戻りトイレを済ませて山服に着替えます。
ザックを片手にフロントに下りてチェックアウト。
1泊2食10,000円/人×2名で20,000円。
それにビール500円×1本+日本酒500円×1本で締めて21,000円。
なんて分りやすい会計なんだ~(笑)


靴を履いてスパッツを付けて玄関を出ると、雪は一層勢いを増しています。
すでに10~15cmほど新たに積もった様子。
姫も観念してスノーシューを付けました。(笑)
姫のスノーシュー姿を見たのは久しぶりです。

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ちょうどバスの送迎が始まるところで、
送迎のバスの運転手さんが、スノーシューを履いた二人を見て
「これくらい降ってなきゃ雪は楽しくないよ~」と。
「そうだよね~ じゃあ、行きますか♪」

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昨日までのトレースはまだ残っていますが、
その上にもどんどん雪が降り積もっていきます。

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時おり吹き抜ける烈風が辺りの木々を揺らすと、
一斉に雪が落ちてきて辺りは真っ白な地吹雪状態。

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雪は降り頻り風が雪を均していきます。
あと1時間もこの調子で降り続けばトレースは痕跡程度になりそう。

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そして右手に見えてきたのは河原の雪原・・・スノーシューワールドです♪

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あまり気の進まない風の姫を誘って、
ここから遊歩道を離れて雪原に入ります。

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横殴りに吹き付ける風雪。
厳しくも美しいモノトーンな世界。。。

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去年、前日と歩いてるし、左に行けば遊歩道があるから入れるけど、
雪に煙る景色はちょっとその先に行くのを躊躇しますね。
姫は「本当に行くの~!?」的なオーラ全開でしたし。(^^;

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堰堤に出る前に遊歩道に復帰。
この辺りは前日のトレースが残っていました。
遊歩道に出てからちょっと休憩。
チョコとテルモスのお湯が美味しい。

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女夫淵を目指して先へ進みます。この辺で中間点くらいかな。

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「殿様~、トレースがなくなってるよ~」
確かにこの先は吹き溜りになっているのか、
トレースはあるといえばある、無いといえば無いか・・・
とりあえず柵があるから道はわかるけど。

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堰堤を右手に見て通過します。

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"二ッ岩橋" "砥の岩橋" と立て続けに二つの橋を渡ります。

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右から風が吹きつけ雪煙が舞い一瞬視界を遮ります。
雪壁にはミニチュア雪屁ができていて、ちょっと観察しちゃいました。

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この先の柵の終わりで再び遊歩道を離れて沢方面へ下りてみます。
前日のトレースが薄く残っています。

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雪帽子を被った滑らかなラインがとても美しい。
岩の間に落ちないように注意しながら先へ進みます。

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基本的に遊歩道はこの沢沿いに付けられていますが、
所々で崖を高巻きしたりしているのでアップダウンがあります。
遊歩道を離れて沢沿いを行くとこのアップダウンが少ないのは利点です。
でもこんな所を歩けるのは雪のある時期だけでしょう。

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いつしかトレースが無くなっています。
この辺りは前日にも歩いていないし、そろそろ遊歩道に復帰した方が良さそう。
遊歩道方向へ斜面を上りつつ左方向へ移動します。

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遊歩道へ復帰してすぐにショートカットのトラバース。

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ショートカットが終わると "鬼怒の中将乙姫橋" です。
ここでよく辺りの地形を観察すると、ここまで遊歩道に復帰せずに出て来れそう。

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橋を渡り急な階段を上ります。
ここでヒールリフターを上げてクランポンを効かせますが、
リフターの高さ以上に爪先立ちしないとズルズル滑ります。
片手は手すりを掴んで慎重に上ります。

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そろそろ林道への分岐です。
最後の急斜面をガシガシ行きます。
ここで男性二人組と擦れ違いました。二人とも足元はスノーシュー。
日帰りで奥鬼怒の風呂に入りに行くんでしょうか。

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分岐部に出ました。
擦れ違った二人は林道を上がってきたようで、
遊歩道方面にトレースはありませんでした。

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遊歩道の最後は急な階段が続くので、スノーシューを外さないと下りれないけど、
外してザックに付けるの面倒臭いよなぁ・・・林道に出て車道歩きの方が楽かも。
・・・で、林道に向かいます。

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分岐からほんのちょっとで林道に出ました。
あとはダラダラと車道を辿れば着くはず。
ところが、この林道歩きが思ったよりも長かった。
遊歩道は急斜面を階段で一気に下りますが、
林道は九十九折に行くので距離的には3倍くらいあるんじゃないの!?って感じ。
やっぱり遊歩道にすれば良かった・・・

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ようやく遊歩道の入口のところ。
この日は誰も歩いた痕跡はないですな。

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駐車場の手前で野鳥が集まっていた場所がありました。
どうやらここに餌を撒いてあるようです。
前日もたくさんの鳥が来てましたがこの日も大勢。
ほとんどが "から" の仲間。
シジュウガラ・コガラ・ゴジュウガラ・ヤマガラなど。

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           (ゴジュウガラ・シジュウガラ・コガラ・・・飛んでるのは?)




前日見たカケスはこの日は見かけませんでした。
カケスはけっこうデカイ鳥で初めて見た時はその大きさに驚きました。

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駐車場はすっかり雪景色に変わってました。
冬の女夫淵って感じがしてイイですね~
野鳥にあまり興味がない姫は一足先に着いてます。(^^;

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TONO的にはどこかの温泉に立ち寄って帰りたかったんですが、
姫は「朝風呂に入ったし温泉の梯子はしなくてもいいんだよね」と。
どうやら温泉よりどこかアウトレットに寄って帰りたいらしい。(^^;
とりあえず積もった雪を降ろして、車にザック等を積んで、着替え。
佐野アウトレットに向かって出発します。
林道には除雪車が数台出動して除雪作業中でした。
この林道はけっこうな奥地なのにいつも除雪が完璧ですね。

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 (終わり)



   ここのところ一気に春めいてきましたね。
   花粉も全開でTONOは薬が手放せません。
   今年の花粉量は昨年の2倍とも3倍とも・・・






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2013 奥鬼怒温泉郷 Vol.2

2013年03月06日 07:15

2013.2.23(土)~2.24(日)

1日目 女夫淵温泉~八丁の湯
2日目 八丁の湯~女夫淵温泉





2013.2.23(土)

女夫淵温泉に車を駐め、遊歩道を歩き奥鬼怒温泉郷に入った二人。
樹林を抜けると "八丁の湯" に到着。
今夜はここに宿泊です。

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玄関を開けるとストーブの焚かれたフロント前のスペース。
宿の半被を着た優しげなおじさんが出迎えてくれました。
受付の際に思わず前金で10,000円/人を払いそうになりましたが、
ここは山小屋じゃないので後払いです。(^^;

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脱いだ靴やスパッツ、スノーシューはまとめて下駄箱に入れます。
下駄箱には数人の靴が置いてありました。
登山靴が半分、普通の靴や女物のヒールも。

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                      (翌朝の写真・・・一番下は宿の長靴)



受付を済ませるとおじさんが部屋に案内してくれました。
この宿には本館とログキャビンがあり、けっこう大勢宿泊できそうです。
トイレ(ウォシュレット付)と洗面所は2階にありとても奇麗。
自販機も設置してあってビールはスーパードライでした。

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二人が案内されたのは本館の階のお部屋。
10畳ほどの畳み張りの部屋で中央にはテーブル。
窓ガラスは結露していますが外は雪景色です。
コタツが無いのは残念でしたが、ガスストーブが非常に暖かい。
濡れた山服を脱いで、浴衣に着替えたらちょっと一息。
小さいながらTVがありスイッチを入れると、 映った~(笑)
でも滞在中ほとんどTVは見ませんでしたが。

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    (風呂上りに一杯飲んだ後の写真・・カメラが結露してモヤがかかってます)




お茶を飲んだら早速、風呂へ行ってみます。
男女別の内湯、混浴露天風呂、女性用露天風呂があります。
館内に張ってあった案内図には貸切風呂というのも載ってますが、
どこにあるのかわかりませんでした。(・・・と言うか探してない 笑)

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              (渡り廊下の突き当りを左に行くと女性用露天風呂らしい)




混浴の露天風呂は "雪見の湯"、"滝見の湯" の二つ。
同じ場所に位置しており、裸のまま移動できます。
"石楠花の湯" は2年前の大雪で崖が崩落して現在入浴できません。

混浴露天風呂の脱衣所は男女共用ですが、
中にカーテンで仕切れるスペースがあって、
女性でも利用しやすい配慮がなされています。
脱衣所にもストーブがあって着けておくとホンノリと暖かく、
極寒に震えながら脱衣という事はありません。
また簡易の脱水機があって、かけた後は乾き易くなります。

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脱衣所から出るとすぐ前が "雪見の湯"。
長方形の石風呂で木製の湯口からお湯が注がれています。
このお風呂、雪がない時期には渡り廊下から丸見えなのかも。(^^;

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適温のお湯は、無色透明、無味、硫化水素臭。
湯船に浸かると無数の湯の花が浮遊しているのがわかります。
雪帽子と硫黄の香りに囲まれて極楽な時間を過ごせます。

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                                   (翌朝の写真です)



雪見の湯で身体が温まったら "月見の湯" へ移動します。
雪見の湯から石段を数段下ると円形の大きな湯船。
正面には細いながらも滝が見えます。
雪解けの頃とか水量が多い時期は豪快な滝見風呂が楽しめそうです。
テーブル状の岩が湯船の中に二つあって、
目隠しになったり、物を置いたり、涼む際に座ったりと何かと便利。
雪見の湯と同じ泉質ですが、こちらの方が温めのお湯。
ただ湯口からは雪見の湯同様の熱いお湯が注がれており、
湯船の大きさが全体の湯温を下げているようです。
長湯するにはこちらの風呂の方が適しているかも。
崖崩れのため現在立ち入り禁止の "石楠花の湯" は、
わかり難いですが中央上部(↓)に写っています。

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                      (頭に雪帽子を乗せた男性はちょっと役得か 笑)




次は内湯です。
男性内湯のドアを開け暖簾をくぐると狭い脱衣所。
ドアを開けた際に人が通ると丸見えかも。(^^;
脱衣所と浴室の間にドアはなく湯気でかなりの湿気です。

浴室には同じ大きさの湯船が二つ並んでいて、湯温もほとんど一緒。
昔は真ん中に仕切りがあって男性用と女性用の風呂だったようです。
古めかしく薄暗い湯船に浸かっていると、タイムスリップしたかのよう。
洗い場もありますが蛇口はなくて、湯花を除いた温泉(?)が溜めてあって、
それを桶ですくって掛けるシステムでした。

館内の案内図を見ると女性内湯はずっと大きいですが、
写真は撮ってないので宿のHPでご覧下さい。

DSCF4156.jpg DSCF4157.jpg
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  1|2  1:男性内湯の入口  2:ツインの湯船
  3|4  3:蛇口の無い洗い場
  5|6  4:(鏡の前の箱にお湯が溜まる様になっています)





最後は女性用の露天風呂ですが、
姫が撮ってきた写真では池の様になってますが、
HPの写真を見るとなかなか良い雰囲気♪
混浴タイムを作ってくれないかと真剣に思っちゃいます。

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食事は夕、朝とも1階の食堂で全員一緒に。
お膳が並んでいて部屋によって場所が決っています。
食事内容については、まぁ可・・・といった感じですかね。
この辺りは粗食の村で田舎のもてなし料理と言うことらしい。
山の物の保存食調のものは、ちょっと塩が効き過ぎか。

DSCF4173.jpg IMGP4175.jpg
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  1|2  1:翌朝食堂に一番乗り  2:夕食の一部
  3|4  3:朝食の途中です(^^;





IMGP4186.jpg夕食後に混浴風呂で温まって就寝。
布団は各自で敷くセルフサービス。
敷布団2枚+毛布を敷き、毛布+掛布団。
(↑ 寝具の使いすぎじゃない ^^;)

夜はストーブを切って寝ましたが、
寒さは感じませんでした。
明け方は極寒の地でしたが。(^^;

   (続く)



   今週末にも黄砂が飛んでくるみたいですね。
   純白の雪が黄汚してしまう時期になってしまいました。
   そんな雪で作った水を飲むのも不安ですよね・・・





2013 奥鬼怒温泉郷 Vol.1

2013年03月01日 11:18

この週末は数年に一度という寒気がやってきて、
北海道や東北では大荒れの天気になりました。
高い山でも厳しい天候だったのではないでしょうか。

そこで二人は山は諦め、温泉宿でノンビリする作戦に。
でもちょっと雪の上も歩きたいし、どうせなら雪見風呂がイイよね♥
・・・という事で、目指したのは奥鬼怒温泉郷。

奥鬼怒温泉郷には、八丁の湯、加仁湯、日光澤、手白沢と4軒の宿がありますが、
過去に加仁湯は2回、日光澤は1回訪れています。
当初は手白沢を狙っていたのですが、全6部屋の小さな宿だけあってすでに満室。
で、今回は "八丁の湯" に行ってきました。



2013.2.23(土)~2.24(日)

1日目 女夫淵温泉~八丁の湯
2日目 八丁の湯~女夫淵温泉






2013.2.23(土)

この日は女夫渕温泉から八丁の湯まで2時間ほど雪道を歩くだけ。
自宅を出たのはすでに8時を回った時間でした。
混雑し始めた都内を抜けて東北道に入ります。
天気は良かったですが、強風に車が煽られヒヤッとすることも。

日光宇都宮道路を今市で下りて121号を北上。
市街地を抜けた後、地元ナンバーがやけにユックリ走ってると思いきや、
その先でネズミ捕りをしてました。
ユックリ走ってて良かった。


川俣温泉川治線に入り、途中で蕎麦屋に立ち寄ったりしたので、
女夫淵温泉に着いたのはもう13時過ぎでした。
駐車場には思ったより多くの車があってちょっと驚。

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13:18 準備をして歩き始めます。
上空にはマイナス36℃の寒気がこの辺りまで下りてきていて、
積雪の可能性もあるのでいちおうスノーシューも持つことに。

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奥鬼怒歩道に入るといきなり急な階段。
上り切って少し行くと林道からの道を併せて斜面を下ります。

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IMGP4124.jpg IMGP4125.jpg




次は "鬼怒の中将乙姫橋" に向かう階段ですが、
雪がのって段が逆層気味になっているので異常に滑りやすく、
片手でストックを付き、片手で手すりを掴んでソロソロと下ります。

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橋を渡ったところでTONOはスノーシュー装着。
遊歩道を歩く分には全く必要ないんですが、
せっかくスノーシュー持ってるし、
ちょっと道を外れて歩こうと思いまして・・・





この先、姫は遊歩道を忠実に辿って行きましたが、
TONOは行けそうなところでは遊歩道を外れて
スノーシューハイクを楽しみました。

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姫は北海道は旭川出身。
子供の頃には雪原に秘密基地を作って
日が暮れるまで遊んだらしく、
40過ぎて今さら雪の中で
遊ばなくてもイイらしい。(大人~)



一方TONOは雪の上を歩くだけで楽しいお年頃。(笑)
呆れる姫を横目に嬉々として雪の中を歩き回るのでした。

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TONO的にはズ~ッと雪原を歩いて行きたいところですが、
この先の堰堤は越えられないので、遊歩道に復帰します。
遊歩道にはシッカリしたトレースがあります。

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途中で "二ッ岩橋" "砥の岩橋" と続けざまに2つの橋を渡ります。
橋の階段は雪で埋もれていたので、スノーシューでも楽々。
橋の上は積雪により足元が高くなっているので、
踏み抜かないように注意して渡る必要があります。
バランスを崩すと欄干を乗り越えて沢に転落する危険も。

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橋の上から見ると沢は雪帽子を被り、女性的で優しいシルエットに変身していました。

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左手に堰堤が見えてきました。
これを過ぎると雪原と化した河原に入れます。

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そしてトレースのない真っ白いキャンバス♪
ちょっと雪が重いですが、フワフワした浮遊感は味わえます。

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姫が写真を撮ってくれなかったので、振り返って自分のトレース。
こうして見るとせっかくの奇麗な雪面を汚しているような罪悪感もありますが、
雪が降ればリセットされるので、まぁイイか。(^^;

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しばしスノーシューで雪と戯れて、再び遊歩道へ。
この先は樹林帯に入るのでおとなしく遊歩道を行きます。

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小さな沢を何回か越えると奥鬼怒温泉はもうすぐ。
樹林を抜けると前方に見覚えのあるログキャビンが見えてきました。

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15:04 八丁の湯に到着です。
古い木造の宿は雪を纏ってひっそりと佇んでいました。

IMGP4169.jpg


 (続く)



   そろそろ日本に黄砂が飛んできそうですね。
   PM2.5もあるし純白の雪を見れる時期はあと少しか。
   雪が白いうちにもう一度テント泊に行きたいところですが・・・




速報! 2013 奥鬼怒温泉郷

2013年02月26日 16:36

2013.2.23(土)~24(日)

この週末は数年に一度という寒気がやってきて、
北海道や東北では大荒れの天気になりました。
高い山でも厳しい天候だったのではないでしょうか。

そこで二人は山は諦め、温泉宿でノンビリすることにしました。
でもちょっと雪の上も歩きたいし、どうせなら雪見風呂が良いよね♥
・・・という事で、目指したのは奥鬼怒温泉郷。

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奥鬼怒温泉郷には、八丁の湯、加仁湯、日光澤、手白沢と4軒の宿がありますが、
加仁湯、日光澤は入湯済。
手白沢は全6部屋の小さな宿だけあってすでに満室。
で、今回はまだ未湯の "八丁の湯" に行ってきました。

IMGP4169.jpg




こんもりと積もった雪を見ながらの露天風呂は、この時期ならではの楽しみ♪
硫黄の香りに包まれながら極上の時間を過ごしました。

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翌日は降り頻る雪の中、二人でスノーシュー・ハイクに興じました。
遊歩道を外れると雪と風が前日のトレースを跡形も無く消し去り、
真っ白いキャンバスに自分のトレースを付ける快感 ♥
楽しい~~~
・・・もとい、楽しかったのはTONOだけみたいで。(^^;

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帰ってきて翌25日、栃木県北部で地震が発生!
ニュースには見覚えのある宿の映像が。
なんと奥鬼怒温泉郷の辺りが震源じゃないですか!!
土砂崩れが道を塞ぎ、宿泊客や従業員ら50人が孤立しているとの事。
4kmにわたり30箇所で雪崩も発生しているらしい。
1日違えば二人も閉じ込められていたかも知れないし、
場合によっては歩いていて雪崩に巻き込まれていた可能性も・・・

23日も24日も遊歩道を歩いている際に、
山鳴りと言うかド~ンという音を遠くで耳にしていて、
何の音? どっかで雪崩でも起こったんだろうか・・・と思っていました。
今考えれば地震の前兆だったんでしょうか・・・

今のところ怪我人などの報告は無いようですが、
遊歩道を歩いていて事故に遭われた方などいない事を祈るばかりです。

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 (いずれ本編へ)



  この付近は東日本大震災後に地震活動が活発化した様子。
  これから余震もあるでしょうし、まだまだ予断を許さない状況ですね。




2012 奥鬼怒温泉郷 Vol.3

2012年03月19日 16:13

2012.2.26(日)

起きると外はほんのり明るくなっていました。
シジュウガラの囀りが聞こえています。
曇空ですが、これから晴れてくるのかなぁ・・・


7:03
 朝食です。
納豆、玉子、海苔と揃っており、特に注文はありません。
朝食らしい朝食です。

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朝食後に窓の外を見ると・・・雪がチラついてます。
晴れてれば "鬼怒沼" に行こうと考えてましたが、雪じゃあねぇ・・・
TONO的には途中まで行ってもイイか・・・とも思ったのですが、
姫は全く、微塵たりとも行く気なしのようで。(^^;

結局今回は "鬼怒沼" は諦め、またの機会にチャレンジすることにしました。
残雪期の快晴の一日に行ってみたいところです。

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      (↑日光沢温泉が鬼怒沼への登山口・・宿の下をくぐって行きます)




さて、そうと決ればサッサと下りますか。
部屋で準備をして、会計を済ませます。
メジャーな山小屋よりも安い値段に嬉。(^^v


玄関前は出発する人達でごった返してました。
皆さん滝の展望台くらいまでは行くんでしょうか。



IMG_1983-3.jpg靴を履いたりゲーターを着けたりしていると、
どこからともなく柴犬がやってきて、
ちょこんと玄関の片隅に。
この時は繋がれてますが、
戻ってきた時はフリーだったような・・・
外すと勝手に散歩に行くのかなぁ・・・
宿にはチャングとわらびと言う
2匹の柴犬がいるそうで、この子はどっち?






8:26 日光沢温泉を後にして女夫淵温泉を目指します。

IMG_1984_20120314185636.jpg




次第に雪が強くなってきたような・・・

IMG_1987.jpg




8:36 加仁湯を通過します。
玄関前には送迎のバスが停まっていました。

IMG_1988.jpg




8:44 八丁の湯を通過

IMG_1991_20120314190040.jpg




9:07 ↓さてここは行きに通った際にTONOが狙っていたポイント。
何を狙ってたかって・・・それはスノーシュー!
雪の積もった河原をスノーシューで歩こうと言う作戦です。

IMG_1996.jpg



P1020443.jpg
当然ながら、姫は乗り気じゃないので、
またしてもTONOだけスノーシュー。

「いってらっしゃ~い。川に落ちないでね~」
姫に見送られて河原へGo!




河原に沿って遊歩道は伸びているので、
遊歩道を行く姫のピンクのウエアを目印に、河原歩きを楽しみました。
スノーシューで新雪を歩く浮遊感って、やっぱり心地良いですね♪
何で姫はやりたがらないのか・・不思議です。

P1020446.jpg





調子に乗って進みます。
・・・が、この先に砂防ダムが待ち受けていて万事休す。
遊歩道に復帰して、所々行けそうなポイントをスノーシューで歩きました。

P1020450.jpg




"鬼怒の中将乙女橋" の階段は難関でしたが、
右半分は雪が被っていたのでスノーシューで登ってみました。(笑)
ちょっと無理がありましたが何とかクリア。
TONOが格闘している間にチェーンスパイクの姫は、
何事もなかったように視界から消え去りました。(^^;

IMG_2008_20120314192855.jpg



P1020453-2.jpg
そして最後の急な階段。
ここはさすがにスノーシューじゃ無理。
外して手に持って下りました。

この階段を下り切れば林道に出て、
駐車場はすぐそこです。




10:08 女夫淵温泉の駐車場に到着。
一日で大分雪が融け、前日出発したときの雰囲気はなくなってました。
さてまだ時間も早いし、どこかで一風呂浴びて帰りますか。

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 (終わり)



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