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2014 そうだ!槍穂の展望台に行こう♪

2014年09月16日 21:03

今年はお盆休みは北アルプスに遠征の予定でしたが、
天気がダメダメで中止。
9月10月の連休に再チャレンジ・・・と狙っていたところ、
14日15日はまあまあの天気っぽい。

で、いそいそとテント担いで出掛けてきました。
本当は槍穂に行きたかったのですが、
連休の上高地はバスが激混みだし、158号線の渋滞もよめないし・・・
2連休じゃちょっと無理だよなぁ・・・

そうだ!槍穂の展望台に行こう
ということで、今回は三股から蝶ヶ岳・常念岳を周回してきました。


(何故か地図上にGPSログがでません。ヤマレコでは表示されているんですが・・・)


三股からはひたすら樹林帯の急登。
樹林を抜けると稜線まではあと少し。

生憎ガスがかかっていて槍穂がドド~ンとはいきませんでしたが、
夕方から翌日は天気が回復の予報。
ササっとテントを設営したらランチの後はひたすら昼寝。

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(テントを設営後ランチタイム)




陽が西の空に傾く頃にガスが切れてきました。
最初は数えるほどのテントでしたがいつしか100張以上に増殖。

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(今回はMHW-2DP。やはりアライテントが多いですね。)




テン場から3分ほどの蝶ヶ岳山頂に登ってみます。
常念岳の頂はガスに隠れていましたが、青空も広がってきました。

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(蝶ヶ岳山頂からテント場を俯瞰)




奥穂の陰に夕日が沈むと再び稜線はガスに覆われてしまいましたが、
日付が変わる頃、テントの外では絶景が待っていました。
ヘッデン片手に一人蝶の山頂に上がると、
満点の星空の下には槍穂の稜線が視界いっぱいに広がります。

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(さすが "槍穂の展望台")

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(ホワイトバランスを変えてもう一枚)




東の空に目を転じると安曇野の街の明かり。。。

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そして月明かりに照らされた色とりどりのテントはまるでオモチャの様。
う~む・・・素晴らしい夜じゃないですか。
こんな絶景を独り占めとは贅沢かも。

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(夜の帳が下りたテンバ)




翌朝は東の空が幻想的に染まりました。
皆が固唾をのんでその瞬間を待ちます。

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やがてその時がやってきました。
神々しいまでの朝陽が東の空に昇ります。

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そして槍穂の稜線がモルゲンロートに染まりました。
ほんの数分の美しい舞台でした。

IMGP1496 (1280x848)




朝食を済ませたらテントを撤収。
槍穂を左に見ながらしばしの稜線漫歩。

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(快晴ではなかったけど槍穂はズ~ッと見えてました)




この日目指すは常念岳。
最後に待つ400mの登りが壁のようにそそり立ちます。

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鞍部まで下ったら常念へ登り返し。
いや~この登りは本当にキツかった。
姫は余裕で手を振ってますが、TONOは牛歩の如くでした。

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常念の山頂でノンビリ過ごしたいのもヤマヤマでしたが、
天気も怪しいし帰りのロングドライブを考えるとそうそうユックリできません。
ちょっと休んで前常念経由で三股へ下山しました。

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(この後に激下りが待ってました)




今回期待したほど天気は良くなかったけど、
星空の槍穂の稜線と朝焼けの絶景は素晴らしかった。
あれをカメラに収められただけでも行った価値があるというもの。
三脚を持ってくかどうか悩んだけど持ってって良かった~

三股からの蝶&常念周回・・・1泊2日はけっこうハードでした。
ヤマレコを見るとこのルートの日帰りなんて強者もいるようですが、
TONO的にはとてもじゃないけど無理!って感じでした。
特に三股から常念のルートは一の沢からと比べると雲泥の差かも。
時間的に余裕があれば蝶1泊、常念1泊なら楽しめるだろうなぁ・・・と思いました。

(詳細はいずれヤマレコで)

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2013 白馬大池~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉 Vol.5

2014年08月12日 18:48

2013.8.14(水)~8.17(土)

1日目 栂池高原~~栂池自然園~天狗原~白馬乗鞍~白馬大池(テント泊)
2日目 白馬大池~小蓮華山~三国境~雪倉岳避難小屋~雪倉岳~
     燕岩~水平道~朝日小屋(テント泊)
3日目 朝日小屋~朝日岳~吹上のコル~五輪ノ森~花園三角点~
     鉄製の橋~兵馬ノ平~蓮華温泉
4日目 蓮華温泉~~平岩駅~~南小谷~~栂池高原






8月16日(金)

白馬大池から長丁場の2日間の末に蓮華温泉に辿り付いた二人。
温泉ロッジに空きがあって無事チェックインできました。
このロッジに宿泊するのは前年に続いて2回目です。
部屋は8畳程度のシンプルな構造。
窓からは朝日岳方面が見えた・・・かな。(^^;
自分で布団を敷くスタイルで、確か鍵もなかったような・・・
消灯時間があって自動的に電気が消えます。
まぁ非常に快適な山小屋といった感じです。

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(写真は翌朝に撮影したものです)




とりあえず内湯で3日間の汗を流してから、露天風呂へ向かいました。
脚が疲れているので目指すは一番近い "黄金の湯" です。
先客が2~3人いましたが入れ違いで入ることができました。
ここはたぶん前回は入っていなかったと記憶していますが、
木製の湯船に適温の湯が掛け流されていて、とても心地の良い風呂でした。
ただ木々に囲まれていて展望はありませんし、
すぐ横が通路なのでちょっと落ち着かない感じではあります。
当然ながら脱衣所はなく湯船の横で脱いで入るスタイルです。
この湯船に1時間ほど入ってロッジに戻りました。

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(湯船の奥から撮影。写真の後方が通路になります。)




ロッジに戻ったら生ビールです。
夕食の準備が始まるまで食堂でビールを2杯ほど頂きました。
やっぱり山から下りてのビールは何にも代えがたい美味さです。

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部屋に戻って一眠りしたら夕食です。
夕食はトンカツ、シュウマイ、天ぷら等。
ボリュームもあって美味しかった。

DSCF4981 (1024x683)
(シソの葉が箸置きです)




夕食後ヘッデン片手に露天風呂へ行きました。
今度は10分ほど山道を登ったところにある噴煙の上がる場所へ。
ここには仙気ノ湯と薬師湯があります。

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(写真は翌朝撮影したものです)




登っていくとまず仙気ノ湯があり、そのさらに上にあるのが薬師湯です。

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(薬師湯から見下した仙気ノ湯。翌朝撮影)




仙気ノ湯は7~8人入れるくらいの大きめの湯船ですが、ちょっと温め。
晴れていれば雪倉岳~朝日岳の稜線を見ながらお湯に浸かれます。
そして夜は満点の星空の下で湯あみを楽しめるのですが、
この夜は生憎雲がかかって期待した星空は見れませんでした。

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(仙気ノ湯。翌朝撮影)




そして二人が一番好きな薬師湯。
ここは小ぢんまりとした石造りの湯船で緑がかった硫黄泉を楽しめます。
一番上にあるのと湯船の小ささも相まってプライベート感があります。
自分が歩いてきた稜線を見ながら入るお湯は最高です。

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(ロケーション最高の薬師湯。翌朝撮影)




夜風に当たりながら湯あみを楽しみロッジに戻りました。
売店でビールを購入して部屋で飲んでいるうちに睡魔が。
布団に横になって起きたらもう翌朝でした。




2013.8.17(土)

この日はひたすら移動日。
まずは蓮華温泉からバスに揺られて1時間で平岩駅へ。
バスの本数がないので乗り遅れることは許されません。
運賃は1,520円。

平岩駅で30分ほど電車待ちです。
駅周囲には何もないのでただ待つのみ。
二人と同じような登山者が何人かいました。

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(発車時刻が近づき皆一斉にホームへ移動中)




JR大糸線に乗り込み30分弱で南小谷駅。
南小谷からはタクシーで栂池スキー場の駐車場へ。
約20分で3,000円ちょっとだったかなぁ・・・
あとは車を回収して南東北まで車を走らせ無事に自宅へ帰りました。

(終わり)

2013 白馬大池~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉 Vol.4

2014年08月05日 10:55

2013.8.14(水)~8.17(土)

1日目 栂池高原~~栂池自然園~天狗原~白馬乗鞍~白馬大池(テント泊)
2日目 白馬大池~小蓮華山~三国境~雪倉岳避難小屋~雪倉岳~
     燕岩~水平道~朝日小屋(テント泊)
3日目 朝日小屋~朝日岳~吹上のコル~五輪ノ森~花園三角点~
     鉄製の橋~兵馬ノ平~蓮華温泉

4日目 蓮華温泉~~平岩駅~~南小谷~~栂池高原


(↑ 何故か朝日小屋から先のGPSログが表示されません。ヤマレコでは大丈夫なんですけどねぇ・・・)



梅雨明けした東北地方ですが、
先週末は仕事、今週末も出張で東京・・・と山に全く行けないTONOです。
でもお盆休みは北アルプスに遠征に行こうと考え中。

・・・で、どこにしようかと自分のブログの過去記事を眺めていたら、
ちょうど1年前の記録が未完成のまま放置されているではないですか!?
そうだった・・・作成するモチベーションがなくなってそのままになってたんだった。(汗)

現在のところ山に行けずブログネタがないですし、
この機会に1年前に放置されていた山の記録を完成させることにしました。
もうだいぶ記憶が薄れているので簡単に。(^^;



8月16日(金)

さて初日に栂池から入山して白馬大池で幕営。
二日目に三国境から静かな縦走コースを歩き、朝日平にテントを張った二人。
三日目は五輪尾根で蓮華温泉へ下山します。

5:04 まだ薄暗い中、テントをたたみ朝日平をあとにしました。
前日のロングトレイルの疲れが残り身体が重い。

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(後方は前朝日と朝日平に建つ朝日小屋)




樹林帯をジグザグ登り、朝日岳を目指します。

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やがて森林限界を超えて傾斜が緩やかになります。

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(コバイケイソウの咲く木道を行く)



木道を辿って行くと朝日岳の山頂が見えてきました。
あと少し。

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5:59 朝日岳(2,418m)の山頂です。

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(朝日岳の山頂から白馬岳と旭岳)




小蓮華山~白馬の稜線、そして尖がった旭岳から続く清水岳への稜線。
左手前には昨日そのピークを踏んだ雪倉岳が横たわっています。

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(小蓮華山、手前に雪倉岳、白馬岳、旭岳・・・)




さてこの日も前日同様のロングトレイル。
一通り眺望を楽しんだら先を急ぎます。

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(正面後方右が五輪山)




雪田の周りに咲くハクサンコザクラの群落に、しばし足を止めて見入ります。

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(雪田とハクサンコザクラ)




チングルマは場所によってさまざま。
この辺りは綿毛になっていました。

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(夏の陽を受けて輝くチングルマの綿毛)




この後ルートは正面に見える高原状の地形を巻いて、
右端に見える五輪山の方へ向かうようです。

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(正面の高原状の所が白高地)




6:33 千代ノ吹上を通過します。
左に見えるのは朝日池。
ここで日本海へと通じる栂海新道を左に分け直進します。

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白高地の雪田を渡り進みます。
緑の中にコバイケイソウの白い花が点々と。

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ここはチングルマが満開。
本来チングルマはもっと早い時期に咲くのでしょうが、
盛夏まで雪が残る場所は花期が長いです。

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(チングルマ咲く登山道を行く)




緑の中の木道を軽快に爽快に進みます。
この先、木道は深い緑の中へ入って行きます。

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木道からは右手に雪倉岳のどっしりとした山容を見て取れます。

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(雪倉岳~赤男山、後方左に小蓮華山、右に旭岳がちょこっと)




7:52 "五輪の森" で陽射しを避けて一休み。
まだ八時前なんですが、標高が下がってきているのでけっこう暑いです。

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五輪の森を過ぎて視界が開けると正面に雪倉が大きい。

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樹林帯を抜けると前方にはこれから歩く木道が延々と続いているのが見えます。

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ワタスゲの揺れる木道を行きます。

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8:33 道標の立つ花園三角点を通過。
木道を辿り緩やかに下っていきます。
この先は急な下りのカモシカ坂にはいります。

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坂の途中から眼下に、沢に架かる橋が見えました。
望遠で撮ってるので近く見えますが、実際はもっと小さくしか見えません。
えっ!あそこ通るの!?・・・って感じでした。

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(白高地沢を見下ろす)




いつしか樹林帯。
陽射しは遮られるんですが風が無くて蒸し暑い。
額からは汗が滴り落ち、背中はビッショリです。

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9:32 白高地沢の川原に出ました。
この橋が上から見えた橋のようで、ずいぶん下ってきたものです。

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橋のたもとで一休み。
冷たい沢水で顔を洗い、喉を潤します。
姫は汗をかいた背中を石で冷やしている様子。(^^;

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一息ついたら橋を渡って再び樹林の中へと入って行きます。
けっこう疲労が溜まっていますが、道は平坦なので惰性で進みます。

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10:31 瀬戸川出合に出ました。ここで再び橋を渡ります。
先ほどの白高地沢より水量が多く、盛大に流れていました。

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この先からしばらくがこのルートで一番きつい所。
ここまで来ればあと少し・・・と思いきや、先には急な登りが待っていました。
もうヘロヘロなんですけど・・・

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(ガシガシ登る姫)




11:22 "兵馬ノ平" に着きました。
さすがの姫も疲れた様子です。
まぁ、TONOはそれに輪をかけて疲れてますけどね。(^^;

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「こっちでイイの?」




兵馬ノ平からも緩やかですが登りが続きます。
早く温泉につかりたい・・・という思いだけが足を前に動かします。

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12:01 蓮華の森キャンプ場を通過。
若いカップルがテントを張ってました。
聞けば、受付は蓮華温泉ロッジでまだ500m先、とのこと。
ここでテントを張ることも考えていたのですが、温泉まで遠過ぎるので却下。
この日はロッジ宿泊で決定!

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林道を進むとロッジが見えてきました。
正面の白い山肌は露天風呂がある辺りでしょうか。

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12:13 蓮華温泉ロッジに到着。
疲れた~
まだ時間は早いですが予約はしていなかったので、
もし空いてなかったらキャンプ場に逆戻りか・・・と、
恐る恐るフロントで聞くと個室が空いてました。

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(続く)

穂高に行ってきました♪

2013年10月18日 09:29

2013.10.13(日)~14(体育の日)





10月の連休を利用して穂高に行ってきました。
前日、沢渡バスターミナルの駐車場で車中泊。
13日早朝のバスで上高地入りしました。
前日の積雪で穂高の稜線は薄っすらと雪化粧。

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秋色の上高地を抜け、穂高・岳沢登山路に入りました。
岳沢小屋で一休みして重太郎新道を上ります。
岩をよじ登りグングン高度を稼くと、紀美子平から前穂に立ち寄り。
前穂からの絶景を楽しんだ後は吊尾根を渡り奥穂に登頂。
満員御礼の奥穂の山頂はそのまま通過して白出のコルへ。

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この日は穂高岳山荘に宿泊。
久しぶりの小屋泊まりは思ったほど混雑してなくて快適。
何と言っても小屋の食事は美味しいですね。
夜は満天の星空が広がり、常念岳の向こうには豊科の街の灯り。。。

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翌朝は持って来たパンで朝食を済ませ、まだ暗いうちに小屋を出発。
ヘッデンの灯りを頼りにザイテングラートを下る途中で夜が明けました。
朝焼けに輝く穂高の稜線が美しい。。。

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涸沢小屋まで下りたらテラスでお弁当を頂きました。
穂高岳山荘名物の朴葉寿司は変わらぬ美味しさ。
腹ごなしの後は横尾を目指します。
色とりどりの花が開く涸沢のテン場を抜けながら、
やっぱりテント泊もイイよね・・・と。

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途中からは予想通りの大渋滞。
本谷橋を過ぎてようやく自分のペースで歩けるようになり、
そのまま横尾を通過してノンストップで上高地まで。
11時頃には上高地に到着。
まだ空いているバスターミナルからバスに乗り込み沢渡へ。
車を回収して長~い帰路につきました。

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(詳細な写真はヤマレコをご覧下さい)



2013 白馬大池~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉 Vol.3

2013年09月27日 08:54

2013.8.14(水)~8.17(金)

1日目 栂池高原~~栂池自然園~天狗原~白馬乗鞍~白馬大池(テント泊)
2日目 白馬大池~小蓮華山~三国境~雪倉岳避難小屋~雪倉岳~
     燕岩~水平道~朝日小屋(テント泊)

3日目 朝日小屋~朝日岳~吹上のコル~五輪ノ森~花園三角点~
     鉄製の橋~兵馬ノ平~蓮華温泉
4日目 蓮華温泉~~平岩駅~~南小谷~~栂池高原






白馬大池を出て三国境から朝日小屋を目指す二人。
マツムシソウの咲く道を辿り、雪倉避難小屋までやってきました。
ここから朝日の小屋はまだまだ遠い・・・
一休みしてエネルギーを補給したら再び歩き始めます。
一時雲が切れた雪倉の山頂ですがまた雲がかかりそう。

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歩き始めてすぐの急斜面の登りがキツイ。
振り返れば今まで歩いてきた道。
この時間になり白馬の稜線も雲に包まれつつありました。

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急登が終わると傾斜が緩み、その先には山頂らしきピーク。

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一登りすると雪倉岳のピーク。
晴れていれば白馬岳や旭岳が素晴らしいのでしょうが、
この日はガスガスで何も見えず・・・
目前に大きくその姿を見せるはずの朝日岳も完全にガスの中です。

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写真だけ撮ったら先を急ぎます。

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ときおりガスが切れますが、すぐまたガスが押し寄せ視界を奪います。
ガスの切れ間に先のルートを確認しつつ先に進みます。

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高度を下げながら尾根伝いに下ると道は大きく左にカーブ。
これまでとは植生の異なるお花畑(だっであろう場所)を通過します。
すでに花のピークはとうに終わっていてシシウドが目立ちました。

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お花畑を過ぎると再びザレ場をジグザクに下ります。
ガスの波がやってきて前方がどうなっているのか分かりませんが、
GPSを確認するととりあえず正しいルートを進んでいるよう。

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やがて樹林の中に入り少し進むと、
右側から岩が崩れているガラガラな場所を通過。
そろそろ赤男山を巻いていく辺りだが、相変わらず行く先は真っ白。
赤男山の名前の由来は分からないけど、
この岩の色が赤茶けた感じから赤男山の名前が付いたのだろうか???

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ほどなく "ツバメ岩" の表示がありました。
このツバメ岩でちょっと休憩。
この時点でかなり疲れていて口数も少なめ。
地図で確認するとここからまだ2時間半ほどかかりそう。
最後の水平道は水平と言っても細かいアップダウンがあるって言うし・・・
ガスガスだしねぇ・・・

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突然ガスが切れてツバメ岩の全貌が現れました。
何か脆そうな岩で今にも崩れてきそう・・・長居は無用ですな。

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ツバメ岩を出て少し行くと水場がありました。
水量は細かったですが冷たくて美味しい水でした。
ここで水を補給したらあとは一気に朝日の小屋を目指します。

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水場を過ぎてすぐに木道が出てきました。
この先は木道の上を歩くことが多くなります。
やがて小桜ヶ原の湿原になり、
チングルマ、ハクサンコザクラが咲く中を行きます。

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そして木道を辿り、小雪渓を渡り、壊れかけの木段を上り下りしながら進むと、
いつしか木道は姿を消し通常の登山道となり水平道分岐を目指します。
水平道分岐から小屋までコースタイムで1時間45分。
もう時間も時間だしそろそろ水平道に入らないとヤバイ。
なかなか現れない水平道分岐に焦りを覚えながら先を急ぎます。



ずいぶん前から山肌を巻いて進んでいるし、
時間的にも水平道に入っていなければおかしい・・・と思っていると、
「小屋が見えたよ~」と姫の声。
すると谷を隔てた向こうの稜線に、三国境から見たあの三角屋根。
ようやく小屋か・・・やっぱり知らないうちに水平道に入っていたんだ。
・・・でも待てよ、これって一旦下って登り返し!?

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・・・と思いきや、右へ巻いて行くと朝日岳のコルの部分に出ました。
良かった~、谷に下ることはなかった。
コバイケイソウの咲くコルから小屋へはあと一登り。

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着いた~朝日の小屋だ~
ガスの中から赤い屋根が見えた時はホッとしました。
疲れた~・・・白馬大池を出て9時間半の行程でした。

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受付をしてテント設営。
夕陽を浴びて茜色に染まるテント場を見ながらビールで乾杯しました。

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 (続く)





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