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年末年始の燕岳 Vol.7

2012年01月13日 12:59

2011.12.30(金)~2012.1.1(日)

1日目 宮城ゲート 10:21~14:13 中房温泉
2日目 燕岳登山口 6:57~9:52 合戦小屋 10:18~11:32 燕山荘 12:40~13:12 燕岳 13:26
     ~13:58 燕山荘
3日目 燕山荘 7:23~7:53 合戦小屋 8:04~9:10 燕岳登山口 9:26~11:59 宮城ゲート






2012.1.1(日)

冬の燕岳に登頂した二人。

燕山荘で新年を迎えました。

前日寒さに震えた中房温泉と違って、心地良い目覚めでした。



燕山荘の布団はミズノのブレスサーモを使ったモノ。

ブレスサーモは、人体から発生する水分を吸収して発熱効果をもたらす保温メカニズム。

比較的薄くて軽いのに、とても暖かいです。

しかもこの布団は封筒型シェラフ様の構造なので、

多少寝相が悪くともスッポリと身体を包み込んでくれます。


外はマイナス20℃の稜線に立つ山小屋ですが、

この布団+毛布で、暖かく良質な睡眠を得ることができました。

凄いぞ、ブレスサーモ & 燕山荘♪



さて自然に目を覚ますと5時過ぎでした。

ちょうどスタッフがストーブに火を入れてくれたので、

布団を出てストーブの横でボーッと過ごします。



窓からは見える空は厚い雲に覆われ、寒々とした景色。

天気はこの日から下り坂だし、初日の出は厳しいかなぁ・・・

そんな中、燕岳での御来光を狙う人達が、準備を済ませ出ていきます。

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                            (モノトーンのイメージ画像です 笑)





朝食は並んだ順。

6時10分前に食堂に向かうと、すでに長蛇の列。

食堂の前がちょうどトイレですぐそこが玄関と受付なので、

朝食に並ぶ人、トイレに出入りする人、燕岳で日の出を見ようという人で大混雑。

6時になる前に食堂の準備が整った様で、順に席に案内されます。



6:01 二人も席について朝食です。

昆布、黒豆、蒲鉾、鰤の焼き物、雑煮・・・と正月らしいモノが並びます。

やはり雑煮を食べると正月気分が盛り上がりますね。

ごちそうさま~

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6:34 朝食を終えて部屋に戻ると、窓からは明るくなりつつある東の空。

上空は厚い雲に覆われていますが、帯状にオレンジのラインが見えています。

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西の空に視線を移すと、常念山脈は見えていますが、槍穂の稜線は雲の中。

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6:46 東の空は一層オレンジ色に染まり、八と南アがクッキリ。

そして富士山のシルエットもしっかり拝めました。

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曇り空ではありますが、御来光が望めそう♪

出てすぐに雲に隠れそうですから、チャンスは一瞬です。

当初は小屋の外で御来光と考えていたんですが、この窓からでも十分でしょう。

考えることは皆さん一緒で、この窓の周囲はにわかに活気付いてきました。

窓の外にチェックを入れながら、荷物をまとめ出る準備を進めます。

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6:54 太陽が顔を出し始めました。

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6:56 そして2012年の初日の出。。。

標高2,700m、燕山荘から見る御来光です。

横着して暖かい小屋の中から見てしまいましたが。 (^^;

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さてと、姫と新年の挨拶を交わします。

「年が明けたよ♪  おめでとう、今年もよろしくね ♥」




7:12 準備を済ませ小屋を出ると、燕岳はちょっとだけモルゲンロートに染まってました。

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テン場から続く雪面は白いキャンバスの様で何やら美しい。

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残念ながらこの日の天気は下り坂。

結局太陽が顔を出したのは15分程度だったでしょうか。

分厚い雲の切れ間から、まさに奇跡の御来光でした。


太陽が雲に隠れると、風雲急を告げる感じで横殴りに小雪が。

完全な雪にならないうちに下りましょう。




7:23 アイゼンを履いて、下山を開始します。

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小屋の裏から合戦尾根・・・先行する登山者が数名。

太陽はそろそろ完全に雲に隠れてしまいそうです。

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途中から雪が強くなってきました。

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黙々と尾根を下ります。

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7:47 合戦沢ノ頭からは右に下りていきます。

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7:53 小屋から30分ほどで、合戦小屋に到着。

ここで重い12本爪のアイゼンを外し、チェーンスパイクに付け替えます。

体も暖まったので、インナーを脱いで体温調節。

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8:04 合戦小屋を出て、登山口を目指します。

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富士見ベンチ、第3ベンチ、第2ベンチ、第1ベンチとノンストップで通過。

9:10 一気に燕岳登山口です。

ここでチェーンスパイクを外し、トイレを済ませます。

IMG_1103_20120112173712.jpg


ちなみに表のキレイなトイレは閉鎖されており、

裏の冬期トイレを使うのですが、これが異常に汚いです。

利用する場合は心して入らないと、思わずたじろぎます。(笑)




気付いたら姫は山スカに着替えてました。

この人、どこでも山スカなんだよね。 (^^;

9:26 さて後は宮城ゲートまで。

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一旦は外したチェーンスパイクですが、凍結した箇所はツルツル。

下山時に一番怪我が多いのが、この凍結した林道での転倒らしいので、

躊躇なくチェーンスパイクの再登場です。(着脱が簡単だと面倒がらずに付ける気になります)

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チェーンスパイク装着にてスリップフリーの林道歩きを満喫。(笑)

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基本的に平坦~下りなので惰性で歩けますが、信濃坂のトップまでは唯一の上り。

疲れた脚にはそれなりにキツい。

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標高が下がるにつれて、青空が広がってきました。

途中で一枚脱いで体温調節した以外は、ノンストップでひたすら歩き続けます。

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IMG_1121_20120113085554.jpg IMG_1120.jpg

 12  1:一部凍結した流れ   2:信濃坂
 3|4  3:芳雄地蔵菩薩   4:下界は青空が広がっていました



ゲートまで1kmくらいの地点(宮城ゲートまで20分ほどの所)で、

docomoが通話可能になったので、南安タクシーに迎車の電話を入れます。




11:59 宮城ゲートに到着。

ちょうどタクシーも到着したところで、ジャストタイミングでした。

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タクシーに乗り込み、しゃくなげ荘の登山者用駐車場まで。

二人の車を入れて駐車車両は3台のみでした。

元旦から高速の渋滞にハマりたくないので、風呂も入らずそのまま帰路に着きました。



燕山荘での年越しは、天気に恵まれて最高の山行になりました。

元旦は雲が多い天気でしたが、何とか初日の出も見れたし大満足。

こんな穏やかな天気ならまた行きたいところですが、

次はもっと厳冬期らしい景色も見たい気もします。


 (終わり)


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年末年始の燕岳 Vol.6

2012年01月11日 18:10

2011.12.30(金)~2012.1.1(日)

1日目 宮城ゲート 10:21~14:13 中房温泉
2日目 燕岳登山口 6:57~9:52 合戦小屋 10:18~11:32 燕山荘 12:40~13:12 燕岳 13:26
     ~13:58 燕山荘
3日目 燕山荘 7:23~7:53 合戦小屋 8:04~9:10 燕岳登山口 9:26~11:59 宮城ゲート




2011.12.31(土)

冬の燕岳を目指した二人。

燕山荘の受付を済ませ、燕岳の山頂を往復しました。

快晴で風も穏やか、山頂までの稜線歩きは最高でした。



13:58 燕山荘に戻ると、ちょうどツアーが到着したようで大混雑。

混雑が収まるまで、景色を見たり、写真を撮ったり。

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部屋に戻ると大分人が増えていましたが、皆さんツアーではないようです。

大勢のツアー客はどこに入ったんでしょう・・・・?

暖かい本館に入ったのかなぁ・・・



基本的に本館は暖かいですが、奥に行くにつれ寒くなってきます。

一番寒かったのが最奥の棟に行く途中のカイコ棚。

結局ここには誰も入りませんでした。


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12  1:本館から別館に向かう階段   2:階段の途中にある凍りついた扉
3|4  3:階段を登った所の空間      4:二人の部屋はカイコ棚を通過してさらに奥




二人はストーブの前に陣取って、ビールとツマミでダラダラと過ごします。

最初この空間は扉が開放されていたのですが、

気付くと締め切られていて、かなり暖かくなってました。

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南向きの窓からは光が差し込み、明るい日溜りの空間です。

例年ならこの窓は雪で覆われて何も見えないとの事ですから、

今年はかなり雪が少ないようです。

ここには強力な乾燥室(箱)も置いてあって、心強いです。




窓からは居ながらにして絶景を望めます。

西には常念山脈が大天井に向かって伸び、その背後に槍穂の稜線。

陽は大分西に傾いてきました。

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東には安曇野市街の向こうに八ヶ岳と南アルプス。

その間にうっすらと富士山です。

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16:40 西の空がオレンジ色に染まってきました。

二人も小屋の外に出てみました。

すでに多くの人が、カメラを片手に西の空を注視しています。

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そして西鎌尾根と笠の稜線が重なる辺りでしょうか・・・

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陽は今まさに沈もうとしていました。

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燕岳もホンノリと茜色に染まっています。

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おっと、こいつも忘れちゃいけんません。

とぼけた顔してババンバン。(笑)

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16:43 そして、2011年の最後の夕陽が沈みます。

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2011年も二人でいろんな山に登りました。

そして遅ればせながら、テント泊デビューの年でもありました。

キャンプに始まり、6月にはここ燕岳で初のテント山行。

・・・残雪の上でのテント泊は寒く長い夜でした。 (^^;

テントを担いでの西鎌尾根~キレット越えも経験しました。

重くてツライけど、テント泊に不思議な魅力を感じた1年でした。

2012年も良い山行ができますように。。。

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16:48 陽が沈んだ後も、人々は茜色の余韻が残る稜線を見つめていました。

皆さんは、2011年はどんな年だったんでしょう・・・

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夕焼けショーが終わると、ちょうど夕飯の時間。

17:00 そのまま食堂へ向かいます。

ハンバーグ、焼き魚、ポテトサラダ、肉じゃが・・・美味しく頂きました。

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さて、この日は大晦日。

夜はお酒と年越し蕎麦のサービスがあるとのアナウンス。

消灯時間が過ぎても食堂だけはライトを付け、TVも放映するらしい。


夕食後は例のストーブの周りに座り、うつらうつらとその時間を待ちます。

大晦日に早く寝ると、皺や白髪が増えるって言うし、何とか眠らず頑張りました。(^^;




19:29 食堂に行くとすでに皆さん着席して、TVでは歌合戦を放映中。

二人も何とか空いてる席を確保します。

まずは燕山荘のオーナー赤沼氏の挨拶と、山荘のスタッフ紹介。

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そして、キンキンに冷えた "大雪渓" が振る舞われます。

スッキリした飲み口・・・ちょっと厳かな味がしました。


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12  1:食堂に集まった宿泊客   2:振る舞い酒のサービス
3|4  3:二人で乾杯          4:年越しそば



その後は年越しそば・・・ちょっとだけ。(笑)

今年も無事に1年を終える事ができました。 

来年も "細く長く" 健康に過ごせますように。

「・・・でも姫はあまり長生きしなくてもイイんだよね」 (姫談)

姫的には "太く短く" で良いらしい。 (^^;


こうして2011年の大晦日は、燕山荘での年越しとなりました。


 (続く)


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年末年始の燕岳 Vol.5

2012年01月10日 07:07

2011.12.30(金)~2012.1.1(日)

1日目 宮城ゲート 10:21~14:13 中房温泉
2日目 燕岳登山口 6:57~9:52 合戦小屋 10:18~11:32 燕山荘 12:40~13:12 燕岳 13:26
     ~13:58 燕山荘

3日目 燕山荘 7:23~7:53 合戦小屋 8:04~9:10 燕岳登山口 9:26~11:59 宮城ゲート





2011.12.31(土)

冬の燕岳を目指した二人。

中房温泉から合戦尾根を辿り、燕山荘に到着しました。

冬の北アルプスとは思えないほど穏やかな天気で、GWにでも登ってきた感じですが、

山肌を覆う雪の白さはやはり真冬のそれです。

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さて、まずは燕山荘に入って受付を済ませます。

1泊2食付きで1万円/人。

まだ時間が早く、宿泊者の影はまばらです。



スタッフに案内されたのは、最奥の棟。

2階から奥に進んで、階段を上がって更に奥へズンズン行った所。

燕山荘は何度か来てますが、こんな奥まで入ったことはなかったです。

さすが600人収容可能な山小屋・・・まだこんな秘境が残されていたとは。(笑)



とりあえず指定された部屋の一画にザックを置いて、食堂に向かいました。

ちょうど昼時だし、何かお腹に入れてから燕岳を目指そうと言うことで。

姫はうどん、TONOはカレーを注文しました。

ストーブの周りは暖かくて、ウトウトしちゃいます。 (^^;

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さてお昼を食べたら、混む前に山頂を往復しますか。

靴を履いて、アイゼンを付けて、ピッケルはどうするかな・・・

でも使うような斜面はないよねぇ・・・ストックでいいか。



12:40 山頂を目指し出発します。
 
燕岳までは特に危険箇所はなく、天気が良ければ絶景の雪上ハイキング。

花崗岩の奇岩も目を楽しませてくれます。

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左手には槍穂~裏銀座の圧巻の稜線。

穂先に続く北鎌尾根の険しさに目を奪われます。

それに比べ西鎌尾根はなだらかですなぁ。

西鎌の上には笠ヶ岳が覗いています。

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槍穂へズーム。

槍~大喰~南岳と続く稜線・・・切れてる所が大キレットか・・

北穂、(涸沢岳は北穂の陰か)、奥穂~吊り尾根~前穂・・・かな。

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お馴染みのイルカも白イルカになりかけてます。(笑)

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燕岳に近づくと徐々にその見え方が変化します。

見渡す限り人影はなく、風の音だけが聞こえています。

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さて燕岳の基部まで来ました。

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最後の上りです。

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13:12 燕岳(2,763m)に登頂。

快晴とは言え、さすがに吹く風は強烈に冷たいです。

姫は完全武装で、あなた誰?・・状態。  モザイク不要ですな。(笑)

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北燕岳への稜線まで下りてみました。

強風で雪は飛ばされてしまうのでしょうが、それにしても雪が少ないです。

背後には真っ白い裏銀座の稜線が連なります。

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北燕岳方向・・・行ってみたい気もしますが、

2007年のGWに登ったときに、最後の急斜面は雪が深くて大変だったので、

この時期は二人にはちょっと登れそうにありませんな。

・・・ピッケルも置いてきたしね。 (^^;

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13:26 そろそろ小屋に戻りますか。

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めがね岩を通して見る燕山荘。

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燕山荘の左に南アルプスが確認できます。

そしてその左にはうっすらと富士山です。

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13:58 燕山荘に戻ってきました。

ちょうどツアーが到着したらしく、小屋前は大混雑。 ( ̄ー ̄;

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テン場のテントも増えていました。

陽が落ちれば、マイナス20℃の世界ですから、

二人がこの時期にテントを張るのは修行しても無理かなぁ・・・ (^^;

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 (続く)


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年末年始の燕岳 Vol.4

2012年01月08日 07:50

2011.12.30(金)~2012.1.1(日)

1日目 宮城ゲート 10:21~14:13 中房温泉
2日目 燕岳登山口 6:57~9:52 合戦小屋 10:18~11:32 燕山荘 12:40~13:12 燕岳 13:26
     ~13:58 燕山荘
3日目 燕山荘 7:23~7:53 合戦小屋 8:04~9:10 燕岳登山口 9:26~11:59 宮城ゲート






2011.12.31(土)

中房温泉から合戦尾根を登ってきた二人。

10:18 合戦小屋でアイゼンを付け、燕山荘を目指します。

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アイゼンを付けるとグリップ力は格段に上がります。

シッカリ靴紐を締めていないと、そのまま靴が脱げそうになります。(笑)

・・・かと言ってあまり締めすぎると、血行が悪くなって足が冷たくなるし。 ( ̄ー ̄;




"合戦沢の頭" へ向けて急登します。

樹林帯はダケカンバの潅木帯へと代わり、そろそろ森林限界を超えます。

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そして稜線の奥にピッと見えてきたのは "槍の穂先"。

富士山と槍ヶ岳は、どこから見てもそれとわかる形ですよね。

これが見えると何か元気が出ます。

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10:36 "合戦沢の頭" に上がりました。

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           (振り返って撮影・・・二人の登山者が下っていく方向が合戦小屋)




ここから進路を左に変え、稜線を辿ってなだらかに登っていきます。

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白い雪、青い空、気持ちイイです。。。

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右正面に伸びる "燕~北燕" の主稜線を見ながらの稜線漫歩。

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そして左正面には "大天井岳" へと続く稜線です。

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振り返れば、有明山の向こうに安曇野の市街でしょうか。

その背後は美ヶ原?、そして八ヶ岳を確認できます。

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いよいよ "燕山荘" がハッキリ見えてきました。

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そして "槍の穂先" も一層大きくなってきました。

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穂先へズーム。

雪の付いた冬の槍・・・う~む、カッコイイです。

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さて、燕山荘直下の急斜面が迫ってきました。

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あと少し。

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小屋の裏を通って、主稜線に出ました。

思ったより風がなくて、穏やか。

笠ヶ岳~裏銀座に続く白い稜線が素晴らしい。。。

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正面は燕岳。

白髪に白髭となったゴリラの横を通り、燕山荘に向かいます。

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11:32 燕山荘に到着。

登山口を出発して4時間35分。 合戦小屋から1時間14分でした。

"合戦沢の頭" からは景色に見とれて、ちょっと時間が掛かりました。(^^;

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お~っ!! テントが張ってありますね!

ここは風の通り道ですから、夜はどんだけ寒いんでしょう。

ちなみにこの日の朝はマイナス20℃だったようです。 (ノ゚ο゚)ノ

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 (続く)


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年末年始の燕岳 Vol.3

2012年01月07日 06:32

2011.12.30(金)~2012.1.1(日)

1日目 宮城ゲート 10:21~14:13 中房温泉
2日目 燕岳登山口 6:57~9:52 合戦小屋 10:18~11:32 燕山荘 12:40~13:12 燕岳 13:26
     ~13:58 燕山荘
3日目 燕山荘 7:23~7:53 合戦小屋 8:04~9:10 燕岳登山口 9:26~11:59 宮城ゲート





2011.12.31(土)

冬の燕岳登頂を目指した二人。

宮城ゲートから林道を13km歩き、中房温泉に宿泊しました。


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明け方はかなりの冷え込み。

布団の肩口から冷気が入り、よく眠れません。

5時過ぎに部屋のストーブが付いたので、

布団から抜け出し活動開始。




あまり寒いんで風呂に行こうかとも思ったんですが、

"御座の湯" は温いし、"大湯" は半露天で脱衣所も寒いし、

本館から大浴場に行くには一回外に出なくちゃいけないし・・・

結局、風呂はやめときました。 (^^;



6:00 朝食の時間。

朝食は並んだ順です。

鮭、納豆、海苔とかだったかなぁ・・・

食べると体があったまりました。




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  6:50 準備をして外に出ます。

  ツアーの集合時間と重なったようで、

  玄関~玄関前は大混雑してました。





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6:52 旅館から登山口までは、徒歩1~2分。

玄関前と比べると人は疎らでした。




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  登山道には最初から雪がある様子。

  6:57 例のチェーンスパイクを装着して

  登り始めます。




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少し登ると東斜面には太陽が差し込みます。

木々の間からは青空が広がり、気分も上々。





7:30 歩き始めて33分。 第1ベンチに着きました。

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テルモスのお湯を飲んでちょっと休憩。

マイナス14℃でも、歩いているとうっすら汗ばみます。

ここで一枚脱いで体温調節しました。




7:36 第1ベンチを出発。

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8:00 24分で第2ベンチに来ました。

ここで、姫はオーバーパンツを脱ぐようです。

隣のおじさんもいきなり脱ぎ始めた姫に驚いてました。(笑)

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でも脱いだ下からも同じようなパンツが見えています。

・・・で、その下にはタイツを3枚ほど重ね着!・・って着過ぎでしょう。 (^^;

「何枚も穿いてるから脚が動かしにくいんだよね~」 (姫談)




8:07 第2ベンチを出発します。

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基本的に樹林帯ですが、

時おり木々の切れ目から白い峰が見え、

モチベーションを上げてくれます。




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  8:37 ちょうど30分で第3ベンチ。

  ここはそのまま通過します。




IMG_0898.jpg
さて第3ベンチ~次の富士見ベンチ間は

合戦尾根の中で最も急な区間。

これくらいの傾斜になると、

アイゼン無しではけっこう厳しい。

さすがにチェーンスパイクでは、

グリップ力不足は否めません。





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  9:12 35分で富士見ベンチに到着。

  ここでパンを食べて休憩しました。





さて、富士見ベンチと言うくらいだから、富士山が見えるのかな・・・

で、よ~く見ると・・・左に八ヶ岳、右に南アルプス、そしてその間に・・見えた!

うっすらとではありますが、富士山のシルエットです。

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9:22 富士見ベンチを後にします。

ここで全行程の半分以上は来てます。

さて次は合戦小屋だ。




富士見ベンチを過ぎると傾斜が緩み、

木々の間に白い常念山脈が見え隠れします。

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9:52 30分で合戦小屋(2,350m)に到着。

登山口からは2時間55分。

休憩を含めてほぼコースタイム。

良いペースで来てます。




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  この小屋は冬期クローズ。 

  ベンチテーブルも片付けられています。

  ここでトイレ休憩としました。




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小屋の前にはテントが1張り。 

他にも張った痕跡が残ってました。

二人はチェーンスパイクを外し、

12本爪のアイゼンに履き換えます。





10:18 ズッシリと重くなった足元を踏みしめ、いよいよ稜線に上がります。

IMG_0915-2.jpg

 
 (続く)


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