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2011 GWの立山 撤収!

2011年05月17日 17:22

2011.5.3 (憲法記念日)

扇沢から室堂に入り、"雄山" に登った二人。

下山した後は "室堂山荘" に宿泊しました。



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若いカップルと相部屋でしたが、

7.5畳の部屋を4人で使用なので

スペース的には十分でした。

                                 (写真は翌朝撮影したものです)


このカップルは、この日同じく "雄山" を目指したようで、

翌日は "八方尾根" を登るとのことでした。

・・・昨年の二人のGWを思い出します。 ( 2010 残雪の唐松岳



山荘内は暖房が効いてて、風呂もあって快適に過ごせます。

残念ながら山荘内の写真は部屋の一枚のみ。

 当初はこの山荘に連泊する予定だったので、
 写真は翌日撮ろうと思ってたんですよね・・・

 

・・・

・・・

IMG_6407.jpg
  翌朝、起きるとガスガス。

  「え~っ、聞いてないよ~」 って感じ。


  (← 室堂の空をカラスが飛ぶ・・・
   こんな高地にもカラスいるんだ!?)


    


山荘のおじさんに、これからの天気を聞いてみると、

「予報では晴れだったんですけどねぇ・・・ この後晴れてくるのかどうか・・・」 と。



P1010511.jpg
この日は "奥大日岳" の予定でしたが、

こんなに真っ白じゃあ、

どこへ向かえば良いのやら・・・




結局、この日の予定を大きく変更。

山荘をチェック・アウトして、この日はどこか下の温泉に泊まることに。



8:03 真っ白い世界を "室堂BT" へ続く竹竿を追って歩き始めます。

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IMG_6411.jpg

少しするとガスが取れ始め

視界が良くなってきました。

(一見真っ白ですが、拡大すると遠くも見えます ^^;)





諦めきれない二人は、 "雷鳥沢" の方向へ引き返したりしてたんですが・・・

「グウェ~」 と聞き覚えのある鳴き声を耳にしました。 

・・・ 雷鳥か!?

二人で辺りを探すと・・・ いました

IMG_6415.jpg


基本は白ですが、ところどころ黒い羽に変わっています。

しばし、ハイマツの付近で何かを啄ばんでましたが、

突然、羽を広げたかと思うと、斜面をなめるように低空飛行。


「あいつ・・ 飛んだよ・・・  雷鳥って・・ 飛ぶんだ・・・!?」 

二人とも雷鳥が飛んだのを初めて見ました。

ドタバタした格好悪い飛び方でしたが、何か心が和みますね~ (^^)




8:22 ガスは次第に取れてきたんですが、今度は雪が。
 
ここでモチベーションは完全にダウン。

悪天候の使者である雷鳥も見ちゃったし、もう撤収でしょう。

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・・・で、完全に撤収を決めたとたん、ガスが急速に取れて青空まで。 ( ̄ー ̄;

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"みくりが池温泉" まで来ると、"奥大日岳" も見えてるじゃないですか!?

IMG_6431.jpg



"室堂乗越" から稜線を辿る登山者の姿も確認できます。

しかし、一度下がった二人のテンションはもう上がりません・・・

今日の天気を信じて登った人だけが、今あの稜線を歩いてるんだよね・・・




"地獄谷" 方面・・・ 立入禁止になってました。

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"みくりが池" は雪に覆われ、

陥没があるのがわかる程度。






9:00 室堂バスターミナル

まだこの時間に下山する人は少ないですなぁ・・・

あとは淡々と乗り物を乗り継ぐのみ。

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                          (大観峰から黒部平方向を見下ろす)




混んでないので、1時間40分ほどで扇沢です。

さて今日の目的地は、新穂高温泉。

目当ての宿に電話すると・・・ あっさり部屋が取れました。 (^^v



扇沢から大町に下る途中で、遅い春の息吹を見つけました。

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この辺りは桜も満開~散り始めと言ったところ。

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後立山南端の峰々に別れを告げ、新穂高温泉へ向かいます。

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・・・扇沢から3時間。

(思ったより時間かかるのね ・・;)

今宵の宿に到着しました。

明日は "西穂独標" だ



 (宿編はあっちのブログ♥ で掲載中)


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2011 GWの立山 後編

2011年05月15日 20:35

2011.5.3 (憲法記念日)

"扇沢" から乗り物を乗り継ぎ "室堂" に入った二人。

"室堂山荘" に荷物をデポしたら、"雄山" に向けて出発しました。


まずは "一ノ越" を目指して、雪原の中をなだらかに登って行きます。

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こちらは重装備の山岳部。

急ピッチで接近する姫を見て

道を空けてくれました。 m(__)m




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  そして、ボーダー&スキーヤー。

  雪があればどこまでも・・・みたいな。 (^^;




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最後は、スノーシュー軍団。 

次から次へ出るわ出るわ・・・

総勢30人ほどでしょうか。

何かのツアーなのかなぁ。 (・・;




中には、Gパン、スニーカー、手ぶらで登ってくる観光客も。

そんな軽装で天候が急変したらどうするんでしょ・・・ ( ̄ー ̄;




IMG_6373.jpg
  10:24 "一ノ越" に到着。

  上がると急に風が強くなります。

  雪壁で風を避けながら休憩です。


  (⇐ 見知らぬおじさんのモデルになってる姫 ^^;)




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これから向かう "雄山" を観察。

通常は左の尾根を行くんですが、

スキーの彼(中央)はひたすら直登!

直登は写真よりかなり急です・・・ (^^;





振り返ると、"室堂山荘"、"室堂BT"、その向こうには翌日登る予定の "奥大日岳"。

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10:49 さて、"雄山" に向かいます。

ほとんど岩と雪のミックスです。





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  基本的にそう問題はないのですが、

  ルートの取り方によっては、

  凍った急斜面となり油断は禁物。






P1010495.jpg
"一ノ越山荘" を見下ろします。

この辺りまでは姫を追って

良いペースだったんですけどね・・・





"室堂" まで乗り物で一気に上がってきてるので、あまり認識しないのですが、

ここって、標高3,000m級の高地なんですよね。

高所障害の出やすいTONOは、体が重くて何となく息苦しい・・・

一気にペースがガタ落ちになってきました。

いつもの様に姫の背中が遠ざかっていきます。

IMG_6379.jpg
                (写真中央、こっちを向いて待ってるのが姫かなぁ・・・ ^^;)




重い足を1歩1歩前へ踏み出し、とりあえず着きました。

11:47 三角点のある "雄山" (2,992m) です。

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扇沢に向かう時に、反対側から見た "赤沢岳" "針の木岳" ・・・

今年の夏は行ってみるかなぁ。。。




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ザックをおろしたら、

"雄山神社" のあるピークへ。





ここが "雄山" 山頂(3,003m) です。

IMG_6387.jpg


後に見えるのは、"奥大日岳" ・・・

ここからでも、稜線に "雪庇" が張り出してるのがわかります。



そして、別山へ続く縦走路の向こうには "剱岳"。

IMG_6389.jpg


剱・・・カッコイイですよね~

今年も登りたいなぁ 



このピークでしばし眺望を楽しんでいると、

ヘルメット、ハーネス、ザイルなどを装備したパーティーが "大汝山" 方面から上がってきました。

逆ルートで、"雄山" から "大汝山" に向かう人達もやはりクライミング装備です。


ここから "大汝山" までは、凍り付いて危険との前情報でしたが、

やはりシビアな状況は変わりないようです。

立山最高峰である "大汝山"(3,015m) のピークを踏みたいところでしたが、

今回はちょっと無理そうですな。



一等三角点にタッチしたら撤収です。

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12:11 下山開始します。





春の陽射しに誘われ、"一ノ越" から下る途中で雪面に座って休憩してみましたが、

陽が陰った瞬間、寒~い。 (ノ゚ο゚)ノ

・・・サッサと山荘に行きましょ。


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  13:20 "室堂山荘" に戻りました。

  アイゼンを外して、中に入ります。



 (続く)


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2011 GWの立山 前編

2011年05月13日 11:01

2011.5.3 (憲法記念日)






この日は "室堂" に入るべく、 "扇沢" に向かいました。

トロリーバスの始発が 6:30なので、 6:00には駐車場に着きたいところでしたが。



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  正面には "赤沢岳"

  その向こうは快晴とは言い難いけど、

  まあまあの天気かなぁ・・・





6:16 "扇沢" に到着。

予想よりも大分空いてて、駐車場にはまだ余裕がありました。





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車を駐めて券売所に向かうと、

( ̄▽ ̄;)!! 並んでんジャン・・・

準備の間に交代で並べば良かった~

でも '09年9月 を思えばまだマシか。




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  結局、始発は並んでる間に出て、

  次の7:00のチケットをゲット。

  20分待ちなので、モーマンタイ。

       (トロリーバス乗車待ちの人々)



IMG_6350.jpg
7:00 トロリーバスは定刻に発車。

二人は余裕で座れましたが、

最後は足の踏み場もない超満員。

 並んでて良かった・・・ ^^





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  7:16 "黒部ダム" 着。

  ダムの水位は大分低くて、

  当然放水とかはしてません。

  ここを観光するなら夏ですな。





IMG_6356.jpg

7:35 ケーブルカーに乗り込みます。

ポジションミスで席をゲットできず・・・

でも乗車時間は5分だし、まっいいか。




7:40 "黒部平" 着。

お次はロープウェイですが、

"黒部湖" で渡された整理券で乗車時間が決っています。




IMG_6358-1.jpg
  待ち時間があるので展望台へ。

  "タンボ平" の真っ白な斜面に、

  いくつものシュプール。

  ← ちょっとお姉さん・・・目立ち過ぎ!
     観光客の中で浮きまくりです。 (^^;






IMG_6357.jpg
展望台でひとしきり眺望を楽しんだ後、

お腹の空いた二人の足は、立ち食い蕎麦屋へ。

蕎麦を啜ってる内に、整理券の時間は過ぎ去り・・・

次の時間でロープウェイに乗り込むのでした。 (^^;


このロープウェイは途中に支柱が1本もないワンスパン方式。
通称 "柱ない(走らない)ロープウェイ" と言うらしい。(笑)







8:37 "大観峰" 着。

ここからは再びトロリーバスです。



8:45 ほとんど待ち時間なくバスに乗車。

"雄山" 直下に掘られたトンネルの中を、バスはモーター音を発しながら進みます。



8:55 標高2,450m "室堂" に到着です。

ターミナル駅の3階を出ると、眩しい~!!

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前も後も右も左も、見渡す限り真っ白い世界。

そしてその雪原の向こうに立山の峰々が聳えます。




img01.jpg
かの有名な "雪の大谷" は、

"室堂BT" から "天狗平" 方面へ少し行った所。

"大谷" 付近は吹き溜まりとなっていて、

その積雪量は20mにもなるらしい。

今年は雪の壁が17mあったとのこと。


やっぱ見てくれば良かったなぁ・・・

写真は 立山黒部アルペンルートオフィシャルガイド より拝借。→





IMG_6365.jpg
  当然バスターミナル付近でも

  まだ相当な雪が残っていて、

  その積雪は 2m50cmといったところ。





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この日は "雄山" に登る予定ですが、

まずは宿泊先の "室堂山荘" へ。





不要な荷物を山荘にデポしたら、広~い雪原に飛び出します。

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 (続く)


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2009 剱岳 Vol.9 アルペンルートを観光♪

2010年09月30日 14:38

2009.9.25(金)  剱岳 4日目 「室堂~扇沢」


今日も快晴です。

6:50 朝食の前に外に出てみました。

宿のすぐ傍に、 "みくりが池" があります。

IMGP4785.jpg
(雄山3,003m)                   (浄土山2,831m)


"みくりが池" は水深15m、周囲630mの火山湖。

風が無く静かな水面に、立山三山を映し出しています。

紺とも黒ともつかない深い水の色。

う~ん、実に神秘的な美しさですね。



6:56 "大汝山" の陰から、ようやく太陽が顔を出しました。

IMGP4786.jpg


まるで雪が積もったかのように、山肌が白く輝きだします。

まだ雪の残る初夏なんかも、綺麗なんだろうな~♪



宿の建つ高台から、昨日の地獄の階段を見てみました。

IMGP4791.jpg


階段が入りきらず、パノラマモードで撮影。

ところがパノラマで撮ったら、手前が湾曲してしまいました。(^^ゞ

右端に "地獄谷" の噴煙が見えます。


おっ! 階段の中ごろに、登山者を確認できますね。

昨日の最後の登りを思い出します・・・

辛そうだな~



7:10 朝食はバイキングでした。

"赤岳展望荘" でのトラウマがフラッシュバックしますが、

今度は確かにバイキングでした。(笑)

バラエティに富んだ朝食に大満足。


朝食後、部屋に戻り、ザックのパッキング。

8:10 チェックアウトして、 "室堂ターミナル" へ向かいます。



先ほどと比べると "みくりが池" はその水の色を変え、

さざ波一つない水面は、鏡の如く "浄土山" を映し出していました。

IMGP4794.jpg



振り返れば、 "別山乗越" の左に、 "剱岳" がその頂を覗かせています。

立山三山とは一線を画する、岸壁に守られた黒い岩の頂です。

IMGP4797.jpg




ハイマツの中の遊歩道を進むと、小ぶりな池の畔に出ました。

"みどりが池" という名前が付いていました。

ここも綺麗な池で、透明感のあるその水面はやはり鏡のようでした。

P1060062.jpg




チングルマの果穂が、朝の光を浴びてキラキラ輝いています。

IMGP4799.jpg


素敵な秋色の風景ですね~(^^♪

でも秋の装いを見せる時期は短い。

この2週間後、北アルプスでは初冠雪を見ました。

ここ "室堂" 一帯も例にもれず、白銀の世界となったようです。



"ホテル立山" が見えてきました。

このホテルに隣接して "室堂ターミナル" があります。

IMGP4800.jpg




ターミナルへ降りる前に、 "立山玉殿の湧水" (たてやま-たまどの-の-ゆうすい)へ。

"点の記" にも出てくる "玉殿岩屋" が、この名前の由来だろうか?

IMGP4803.jpg


この湧水は、立山の主峰 "雄山" の直下から噴出したものとのこと。

冷たくて軟らかい口当たり。

美味しい水ですね~(^^♪



姫はペットボトル3本に詰めて持ち帰り。

IMGP4804.jpg


この日はガラガラでしたが、シーズン中の休日などは、

水を詰める人の列ができるほどの賑わいのようです。



8:44 閑散としたターミナルからバスに乗り込みます。

IMGP4805.jpg


乗客は数人だけ。

行きの喧騒が嘘のようです。



トローリーバスに揺られて10分。

8:55 着いた先は "大観峰"

展望台に上がると、紅葉に彩られた岩壁が迫ります。

IMGP4808.jpg



そして、その岩峰からなだらかに続く大斜面が "タンボ平"。

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眼下には、その "タンボ平" と "黒部湖" を見下ろします。

IMGP4807.jpg
           (赤沢岳2,678m)          (針ノ木岳2,821m)



9:10 ロープウェイの窓から見る "タンボ平"

P1060065.jpg
                                (浮かぶ雲がいい感じ~)


まだ紅葉には時期が早いようです。

でもここが真っ赤に色付いたら見事だろうな~♪



9:17 "黒部平" に到着


9:30 10分ほどで、ケーブルカーに乗り継ぎ。

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9:35 "黒部湖" 着

"黒部ダム駅" に向かい、ゆっくり歩きます。



うあ~っ! ダムの放水は迫力ありますね~ (゚◇゚)

上から見ると、目も眩む様な高さです。 (ノ゚ο゚)ノ

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ダムの中心部にきました。

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                      (後方に見えるのは大タテガビン2,075m)



それにしても、平日ってビックリするほど空いてるんですね~(⌒▽⌒;)

IMGP4828.jpg



思いっきり観光客になって、展望広場行ってみることに。

よりダムに近い、新展望広場へ向かいます。

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ダム放水の水しぶきに虹が架かっています。 ♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ

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しばし、ダム~黒部渓谷の景色を堪能し、展望広場を後にしました。

来年は "下ノ廊下" を歩いてみたいな。。。



お土産を物色中、トローリーバス発車5分前のアナウンスを聞き、

慌ててバスの乗り場へと向かいます。

IMGP4837.jpg


それにしても・・・何で誰もいないんだろう (・・?

この通路、風の通り道のようで、冷たい風が吹きぬけます。

温度計の針は10℃を指していましたが、体感的にはもっと寒いです。 )゚0゚(



10:35 トローリーバスに乗り込みます。

IMGP4838.jpg



10:49 扇沢に到着

途中黒部ダムで50分ほど観光しても、室堂から2時間です。

行きの5時間はやはり異常ですね。



ここでトローリーバスを観察。

IMGP4840.jpg


上の架線から電気を得て、走っています。

見た目はバス以外の何物でもないのですが、

法令上は無軌条電車として、鉄道に分類されています。

現在日本では、ここ立山黒部アルペンルートでしか運行されていません。



電気は、黒部ダムの水力発電によるものです。

CO2排出のない環境に優しいバスなんですね~(^o^)丿

排気ガスが出ないため、トンネルの中の走行でも換気装置は不要です。



扇沢の駐車場は、入口側のみ埋まってましたが、

通路に駐めてあったのはTONOの車のみ。 (^^ゞ

IMGP4841.jpg


靴を履き替え、車に乗り込み、近くの温泉で一風呂浴びて帰りました。


 (終わり)


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2009 剱岳 Vol.8 ヘロヘロの下山

2010年09月29日 14:30

2009.9.24(木)  剱岳 3日目 「剣山荘~室堂」


13:34 メインザックを背負い、再出発します。

IMGP4738.jpg



お昼を食べている間に、また青空が広がってました。

"剱沢小屋" へ向けて歩きます。

P1060044.jpg



赤く色付いたナナカマドが、ちょうど見頃を迎えていました。

P1060045.jpg



"前剱"、"剱"、そして "源次郎尾根"。

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13:58 "剱沢小屋" を通過。

小屋の手前から "剱岳" の雄姿。

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14:14 まだ "剱沢キャンプ場" を過ぎたばかりなのに、

TONOはもうバテバテのフラフラ。 (*_*)

さすがに2日連続の剱は堪えました。

P1060049.jpg


そしてここから "別山乗越" までは、ひたすら上りになります。 (>_<)

体力的にここが、この日一番きついポイントでした。



15:04 やっと "別山乗越" だ。

IMGP4745.jpg
                                   ("剱御前小屋" の前)

さあ、あとは下るだけだ~!

(この認識が間違っていたことは、この時は知る由もない ^^;)



"雷鳥坂" からは、立山の紅葉が広がります。

IMGP4756.jpg



綺麗ですね~。

ガスに覆われ、青空が見えないのが残念ですが、

まあ合格でしょう。(^^♪

P1060055.jpg



見事な紅葉に思わず足を止めます。

IMGP4759.jpg



16:14 "浄土川" に架かる1本橋を渡ります。

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16:25 "雷鳥沢キャンプ場" を通過中に通り雨。

雨具を着込み、ザックカバーを付けます。

IMGP4763.jpg


左前方には、"雷鳥沢ヒュッテ" が見えてきました。

TONOはこの時点で、もう到着した気分になってました。

しかし5分後・・・

これが大間違いであることを、

身をもって気付かされることになります。



なんかこの道・・・・上ってない・・・? (・"・;

姫にかなり後れを取りながら、何とか足を進めます。

P1060056.jpg



あっ、オトギリソウ(弟切草)だ。

写真を撮るふりをして、ちょっと休憩。 (^^ゞ

IMGP4765.jpg



16:37 "雷鳥沢ヒュッテ" を通り過ぎると右手には池糖が散在し、

その向こうに "地獄谷" が見えてきます

IMGP4768.jpg



噴煙が立ち込める "地獄谷" です。

P1060059.jpg


硫化水素の臭いが強烈! ( ̄▽ ̄;)

この辛いときに息も止められないし、まさに地獄だ~!



「この先ガスが濃くなっておりますので、すみやかに通り抜けてください。」

IMGP4770.jpg


って・・・それは無理

もう疲れきってますから、速やかには通り抜けられましぇん。 (+_+)

しかも上りだし・・・



そして本当の地獄はここからだった・・・

見よ、この延々と続く石段を

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目指す "みくりが池温泉" は・・・左上に見えます。

( ̄▽ ̄;)!! ガーン

マジすか・・・

行きに通った時は下りだったし、

疲れてなかったから全く気にならなかったけど、

これって地獄の石段だ~ (T_T)



最後の力を振り絞って1歩1歩進みます。

もう前は見ず、ひたす石段を上ります。


・・・

・・・


そして、とうとうその時はやってきました。 ・・って大袈裟ヾ(・・;)ォィォィ

17:07 "みくりが池温泉" に到着です。

やっと着いた~ (-。- )

IMGP4776.jpg



入口には 「日本秘湯を守る会」 の提灯が、ぶら下がってました。

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この日、宿は満室で混んでいました。

二人は夫婦・カップル用の相部屋です。

そして何と、二段ベッドならぬ三段ベッドの一番上でした。

ほとんど屋根裏部屋状態です。

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でもこの空間を、プライベート感覚で使うことができました。 (^_^)v

ただここに上がるのが、けっこう大変。 (・・;

ザックを背負ったまま、梯子で二段目に上がり、

そこからさらに梯子で上に行きます。

酔ってたり、寝ぼけたりして、落ちた人はいないんだろうか・・・?



荷物を整理して落ち着いてから、風呂へ行ってみました。

IMGP4778.jpg


男女別に内湯があります。

「雲上の温泉」・・・ここは標高2,410mの日本最高所の温泉です。

ちなみに露天風呂の最高所は、

八ヶ岳の本沢温泉(標高2,100m)ということになっています。(過去記事は→こちら


風呂は多くの人が入っており、とても写真を撮れる状態ではありませんでした。

宿のホームページ(→こちら)でご覧下さい。

浴槽は2つあり、小さい方がやや熱め。

大きい方は適温でした。

硫黄臭のする白濁したお湯です。

山歩きの疲れを癒してくれる良いお湯でした~ (*^。^*)



夕飯は食堂で。

刺身が出てビックリしたけど、

よく考えれば "富山湾" が近いんですよね。

IMGP4782.jpg



夕食後に外に出ると、満点の星空が広がっていました。

しばし星空を眺めた後、部屋に戻り早めに就寝。

三段ベッドの最上段は、何か暑くて寝苦しかったけど、

いつの間に眠りに落ちました。


 (アルペンルートを観光 へ続く)


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