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2012 高尾山~陣場山 後編

2012年04月08日 13:55

2012.4.1(日)

8:39高尾山口駅~8:43ケーブルカー駅~9:12稲荷山展望台~9:43高尾山9:56~
10:39城山11:07~11:19小仏峠~11:46景信山12:06~13:04明王峠~13:14奈良子峠~
13:39陣場山14:30~(栃谷尾根)~15:19陣谷温泉~15:35陣場登山口






最近単独行が多かったTONOですが、久々に姫と山に出かけました。
向かった先は、ミシュラン三ツ星の名峰(笑)・・高尾山。
混雑する山頂を後にして裏高尾へと足を進めました。
城山茶屋で休憩した後、景信山を目指します。



11:07 歩き始めます。
四十肩に悩まされた姫ですが、最近調子が良いようです。

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杉木立の中をなだらかに下ります。
この縦走路でトレランの人を多く見ました。
石の露出が少ない土の道は走りやすそうですが、木段はどうなんでしょ。

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閉鎖された茶屋の前のベンチで何人か休憩していました。
このルートはいろんな所に休む場所があるんですよね。
この茶屋を過ぎると急な下りとなり、下にも茶屋らしきものが見えます。
ここも時期により営業してるんでしょうか・・・

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11:19 下りきった場所が "小仏峠"(560m)。
小仏・・・と言えば、そう・・中央道の "小仏トンネル" がこの下を貫いています。
休日の午後には間違いなく渋滞する魔のトンネルです。
正確にはこの真下は中央本線の小仏トンネルで、中央道のそれはもう少し先になります。
まぁ渋滞すると言ってもTONOはこの手前の相模湖ICで降りるので、
実際にこのトンネルを通ったことはほとんどありませんが。(^^;

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峠から登り返します。

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傾斜が緩むと右側が開けて、眼下に中央道を見下ろします。
地図を見るとこの手前くらいが高速の真上のようです。

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鞍部に当たる痩せた尾根の前方に、こんもりとしたピークが見えてきました。

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登りきると "景信山"(737m)に飛び出します。
山頂には "景信茶屋" があり大勢の人で賑わっていました。
違うルートで直接ここへ登ってくる人もいるようです。

IMG_2801.jpg




ベンチに座ってちょっと休憩しました。
この茶屋は "なめこ汁" が有名らしいですが、
城山で食べたばかりなので水分補給だけにしておきました。

小屋の裏に廻るとそこにもベンチが置かれ、多数の登山者。
ここからは都心の展望が素晴らしい。。。
ここを目的に登っても良いかな~と思うくらい爽快な場所でした。

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そろそろ杉林歩きに飽きつつありますが、ここでこの日の中間点。
「こういう山は、姫的にはどこも一緒なんだよねぇ」
・・・の声は聞かなかったことにして、
12:08 陣場山を目指して先へ進みます。(^^;

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ピークを所々巻きながら尾根沿いに進みます。
どこまで行っても杉、杉、杉・・・
マスクをかけて歩く人をけっこう見ましたが、花粉症の人は大変ですよねぇ。
そういうTONOも花粉症ですが、薬を飲んでいるので大丈夫。(^^v

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13:04 明王峠に着きました。
ここにも茶屋がありましたが、クローズしてました。
紅葉の時期とかの繁忙期には営業するのでしょう。

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陣場山までは残すところ1.9km。
もう1時間はかからないでしょう。
ここまで来れば、あと一踏ん張り。






13:14 奈良子峠を通過。
この辺りはアップダウンの少ない平坦な尾根歩きです。

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登山道が緩やかに左にカーブする辺りで、
右前方にピークが見えました・・・陣場山だ!
あともうちょっとだ~

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陣場山へ向かい最後の登り。
青空が迎えてくれます。
そして "富士見茶屋" が見えた!(ペンキ塗り替え中でした)
15段ほど木段を登れば山頂です。

IMG_2829.jpg




13:39 陣場山(857m)の山頂に立つ白馬の像と一枚。
8年前に来た時はまだデジカメを持ってなくて、
"写るんです"(使い捨てカメラ) とかで撮った写真が数枚。
あの頃の写真を見ると自分も姫ももっと若々しかった・・・
う~ん、懐かしいなぁ~

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ひとしきり懐かしさに浸ったら、休憩にしましょう。
陣場山頂には3軒の茶屋が営業中でした。
一段降りた場所に建つ清水茶屋に向かいました。

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空気が澄んでいれば富士山が奇麗に見えるのでしょうが、
この日は雲も多くなり薄っすらとしたシルエットのみ。
まだまだ富士山は雪が多いですね。

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日当たりの良い場所に陣取って、
けんちん汁とオニギリで2度目のお昼です。
けんちん汁が美味でした。



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  で、食後に甘いものを一つ。
  何年か振りに食べたお汁粉。
  疲れた時は甘いものもこれまた美味。




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すっかり寛いでしまいましたが、
これから車を回収しなくてはならないし、
そろそろ下りましょう。
茶屋に貼ってあった時刻表を確認。
バス時間に合わせて茶屋を出ました。




14:30 栃谷尾根で陣場登山口に下山開始します。

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基本的に杉林の中、尾根伝いに下りて行きます。
整備されていて歩き易い道です。
途中で左に折れて尾根を離れます。
少し下ると茶畑が広がり、栃谷の集落に出ました。

IMG_2844.jpg IMG_2847.jpg
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  1|2 1:栃谷尾根  2:尾根を離れる
  3|  3:栃谷集落





梅や水仙、スミレ、オオイヌノフグリなどが咲いて春を感じます。

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  1|2 1:梅  2:水仙
  3|  3:すみれ




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15:19 陣谷温泉の入口です。
前はこの奥の "姫谷温泉" に
立ち寄った事がありますが、
ここから上った記憶がないので
違うルートで下りたんでしょうね・・・



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  車道を下って行くと落合の集落です。
  通りに突き当たり、左に行くとバス停がありました。
  15:37 バス待ちの列に並びます。
  ほどなく定刻にバスがやってきました。



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バスに揺られ5分ほどでJR藤野駅。

駅の渡り階段からは
"緑のラブレター" が見えました。
でも誰も気付かないのか、興味がないのか、
見てるのはTONOだけでした。(^^;




一日かけて歩いた距離を中央本線で戻ります。
相模湖を過ぎると小仏トンネルの中へ。
「お~っ、この真上を歩いたのか~」
TONOが感動に浸っているその頃、姫は・・・
帽子が脱げそうになっても気付かないくらい眠り呆けてました。(笑)


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  トンネルを抜けると高尾駅に到着。
  京王線に乗り換え一駅。
  終点の高尾山口で下車。
  出発地点に戻ってきました。
  疲れた~



 (終わり)


  
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2012 高尾山~陣場山 前編

2012年04月05日 16:02

早いものでもう4月になりました。
先日の春の嵐にも負けず、東京の桜は今週末に見頃を迎えそうです。
さすがにもう雪山の季節も終わりですね。
こうなると萌える新緑が待ち遠しい感じです。


さて先週末は土曜が雨でしたが、日曜は晴/曇。
最近、山はご無沙汰の姫を誘ってどこか登ってみますか。

 「日曜日、この辺は晴れるみたいだけど、どこに行く?」
 「姫、高尾山に行きたい ♪」
 「え~っ! 高尾・・山・・・!?」
 「うん、途中で蕎麦とか団子とか食べたりするハイキングがしたいけど」
 「はぁ・・・じゃあ・・高尾山に行ってみますか・・」
 「うん ♥」

さて "高尾山" と言えば、5年ほど前にミシュラン三ツ星となり、(・・って、どんな基準なんでしょ ^^;)
知床、日光、東京、富士山、京都などと肩を並べる観光スポットに大出世。 w( ̄▽ ̄;)w
・・とは言っても、高尾山は高尾山、ただ往復しただけではつまらな過ぎるので、
密かに "高尾山~影信山~陣場山" と縦走する計画にしときました。(笑)
このルートは8年ほど前に姫と二人で歩いているのですが、
おそらく姫はきれいサッパリ忘れていると思われます。(笑)







2012.4.1(日)

8:39高尾山口駅~8:43ケーブルカー駅~9:12稲荷山展望台~9:43高尾山9:56~
10:39城山
11:07~11:19小仏峠~11:46景信山12:06~13:04明王峠~13:14奈良子峠~
13:39陣場山14:30~(栃谷尾根)~15:19陣谷温泉~15:35陣場登山口



当初電車で高尾山口まで行こうと思っていましたが、
乗るつもりの電車に全く間に合わず・・・
結局車で自宅を出発しました。


IMG_2745.jpg
  8:25 家を出て1時間15分ほどで、
  高尾山麓駐車場に到着。
  ここはすでに満車になっており、
  奥の臨時駐車場に案内されました。
  駐車料金は1,000円/日


ここから少し相模湖寄りに行くと、
高尾山薬王院祈祷殿駐車場と言うのもあるようです。
こちらは250台駐車可能で、500円/日とのこと。



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8:39 京王線の高尾山口でトイレを済ませ、
ケーブルカー駅方面へ向かいます。
焼だんごの焼ける匂いが食指をそそりますが、
出発早々食べてる場合ではありません。(^^;




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  高尾山ケーブルカー駅の前です。
  まだ時間が早いせいでしょうか、
  お土産さんのシャッターは下りたまま。




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ちょうど発車時刻が迫っていて、
ケーブルカーは満員御礼状態。
まぁ、端から乗るつもりはなく、
写真を撮って素通りです。(^^;




IMG_2752.jpg
  さて高尾山にはいくつかのコースがありますが、
  一番登山っぽい "稲荷山コース" を選択。
  8:43 ケーブルカー駅横からコースに入ります。
  コースは所々木段で、基本的に土の道。
  前日の雨でぬかるんでるかと思ってたんですが、
  ドロドロの箇所はほとんどありませんでした。




それにしてもさすがに三ツ星観光地、登山者が異常に多いです。
ここのところ人のいない雪山が続いたので、こんなに人が多いのは久しぶり。
自分のペースで歩けないのはちょっとイライラしますね。(^^;

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道が広くなった所で姫が急ぎ足でパスして行きますが、
抜いても抜いても先に次々現る・・・みたいな。
中には姫が抜こうとすると、抜かれまいと足を速める人とかもいたりして。


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9:12 稲荷山の展望台に到着。
北側が開けていて眺めが良い所です。
東屋では多くの人が休憩してました。
この展望台を過ぎると、
ようやく人が疎らになりました。




ここからはしばしなだらかな尾根歩きが続きます。
道幅も広く、凹凸が少なくて歩き易い。
手を繋ぎたくなる気持ちもわかりますね~♥

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最後、長い木段を姫は一気に上っていきます。(TONOは休みながら・・^^;)

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9:43 高尾山頂(599m)に到着。
広くて、人が沢山いて、茶店があって、自販機が並んでて・・・
いつ来てもどこがピークなのかよく分らない山頂です。(^^;
とりあえずベンチで休憩しました。

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IMG_2769.jpg IMG_2764.jpg

 1|2  1:だだっ広い山頂  2:茶店の自販機
 3|4  3:山頂を示す石柱  4:見晴園地
(写真4ではわかりませんが、標柱の右上に富士山が薄っすら見えていました)




9:56 混雑する高尾山頂を後にして、城山方面へ向かいます。
歩き出してすぐに "モミジ台" の休憩所。
高尾山頂よりも人も少なく落ち着いた雰囲気で、休むならこっちがお勧め。
ただ紅葉の時期は大混雑でしょうけどね。(^^;

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モミジ台は素通りしてどんどん下ります。
けっこうアップダウンあるんだよね。

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10:20 下りきって緩やかに上ると "一丁平"。
パッと開けた気持ちの良い場所です。
皆さんお弁当を広げて笑顔の花が咲いていました。

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一丁平から少し行くと展望台。
ここから丹沢方面の眺めが素晴らしい。
大室山の右に富士山のはずなんですが・・・心眼で見ないと分らないですね。(笑)

IMG_2780.jpg





10:39 なだらかに上り切ったピークが "城山"(870m)です。
ここにNTTの無線中継所がありました。
昔で言えば、烽火台ですな。

IMG_2782.jpg





"城山茶屋" で姫の希望通りお昼にしました。

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IMG_2787.jpg
なめこ汁とおでんを注文して、
オニギリと共にいただきます。
なめこ汁がとても美味しかった~
おでんも味がよく染みてました。

無性にビールが欲しくなりますが、
先は長いし運転もあるので我慢我慢。


 (続く)


  
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2012 冬の雲取山 後編

2012年01月23日 22:20

2012.1.14(土)~15(日)

1日目  鴨沢バス停~登山口~七ッ石小屋~ブナ坂~雲取奥多摩小屋~雲取山~
      雲取山荘(テント泊)
2日目  雲取山荘~雲取山~雲取奥多摩小屋~ブナ坂~登山口~鴨沢バス停





2012.1.15(日)

鴨沢から雲取山に上り、雲取山荘でテントを張ったTONOです。



今回は初のソロテン泊。

気が張ってたのかなかなか寝付けず、

何度もテルモスのお湯を口にしたり、温度計を確認したりしましたが、

いつしか眠りについたようで、隣のテントが撤収する音で目を覚ましました。



テントの入口から外を見るとまだ真っ暗、雪は降っていません。

外気温は計っていないですが、雲取山頂でマイナス10℃+αほどの予報でした。



この日はお昼を姫と一緒に食べる約束なので、鴨沢9:30発のバスに乗る必要があります。

登ってきた感じから、雲取山頂から鴨沢バス停までノンストップで2時間半と計算。

・・・となると、遅くとも7時には雲取山頂から下山を開始しないと。

雲取山荘から山頂まで30分の上りだから、6時半に出発してギリギリ。

余裕を見て6時に出ることにしました。



4:45 惣菜パンとカップスープの朝食。

パンが冷えきってました。(^^;



朝食が終わったらテントの撤収作業に入ります。

テントの中の物を全て収納したら、ヘッデンを点けてテント本体の撤収。

姫と二人だと、姫は中を担当、TONOは外を担当と分担できるんですが、

一人だとけっこう時間がかかりますね。




ザックを背負って小屋の前に出ると、空はホンノリ染まってました。

トイレを済ませ、チェーンスパイクを取り付けます。

DVC00132.jpg
                    (↑ これ・・・いちおう写真です




6:24 結局、予定より20分ほど遅れて出発です。

DVC00133.jpg
       (分かりにくいと思いますが、いちおう小屋を撮ったものです ^^;)




うっすらと雪の付いた急斜面を登ること30分。

6:51 雲取山頂に着きました。

空はすっかり明るくなっています。

DVC00134.jpg





雲の多い空でしたが、山頂からは富士山が綺麗に見えていました。

DVC00136.jpg





7:02 山頂の避難小屋でチェーンスパイクを外し、後は一気に下山します。

石尾根を下り、ブナ坂から先の七ッ石小屋は巻いて、ノンストップです。

以後写真は一枚も撮らず。 (^^;




さて山頂から鴨沢までは、自分の足で2時間半とふんだものの、

実際に下ったことがないのでちょっと不安ではありました。

ただ後半の凹凸のないなだらかな道は飛ばせるはずなので、

途中オーバーペースになって疲れないように、セーブしながら下っていきます。



そして、飛ばせると読んだエリアに突入。

ここで一つ計算が狂う事態が発生。

上ってくる登山者の存在です。

この辺は登山道がさほど広くないんですよね。

山では上り優先なので、どうしても立ち止まる時間が長くなります。

実際にはそんなに長い時間立ち止まっている訳ではないんですが、

時間が押してるので、歩き始めにどうしても小走りになります。



そして、またやっちゃいました・・・

前に痛めた右のふくらはぎ・・・

ただ今回は完全に肉離れを起こした訳ではなさそうで、

痛いながらも少し膝を折って歩幅を小さくすれば何とか歩けます。

この時点でタイムリミットは45分。 果たして間に合うのか・・・

もし9:30のバスに乗り遅れれば、次は10:50!

バス停で1時間20分もただボーッと過ごすのは避けたいところ。




そしてようやく登山口まで下りて、あと15分。 まさにギリギリだ~

足が痛くなければ走って下りれば楽勝だけど、とても走れる状態じゃないし。

でもここは必死で急ぐしかありません。



残り2分! 国道が見えてきた~

あとは角を曲がって、階段を下りて、着いた~

9:30 ジャスト! 鴨沢バス停に到着です。

ザックを下ろして、タオルで汗を拭ってるうちにバスがやってきました。



バスはガラガラ。 ユッタリ席に腰かけて、はぁ~っ・・・疲れた・・・ 

でもそれよりふくらはぎが相当痛いけど大丈夫か・・・

こりゃ来週は山は無理だな・・・


 (終わり)



追記

さて今回初めて使用したVL33用の "冬用外張り" ですが、設営は超簡単でした。

テント本体を立ち上げて、フライの代わりに外張りを被せるのですが、

フライ同様、四隅をテント本体とバックルで接続して、ポールに紐で結びつけます。

この結ぶという動作がアナクロな感じで、唯一やりにくい部分です。


次に外張りの四隅が袋状になっているので、

ポールの入ってるテント本体の角をそこに嵌め込むと、

適度なテンションがかかり安定し綺麗に立ち上がります。


張り綱は、外張りの四辺にあるベンチレーターを通して、テントポールから直接とりました。

本来はスノースカートに雪を載せるんでしょうが、雪はなかったので石を載せてみました。(^^;

DVC00130.jpg




入口は吹流し状になっていて、風や雪が入り込まない構造です。

出入りの際に、テント内外の空気の交換が少なくて、便利だと思いました。

それにファスナーが凍るというトラブルも無縁になりますしね。



外では風に揺れた木々が激しく音を立ててましたが、テントの中は多少揺れる程度で、

空気の動きは全く感じず、安定感がありました。



気密性が高い代わりに、中でストーブを使うときは換気に十分な注意が必要でしょう。

そして結露・・・氷点下なので、結露が凍りテントの内部に霜が付着した状態になってました。

濡れてるわけではないので、山にいる間は何ら問題はありませんが・・・

撤収時に、テントの入口をフルオープンにして、逆さでテントを叩いたら、

かなりの雪と言うか霜と言うか白いモノが出てきました。


帰宅後、乾かすために部屋の中でテントを立てたら、中がけっこう濡れてていて、

結露の激しさをあらためて感じました。

暖房の前で20分も置いておいたら、すっかり乾いてはいましたが。



今回は雪山とは言えない状況での使用だったので、

次回は是非雪の上で設営してみたいと思います。

・・・ただ姫が首を縦に振るかどうかは、かなり微妙なところではあります。

その時はまた一人か・・・ (^^;


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2012 冬の雲取山 前編

2012年01月21日 17:37

2012.1.14(土)~15(日)

1日目  鴨沢バス停~登山口~七ッ石小屋~ブナ坂~雲取奥多摩小屋~雲取山~
      雲取山荘(テント泊)

2日目  雲取山荘~雲取山~雲取奥多摩小屋~ブナ坂~登山口~鴨沢バス停






2012.1.14(土)

この日は奥多摩駅8:35発のバスに乗る予定で、

IMG_1286.jpg時間を逆算して起床時間を決めたはずなのに、

家を出る時点で予定の電車には間に合わず・・・

おかしいなぁ・・何故なんだろう・・ ( ̄ー ̄;

仕方なく次のバス9:30に照準を合わせて出発。
 

西東京バスの奥多摩エリア時刻表


自宅から奥多摩駅まで3時間ほどかかって到着。

丹波行きのバスに乗り込みますが、これが大混雑。

何とか席には座れたものの、立ってる人も多数でラッシュ時の電車状態。


TONOはテント泊の大きなザックを膝の上に載せての乗車。

しかもマットをザックの前面に付けてるので、この体勢がけっこう辛い・・・

乗客は徐々に途中下車していき、最後は楽な格好で座れましたが、

歩き始めるまでにすでに疲労困憊状態です。



IMG_1287.jpg
  バスに揺られる事40分・・・

  10:10 鴨沢で降りたのはTONO+2人。

  いずれもデカいザックの単独行の男性。

  一人は避難小屋泊まり、一人はテント泊の様。




IMG_1289.jpg
10:15 バス停横のトイレで用を済ませ、

靴紐を締めたら出発します。

バス停の丹波寄りからすぐに山側に入り、

ほどなく表示板があり左へ。



途中で舗装路を離れ杉林の中を上ると、車道に合流します。

右手には広い駐車スペースがありました。

IMG_1290.jpg IMG_1291_20120120224506.jpg



ここまではカメラのバッテリーはフルの表示だったんですが、

上の一枚を撮った後、バッテリーがいきなりエンプティーになりました。

一旦バッテリーを外して温めてみたりしましたが、全く状況は変わらず・・・

前日にバッテリーを充電しなかった事を悔やみながら、失意のままトボトボ歩きます。



車道を5分ほど行くと左手に登山口。

凹凸の少ない土の道で、傾斜もなだらか、非常に登りやすい道です。

一旦は登るのを止めて帰ろうかとも思ったんですが、

歩いているうちにだんだんモチベーションが上がってきました。

さて行くとなれば時間も時間だしモタモタしてられません。

テント張る時間もあるし、暗くなる前に "雲取山荘" に着かねば。


・・・

・・・


13:15 一気に "七ッ石小屋" まで来ました。

ノンストップでただひたすら登ってきました。

鴨沢バス停から3時間・・・ほぼコースタイム通り。



ここは丸太の椅子とテーブルが置かれた日溜まりで、ほのぼのとして居心地が良い。

数人の登山者が休憩中でした。

その中の一人が携帯で写真を撮っているのを見て、

「そうか! 携帯のカメラで撮れば良いのか!」←もっと早く気付け!って感じですよね・・・(^^;

DVC00077.jpg



いつも山に携帯は必携しますが、あくまでも緊急時の連絡用で、

電源はoffにしているので、携帯のカメラを使う事を思い付きませんでした。

ここからは携帯で少々撮ってみましたが、

電源を入れて立ち上がるまでけっこう時間がかかるんですよね。

それを待ってる間も歩いてますから、当然シャッターチャンスなんてものは存在しないわけで、

かと言って、常時電源onだとバッテリーの消費が激しいし・・・ ( ̄ー ̄;



"七ッ石小屋" を出て、山肌をトラバースするように進みます。

所々凍結していて要注意です。

30分程行くと "ブナ坂" に出て、広い尾根筋を行きます。 

DVC00078.jpg




眺望の良い尾根歩きは気持ちがイイです。

左手には飛龍に向かう稜線。

富士山は雲がかかり残念ながら見えず。

DVC00118.jpg




14:19 ヘリポートを過ぎると、"雲取奥多摩小屋" です。

ここにはテン場があり、この時点で1張り、翌日下山時に見たら6~7張りありました。

DVC00120.jpg





基本的に尾根通しで進み、いくつか小ピークを越えて行きます。

そしてようやく "雲取避難小屋" が見えてきました。

あそこが山頂だ! あと少し。

DVC00121-2.jpg





15:13 最後の急斜面を上りきると、避難小屋の建つ山梨県側の山頂。

ここから北側へ稜線を進むと、立派な標識の立つ "雲取山"(2,017m)に到着。

今度は正真正銘の東京都の最高地点です。(笑)

前回引き返した地点からほんの1分くらいでした。

DVC00124.jpg





ここは見るからに山頂っぽい雰囲気が漂ってます。

DVC00123.jpg




こんな立派な三角点もあるしね。

DVC00125.jpg




さて、せっかくの山頂ですが、あまりユックリしてられません。

"雲取山荘" まで下って、暗くなる前にテントを張らないと。

DVC00126.jpg




ところが山頂から山荘までがやけに長く感じました。

ちょっと下ったら山荘が見えてくるのかと思いきや、下れども下れども一向に見えず。

途中で道を間違えたのかと地図を確認したくらいです。

20分ほどして小屋の屋根が見えたときはホッとしました。

DVC00127.jpg





15:34 "雲取山荘" に到着。

綺麗で立派な小屋です。

DVC00128.jpg



テントの受付をして(幕営料300円)、奥のテン場に向かいます。

この日、小屋の宿泊客は50人ほどとのことでしたが、

うっすら雪を被ったテン場には1張りのみ。

その横にVL33を張りました。

冬用外張りを被せて張り綱で固定して、

スノースカートに乗せるほど雪はないから石を乗っけたぐらいにして完成。

テントの中にシートを敷いて、マット(リッジレスト+インフレータブル)をセットして、

シェラフ(モンベル#1)とシェラフカバーを出してホッと一息。

DVC00130.jpg



16:10 ビール×2、ワンカップ×1を小屋でゲット。

小屋のオジさんが 「寒いから頑張ってね。」 と声をかけてくれました。




小屋を出ると、もう一人テント泊の方が到着。

鴨沢で一緒にバスを下りた単独行の方でした。

結局この日のテントは計3張り。

DVC00129.jpg
    (左は先人のテント、中央がTONO、その右隣にもう1張り増えました)




さてテントに戻って、惣菜パンをつまみに一人ビールで乾杯。

真っ暗になる前に夕食にしました。

・・・と言ってもお湯で戻すのみですけどね。(^^;

DVC00131.jpg




夕食後、シェラフに足を突っ込んでワンカップをチビチビ。

一人のテント泊ってやることがないなぁ・・・



日が沈み暗くなると、気温もどんどん下がってきました。

気付けばテントの中に白い結晶が無数に付着しています。

氷点下では結露が凍るんだ・・・



20時頃にトイレに行くついでに小屋へ水を貰いに行きます。

見上げると頭上には驚くほどクッキリとした星空。

星の大きさは変わらない筈なのに、一つ一つの星がやけに大きい!

ピカピカとかキラキラじゃなくて、ビカビカという表現がピッタリでした。



「水はすぐ凍っちゃうから、体から離さないようにね。」 と小屋のオジさん。

ダウンの内側にプラティパスを入れテントに戻ります。



二度お湯を沸かして、テルモスを満タンにして、残ったお湯で雑炊を食べました。

テント内でストーブを使うと、アッと言う間にテント内が暖かくなるんですね。
(要換気ですが ^^;)

マイナス5℃くらいだったのが、0℃まで上がってました。

それに暖かい物を食べると身体の中からポカポカ温まります。



身体が暖まったところでシェラフに潜り込みます。

フードをスッポリ被り、肩口のドローコードも締めると、寒さはほとんど感じません。

そのまま眠るとも眠らないとも言えない時間・・・



ゴーッ・・・バサバサバサ・・・

遠くで木々が風に揺れる音・・・ちょっとの間を置いてテントも風に揺すられます。

ただ外張りの効果か、風が吹いてもバタツキ感がなく安心感があります。



夜も更けてきた頃、テントに雪が舞い降りる音がしました。

カサカサカサ・・・いや、サラサラサラかな・・・

あすの朝は雪が積もってるのだろうか・・・


 (続く)


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2012 冬の雲取山 プロローグ

2012年01月19日 19:59

2012.1.14(土)~15(日)

センター試験があった土日は、東京でもグっと冷え込みました。

試験ではトラブルが続出で受験生も大変ですよね。


この週末、姫は用事があり、山に行くのは無理と。

TONOは・・と言うと、またまた土日で連休。

姫に出されたミッションもあるし(笑)、やっぱり一人電車で山か!?

・・・

・・・

さて、年越し燕山荘で見た純白の雪の中でのテント泊。

ハードルは高いけど、TONO的にはちょっと憧れちゃったりするわけです。

「えっ!絶対無理!殿様だけテントね!姫は小屋に泊まるから」 って言われちゃいましたが。(^^;

IMG_1080.jpg
                    (2012.1.1 燕山荘のテン場)




・・・で、フラっと入った山の店で衝動買いしちゃいまいました。


VL33冬用外張り
プロモンテVL33(34)の冬用外張り。 (^^;

これで極寒地での気密性・耐風性がアップ。

スノースカートが雪や風をしっかりガード。



本当に厳冬期の雪山に行くかは別として、GWには使えるかな・・と。

ただGWだと雨が降る可能性もあり、普通のフライも必要になりますが、

まぁ、どっちみち雨ならテント泊しないし。(笑)



さて買ったとなると使いたくなるのが人の常で、早速どこかで試し張りをしたいところ。

週末連休だし、じゃあちょっと行ってみますか♪

電車で行けて、テントが張れて・・少し雪があった方が雰囲気出るかな♪

・・・で、狙った先は鴨沢コースで "雲取山"



昨年10月に "三条の湯" から東京都の最高峰を目指したにもかかわらず、

不覚にも山梨県側のピークのみ踏んで帰ってきたあの山です。(笑)

IMG_9909_20120117135157.jpg
     2011.10.29 雲取山  ↑ 現在このお腹の肉が問題となっております ^^;)




と言うことで登って来たんですが・・・、ここで悲しいお知らせがあります。

カメラのバッテリーがなくなり、ほとんど写真が撮れてません。

しかも登り始めて早々、まだ登山口にさえ着かない内にです。



その直前まではバッテリーの表示はまだ全然減ってなかったのに・・・

以前からフルチャージの表示から1段階減ったと思うと、

アッと言う間にエンプティーになる傾向にはあったんですが、

今回はフルからいきなりエンプティー。


寒さが原因かとバッテリーを温めてみても変わらず・・・ (T T)

もう登るのやめて帰ろうかと思いました。




DVC00142.jpgもしここが丹沢だったら

間違いなくそのまま帰宅したところですが、

奥多摩の鴨沢って遠~いんですよね・・・

自宅から電車とバスを乗り継いで、

3時間半~4時間かかるわけで、

また同じ時間かけて戻る気にもなれず・・・

泣く泣く登り始めたTONOなのでした。




・・なので、この山行レポはあまり気が乗らないんですが、

途中から携帯のカメラで少々写真を撮ったので、それを使って作成することにしました。


本編は登って、休んで、登って、山頂。 テント泊して下山・・・という、

"超スピーディーな展開" かつ "イラスト風(!?)の写真" でお送りします。 (爆)


(続く)


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