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2009 阿弥陀岳 "静かな山を満喫"

2010年07月31日 18:00

2009.8.2 (日)

6:55 登山口からはいきなりの急登です。

27 急だな~



さて今回、姫は初の山スカート。

28 一息


急斜面で後ろから登って行くと、

パンツが見えそうでドキドキします。

でも下に短パンが付いているので、実際には見えないんですけどね。 (^^ゞ



7:04 尾根に上がりました。

ここで、"旭小屋" からのルートと合流します。

29 尾根上



急な登りで早くも大汗。 レインウエアを脱いで体温調節。

30 暑い




7:17 さて行きましょう。

この先、一部ルートが不明瞭で分かりにくいですが、

ともかく尾根を先に進むと、すぐに明瞭な登山道に出ます。

32 立て標識



ここから先はず~っと左側に鉄線が張られ、

こんな看板が立てられています。

33 罰金10万円
                         (たくさんキノコが採れるみたい)



このきのこ山では、「ギンリョウソウ」(銀竜草)をたくさん見ることができました。

34 ギンリョウソウ



ひたすら登るといつしか鉄線はなくなり、

明るいシラビソの林の中に、まっすぐ道が伸びています。

35 シラビソの林



日当りの良い場所に、「リンネソウ」が咲いてました。

36 リンネソウ


スウェーデンの植物学者である“リンネ”がこの花を大変好み、

リンネの名前を献じてこの名が付けられたそう。


淡いピンク色の花で控え目な感じだが、実に可愛らしい。

1本の花茎から2つの花が並んで咲くので、

日本では「メオトバナ」と呼ばれています。



この時期はどこへ行っても見かける「ゴゼンタチバナ」(御前橘)

37 ゴゼンタチバナ



傾斜が緩み平らなピークに着きました。

38 ピーク



8:59 "立場山" (2,248m)です。

39 立場山


樹林に囲まれたピークで展望は全くなし。

写真だけ撮って通過します。



ここから、一旦下ります。

40 一旦下り



途中「エゾシオガマ」(蝦夷塩釜)を見つけました。

43 P1050732


蝦夷の名が付いてますが、

北海道だけでなく本州の中部以北でも生息しています。

ここ南八ヶ岳でもたくさん見かけました。



9:21 「青ナギ」と呼ばれる特徴的な場所に到着。

晴れていれば、"阿弥陀岳" の雄姿を望めるはずだが・・・

44 青ナギ


右側がコテで均したように平らな斜面となった、明るく開放的な所です。

自然の造形物とは思えないほど凹凸がないです。

不思議ですね~ (・。・)



この青ナギ周辺は、お花がいっぱいでした♪



まずは、「ミヤマアキノキリンソウ」(深山秋の麒麟草)

41 ミヤマアキノキリンソウ


和名は "黄輪草" の説もあるようです。


「アキノキリンソウ」は花が縦にまんべんなく付き、麒麟の首に似ています。

でも、「ミヤマアキノキリンソウ」は茎頂部に花がまとまって付き、

上から見ると黄色い輪のように見えるから、"黄輪草" の方が合ってるかも。




お次は花が終わりかけてますが、「イワオトギリ」(岩弟切)

42 イワオトギリ


岩場に咲く "弟切草" ということ。


"弟切草" の名前の由来は、

「"鷹の傷を治す秘薬" と言うこの草の秘密を、弟が他の鷹匠に教えてしまい、

 これに腹を立てた兄が、その弟を切り殺してしまった。」

と言う伝説から来ているらしい。

葉に残る赤い模様は、そのとき切られた弟の血痕!?だって。 (‥;




「タカネイブキボウフウ」(高嶺伊吹防風)

49 タカネイブキボウフウ


蕾のときは紅紫色で、開花すると白色に変わります。

それで同じ株に色の違う花が付いているように見えます。




「テガタチドリ」(手形千鳥)

50 テガタチドリ


太い根が手のひら状になっていること、

花が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられています。




「タカネグンナイフウロ」(高嶺郡内風露)

51 タカネグンナイフウロ


山地で見られるグンナイフウロの高山型。

光を透かすと紫色の花が実に綺麗です。

水滴の付いた花弁が素敵ですね~♥




群生してたのが、「コバノコゴメグサ」(小葉小米草)

45 コバノコゴメグサ



それと、「イブキジャコウソウ」(伊吹麝香草)

47 イブキジャコウソウ群生


近くで見ると、ピンク色の「ウツボグサ」みたいですね。

46 イブキジャコウソウ


ちなみに「イブキジャコウソウ」も「ウツボグサ」もシソ科の植物です。




9:30 この当りから雨と風が強くなってきました。

青ナギを渡って先を急ぎましょう。

48 青ナギを渡る



ちなみに、ここまで出会った登山者は2人(1組)のみ。

TONOがきのこ山の辺りで写真を撮っていると、

超特急で追い抜いていきました。


その後は誰にも会わず、実に静かな山を満喫です。


 (P3を目指して へ続く)


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2009 阿弥陀岳 "登山口へ"

2010年07月30日 18:00

2009.8.2(日)

4:30 目覚ましの電子音。

再び眠りに落ちようとする姫を起こして、カーテンを開け放ちます。

外は雨 !? ではないけど、雲が多くいまいちだなぁ・・・

200908061216249f0[1]
  準備をして、チェックアウト。

  表の自動ドアはまだ開きません。


  4:48 裏口から出て車へ。




目と鼻の先の須玉ICから中央道に乗ります。

すると、行く手には青空も見えるじゃないですか

2 ひと時の青空


ところが西へ進むにつれ、曇が多くなり雨もパラついてきました。

八ヶ岳方面には分厚い雲がかかっています。

3 八ヶ岳はガスの中



5:20 南諏訪ICを下り、コンビニで水と食料を調達。


5:44 八ヶ岳美術館駐車場に到着。

4 八ヶ岳美術館


ここでトイレを済ませます。

5 トイレ



雨に誘われてカタツムリが出てきました。

6 カタツムリ

自然のカタツムリは久しぶりに見ました。



雨に濡れてしっとりと「コバギボウシ」(小葉擬宝珠)。

コバギボウシ2



ここから100mほど上に上がったところに、

「八ヶ岳登山口」の標識があり、ここを右折します。

8 八ヶ岳登山口



最初は舗装された道を走ります。

9 右折ポイント



やがてダート道になりますが、悪路ではありません。

普通車で問題なく通れます。

10 ダート道



ダート道が終わると、再び舗装路になりますが道幅が狭くなります。

11 細い道



右折してから10分ほどで "船山十字路" です。

この "船山十字路" に数台分の駐車場がありますが、

真っ直ぐ進むとすぐにゲートがあり、その手前にも5~6台ほどの駐車スペースがあります。

12 ゲート

路面は濡れてますが、雨は上がっています。



6:17 さて、"阿弥陀岳" へ向け歩き始めます。

ゲートの横を抜けて数10m行くと、「御小屋尾根ルート」 への道を左に分けます。

13 登山道へ

今回、上りに使う 「南稜ルート」 は直進です。



姫はこの天気にテンション

早速大あくびです。 (^^;

14 本当に行くの



さあ、気合い入れて行きますよ!

15 行きますよ



しばらく林道をテクテク歩きます。

16 ハナチダケサシ

暗い針葉樹林をバックに、「ハナチダケサシ」(花乳茸刺)の白さが引き立ちます。



6:48 "広河原橋" を渡ると、右折のポイントが近いです。

17 広河原橋



3分ほどで、右に分かれる道が現れます。

18 間違いポイント



青テープもあって、道は川へ続いています。

19 青テープ



いかにもここが登山道への入口っぽいのですが、

でもここで曲がってはいけません。

20 続く道


前回来た時ここで曲がって大失敗しました。 (^^ゞ

・・・

川を渡って、対岸に残る薄~い踏み跡を辿って、急斜面を上ったものの、

結局登れる場所が見つからず、左へトラバース。

最終的には本来の登山道に出ましたが、大きく時間をロスしました。



この間違いポイントを20mほど通り過ぎると、

こんな立派な道標があるじゃないですか。 (*^^*)

21 立派な標識



そこで右折すると、沢に当ります。 "広河原沢" です。

22 川へ向かう



ここで沢を徒渉します。

23 徒渉



とは言っても、狭く浅い沢で、石伝いに行けば靴を濡らすことはありません。

24 浅い川



川を渡るといよいよ登山道の始まりです。

25 登山口

大分文字が剥げていますが、「阿弥陀岳へ」と読めます。


 (静かな山を満喫 へ続く)


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2009 阿弥陀岳 "行くぞ!阿弥陀南稜"

2010年07月29日 18:00

さて、明日から二人は夏休み1回目。 (^O^)/

今夜から山に向かいます♪

明日早朝から山に入り、山中3泊4日

下山は8月2日の予定です。


下山後に速報をアップしますが、

その間は、しばし "過去記事" のお引っ越し。

毎日1編、予約投稿させていただきます。

なおコメントへの返事は、8月2日までは出来ませんのでご了承願います。

まぁ、過去記事ですから、適当に流しておいて下さい。(笑)

では今回の過去記事、"南稜" から登った "阿弥陀岳" シリーズの始まりです。



"阿弥陀岳" は '08年の秋に1度トライしたものの、

天候不順、姫の体調不良(発熱)により、途中で撤収しました。 (T_T)

以後、いつかリベンジするチャンスを狙ってました。


そして前回('09年7月の連休)、"赤岳" から "阿弥陀岳" を見た時、

この撤収の記憶が甦り、リベンジを決意しました。


P1050661.jpg
     (赤岳から見る、手前が中岳、奥に聳える阿弥陀岳)


行程は、"阿弥陀岳南稜" から登り、"御小屋尾根ルート" で下る周回コース。

未だ梅雨明けしない '09年8月2日(日)に決行です。



ちなみに、この "南稜ルート" はバリエーションルート。

途中から道標などは立てられておりませんので、

チャレンジする場合は、十分な情報収集が必要です。

13 南稜案内板


とは言っても、本格的に岩登りをしようと言うのでない限り、

岩峰群のほとんどは巻いて通過できますし、特別な装備はなくとも登れます。

ただ、過去に滑落事故が起こっているので、十分注意して行動しないとね。

IMGP3261.jpg
                            (阿弥陀南稜の岩峰群を見る)



さてそれでは、"阿弥陀岳" に向けて出発します。 (^^♪

IMGP3299.jpg
                                 



2009.8.1(土)

登る前日です。

姫は休み。TONOは仕事を終えて帰宅。


 「明日は天気悪そうだね~」

 「でも前回の "赤岳" ほど最悪じゃないでしょう?」

 「とは思うけど・・・行く・・・?」

 「うん。 大雨なら温泉に入って帰ってくれば良いんじゃない?」

 「そうだね・・・とりあえず、行きますか。」



そうなれば、明日は6時には登り始めたいし、

早く寝て2時に起きて出発するか、今夜出てどこかで前泊するか・・・


でも2時起きは辛いな~

って言うか、TONOはほとんど眠れないだろうし・・・

もう年だから、山登りの前日はちゃんと寝ておかないとね。

と言う事で、どこかで前泊することに。



夕方6時に家を出て、途中でラーメンを食べたりしながら、

相模湖ICに向かいます。


相模湖ピクニックランドの辺りから、

何やらいつもと雰囲気が違う・・・


ドン・ドン・・・と腹の底に響くような重低音が。

と目の前に大輪の花火。

そうか今日、8月1日は 相模湖の花火大会 か!!


そして時刻は9時前。

湖面には、フィナーレのナイアガラの滝が。

お~っ、綺麗じゃないですか(^o^)丿

なんて言ってるうちに、道は大渋滞。 (>_<)


し・しまった!!

花火大会はたった今終わったところ。

帰りの車でどんどん渋滞は激しくなっていく。


裏道で20号線に抜けるも、相模湖駅に近づくにつれ車はほとんど動きません。

駅の裏側を通り、渋滞を回避します。

その時見えた駅のホームには、信じられないほどの人・人・人・・・

もしかしたら、今日がこの駅で一番利用客が多い日なのかも!?



何だかんだで40~50分ほど時間をロス。

中央道を走り、須玉ICで下ります。

どこも予約してないし、ラブホでも泊まるか・・・


インターを下りて1~2分でホテルを見つけました。

ラブホじゃないし、ビジネスホテルのようです。


フロントで聞くと、一部屋空いていました。 ラッキー♥

バストイレ付ダブルの部屋です

138 ホテル室内


11時という遅い時間に、予約もなく突然お邪魔したにもかかわらず、

フロントのおじさんには、非常に懇切丁寧な対応をして頂きました。

ありがとうございました。 m(__)m



しかも、もう他のお客さんは皆さん入浴が済んでいるということで、

女性風呂を "家族風呂" として、二人で使わせて頂きました。

20090806131908dd2_20100421140126[1]



  思いがけず、

  姫と一緒に女湯体験です。


  超ラッキーかも。(^^)v 



さてお風呂も入ったし、早く寝ないと。

明日は4時半起床だ!


(続く)


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新高湯温泉 Vol. 4

2010年07月28日 18:00

2010.6月下旬

"新高湯温泉" に宿泊した二人。

温泉、食事とも大満足で宿をチェックアウトしました。


宿を出てすぐに難所の(笑)急坂を下ります。

ここさえ無事に下れば、あとは何てことはない道です。


天元台ロープウェイ「湯元駅」まで下りてきました。

ちょうどロープウェイが下りてきたところでした。

IMG_1412.jpg
             (手が届きそうな気がするほど近い所を通るロープウェイ)


 「まだ帰るには時間も早いし、上まで行ってみる?」

 「どっちでも良いよ。」

 「じゃあ、とりあえず行って見ますか。」




IMG_1477.jpg
まずは、湯元駅で情報収集。

ロープウェイと夏山リフトを乗り継げば、

標高1,820mの "北望台" まで行けるようだ。

その先は、2時間で "西吾妻山" 山頂です。


でも今日は山に登る格好じゃないし、姫に至ってはサンダルだしね。

しかも乗り継ぐと3,200円/人もかかるのか~

ロープウェイだけなら往復 1,400円/人・・・


IMG_1474.jpg

  で、ロープウェイだけ乗ることに。

  上の天気も良さそうだし、

  "吾妻山" 登山の下見という事で。


IMG_1419.jpg

  標高920mの "湯元駅" から、5分。

  1,350mの "天元台高原駅" に到着。

  下と比べると、随分涼しいです。


IMG_1434.jpg

  天元台スキー場は、

  初滑りが早いことで有名ですが、

  夏は緑の高原です。



高山植物はほとんど見れませんでしたが、マーガレットが満開でした。

IMG_1428.jpg


IMG_1437.jpg

IMG_1432.jpg



  ニッコウキスゲは咲き始めです。


IMG_1438.jpg

  "パノラマ展望台" に

  "火焔の滝展望台" か・・・

  行って見ますか。

    (ここに地デジの中継局があります)
IMG_1439.jpg


"パノラマ展望台" です。

ちょっとワクワクします。




飯豊連峰だ! あの稜線をいつか歩いてみたいですね。

IMG_1440.jpg



手前に視線を移すと、米沢市街。

IMG_1442.jpg


"天元台" という地名は、昭和40年代にこの地が開発される際に、

当時の米沢市長が命名したものだと言う。

"天元" とは元々囲碁の用語で、碁盤の中心点を指すようですが、、

"天元台" という言葉には、米沢を見晴らす台地で、

世の中の中心となって発展して欲しいという願いが込められているのだと。

(ロープウェイ駅にこんな様な説明がありました。 多少違うかも知れません・・・^^ゞ)




幾重にも重なる稜線に、山の懐の深さを感じます。

IMG_1443.jpg



IMG_1444.jpg


お次にやってきたのは、

"火焔の滝" 展望台。




んっ!? どこに滝があるの?

IMG_1446.jpg


遠くの山間をよく見ると、緑の中に白糸が2本。

IMG_1445.jpg

あれか~!? ・・・ちょっと遠過ぎじゃない。 (^^;



ロープウェイ方面に引き返しますか。

同じような建物が並んでいます。 "ペンション村" ですね。

IMG_1448.jpg

二人が訪れた時は閑散としてましたが、シーズン中は賑わっているのかなぁ・・・



IMG_1451.jpg
ここで 「何、これ!?」 的なものを発見!

まずテニスコートがあって・・・

夏は合宿でもするんでしょうか。

ここまでは特に何てことはない風景。




で、ここからが実に不思議。

テニスコートの後ろに続く黒く長い斜面。

IMG_1449.jpg


ネットは張るんでしょうが、もしもボールがそれを越えたら、

はるか下まで転がっていきますよね。(‥;

IMG_1450.jpg

う~ん・・・何のために、こうなってるの???


IMG_1453.jpg



ペンションを見ながら進みます。




楽園が待っていそうで、思わず登ってみたくなるような階段です。(笑)

IMG_1455.jpg


30分ほどで、"天元台駅" に戻ってきました。

乗客は誰もいません。

15分ほどの待ち合わせです。


売店で、"根曲がり竹" が売られていました。

悩んだ挙句に、姫は一束購入。

どうやって調理するか、店のオバサンに聞いてました。 (^^;

IMG_1464.jpg



IMG_1466.jpg


この "竹の子汁" ・・・

食指が動いたんですが、

朝をたくさん食べたので、

ちょっとお腹に入るスペースはないかなぁ・・・





下りのロープウェイの中から、何気なく山の中腹を見ていたら、

んっ! あれはもしかして・・・!?

IMG_1475.jpg
                           (写真中央に小さく見えます)


山の木々に埋もれるようにして、建物が見えます。

そう、宿泊したあの宿です。

こうやって見ると、凄い山深い所にあったんですね~ ( ̄。 ̄)

IMG_1476.jpg



次回は登山の帰りに宿泊しようかな。。。

日本百名山の "西吾妻山" ・・・

いつか登るときが来るでしょう。


 (終わり)


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新高湯温泉 Vol. 3

2010年07月27日 18:25

2010.6月下旬

IMG_1407.jpg

  夕食後、気付くと姫は仮眠状態。 (^^;

  19:45 仕方がないので、

  一人で風呂へ行くことに。


IMGP9426.jpg

  この時間帯(18:30~20:00)は、

  露天風呂が全て女性専用となるため、

  男女別の内湯へ向います。


IMGP9441.jpg



奇麗に整理整頓された脱衣所。




ドアを開けると・・・

木の床、檜の浴槽。

湯口から注がれるお湯は、湯船の縁から静かにオーバーフロー。


ほぉ~、これまた良い感じですね。

IMGP9427.jpg

IMGP9429.jpg


湯面を叩く音は、

高い天井に吸い込まれていきます。


IMGP9428.jpg

  目を引くのが昔ながらの "湯貯め箱"。

  加水無しで源泉の温度を

  調節するためでしょうか。


IMGP9436.jpg

湯温はやや熱めですが、

サッパリとした爽快感があります。

ほんのかすかに硫黄臭があるかなぁ・・・


IMGP9440.jpg

  洗い場にはシャンプー、

  ボディソープが置いてあります。

  いちおうシャワーもあり。


IMGP9430.jpg

    15分ほど浸かって出ました。


    脱衣所に貼ってあった温泉表示。

"含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉" とあります。



内湯を出た後、缶チュウハイを飲みながら、ロビーでしばし涼みました。

IMGP9425-4.jpg


20:20 露天風呂の "女性タイム" が終わったので、

姫を起こして二人で露天風呂へ。

"滝見の湯" からは複数の人の声がしていたため、

"展望露天風呂" へ行きました。


夜になり気温はかなり下がってきましたが、

温泉の中は暖かくて快適です。

二人でこの風呂を独占してノンビリ過ごしました。

IMGP9446.jpg


ただ滑る床には要注意。

ほろ酔い気分のTONOは滑りまくりでした。 (^^;



21:30 風呂から上がって部屋へ戻り、就寝。




翌朝です。

6:30 起床。

外は晴れているようです。

とりあえず、風呂に行こうか。


IMGP9463.jpg
玄関を出ると、左手の目立たない場所に

暖簾がかけてあります。

何だろう・・・? 

昨日は気付かなかったなぁ・・・


IMGP9462.jpg


  中を覗くと脱衣所があります。

  どうやら貸切風呂のようです。


IMGP9461.jpg

奥には、木をくり貫いたような

細長い湯船がありました。

狭そうなのでここは見ただけ。


IMGP9469.jpg



  "展望露天風呂" に向います。


IMGP9467.jpg

朝の山並みも美しいです。

正面に兜の形をした山が見えました。

あれが "兜山" かな・・・



視界が良い時には、 "飯豊朝日連山" も見えるそうな。

IMGP9465.jpg



さて丁度この時間は、女性用の "大岩たぬき風呂" が "男性タイム" でした。

折角なので行って見ることにしました。

姫はその間、 "滝見風呂" に行くって。


階段を下りると、"女" と書かれた赤い暖簾があって、

一瞬ギクッとしますが、時間的には確かに男性タイムです。

IMGP9472.jpg
              (写真は奥から撮ったもの。塀の向こう側に階段があります)

IMGP9471.jpg
岩に囲まれ周りから見えないので、

女性用にしたんでしょうが、

開放感が少なくて狭苦しいです。

・・・ここは入らなくても良いかな~



で、結局見ただけでここには入らず、

先に姫が向った "滝見風呂" に行きました。


他に人はおらず、姫が滝を見ながら入浴中でした。

IMGP9474.jpg


IMGP9488.jpg

この風呂には何か凛とした空気を感じます。

お湯に浸かると、全てが洗い流されて、

心まで清らかになりそうな気がしました。




7:37 朝食までにはまだ少し時間があります。

内湯へ行って見ますか。


誰もいない檜の風呂に朝の光が差し込み、

湯音だけが響き渡っています。

IMGP9496.jpg


湯船に身を沈めていると、フッと湯音が消えて、

静寂の世界にいるような感覚になりました。


IMG_1409.jpg


8:09 朝食が運ばれてきました。

シンプルなメニューですが、

美味しかったです。




9:17 チェックアウトして宿を後にしました。


 (続く)


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