2010年09月30日 14:38
2009.9.25(金) 剱岳 4日目 「室堂~扇沢」
今日も快晴です。
6:50 朝食の前に外に出てみました。
宿のすぐ傍に、 "みくりが池" があります。

(雄山3,003m) (浄土山2,831m)
"みくりが池" は水深15m、周囲630mの火山湖。
風が無く静かな水面に、立山三山を映し出しています。
紺とも黒ともつかない深い水の色。
う~ん、実に神秘的な美しさですね。
6:56 "大汝山" の陰から、ようやく太陽が顔を出しました。

まるで雪が積もったかのように、山肌が白く輝きだします。
まだ雪の残る初夏なんかも、綺麗なんだろうな~♪
宿の建つ高台から、昨日の地獄の階段を見てみました。

階段が入りきらず、パノラマモードで撮影。
ところがパノラマで撮ったら、手前が湾曲してしまいました。(^^ゞ
右端に "地獄谷" の噴煙が見えます。
おっ! 階段の中ごろに、登山者を確認できますね。
昨日の最後の登りを思い出します・・・
辛そうだな~
7:10 朝食はバイキングでした。
"赤岳展望荘" でのトラウマがフラッシュバックしますが、
今度は確かにバイキングでした。(笑)
バラエティに富んだ朝食に大満足。
朝食後、部屋に戻り、ザックのパッキング。
8:10 チェックアウトして、 "室堂ターミナル" へ向かいます。
先ほどと比べると "みくりが池" はその水の色を変え、
さざ波一つない水面は、鏡の如く "浄土山" を映し出していました。

振り返れば、 "別山乗越" の左に、 "剱岳" がその頂を覗かせています。
立山三山とは一線を画する、岸壁に守られた黒い岩の頂です。

ハイマツの中の遊歩道を進むと、小ぶりな池の畔に出ました。
"みどりが池" という名前が付いていました。
ここも綺麗な池で、透明感のあるその水面はやはり鏡のようでした。

チングルマの果穂が、朝の光を浴びてキラキラ輝いています。

素敵な秋色の風景ですね~(^^♪
でも秋の装いを見せる時期は短い。
この2週間後、北アルプスでは初冠雪を見ました。
ここ "室堂" 一帯も例にもれず、白銀の世界となったようです。
"ホテル立山" が見えてきました。
このホテルに隣接して "室堂ターミナル" があります。

ターミナルへ降りる前に、 "立山玉殿の湧水" (たてやま-たまどの-の-ゆうすい)へ。
"点の記" にも出てくる "玉殿岩屋" が、この名前の由来だろうか?

この湧水は、立山の主峰 "雄山" の直下から噴出したものとのこと。
冷たくて軟らかい口当たり。
美味しい水ですね~(^^♪
姫はペットボトル3本に詰めて持ち帰り。

この日はガラガラでしたが、シーズン中の休日などは、
水を詰める人の列ができるほどの賑わいのようです。
8:44 閑散としたターミナルからバスに乗り込みます。

乗客は数人だけ。
行きの喧騒が嘘のようです。
トローリーバスに揺られて10分。
8:55 着いた先は "大観峰"
展望台に上がると、紅葉に彩られた岩壁が迫ります。

そして、その岩峰からなだらかに続く大斜面が "タンボ平"。

眼下には、その "タンボ平" と "黒部湖" を見下ろします。

(赤沢岳2,678m) (針ノ木岳2,821m)
9:10 ロープウェイの窓から見る "タンボ平"

(浮かぶ雲がいい感じ~)
まだ紅葉には時期が早いようです。
でもここが真っ赤に色付いたら見事だろうな~♪
9:17 "黒部平" に到着
9:30 10分ほどで、ケーブルカーに乗り継ぎ。

9:35 "黒部湖" 着
"黒部ダム駅" に向かい、ゆっくり歩きます。
うあ~っ! ダムの放水は迫力ありますね~ (゚◇゚)
上から見ると、目も眩む様な高さです。 (ノ゚ο゚)ノ

ダムの中心部にきました。

(後方に見えるのは大タテガビン2,075m)
それにしても、平日ってビックリするほど空いてるんですね~(⌒▽⌒;)

思いっきり観光客になって、展望広場行ってみることに。
よりダムに近い、新展望広場へ向かいます。

ダム放水の水しぶきに虹が架かっています。 ♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ

しばし、ダム~黒部渓谷の景色を堪能し、展望広場を後にしました。
来年は "下ノ廊下" を歩いてみたいな。。。
お土産を物色中、トローリーバス発車5分前のアナウンスを聞き、
慌ててバスの乗り場へと向かいます。

それにしても・・・何で誰もいないんだろう (・・?
この通路、風の通り道のようで、冷たい風が吹きぬけます。
温度計の針は10℃を指していましたが、体感的にはもっと寒いです。 )゚0゚(
10:35 トローリーバスに乗り込みます。

10:49 扇沢に到着
途中黒部ダムで50分ほど観光しても、室堂から2時間です。
行きの5時間はやはり異常ですね。
ここでトローリーバスを観察。

上の架線から電気を得て、走っています。
見た目はバス以外の何物でもないのですが、
法令上は無軌条電車として、鉄道に分類されています。
現在日本では、ここ立山黒部アルペンルートでしか運行されていません。
電気は、黒部ダムの水力発電によるものです。
CO2排出のない環境に優しいバスなんですね~(^o^)丿
排気ガスが出ないため、トンネルの中の走行でも換気装置は不要です。
扇沢の駐車場は、入口側のみ埋まってましたが、
通路に駐めてあったのはTONOの車のみ。 (^^ゞ

靴を履き替え、車に乗り込み、近くの温泉で一風呂浴びて帰りました。
(終わり)
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今日も快晴です。
6:50 朝食の前に外に出てみました。
宿のすぐ傍に、 "みくりが池" があります。

(雄山3,003m) (浄土山2,831m)
"みくりが池" は水深15m、周囲630mの火山湖。
風が無く静かな水面に、立山三山を映し出しています。
紺とも黒ともつかない深い水の色。
う~ん、実に神秘的な美しさですね。
6:56 "大汝山" の陰から、ようやく太陽が顔を出しました。

まるで雪が積もったかのように、山肌が白く輝きだします。
まだ雪の残る初夏なんかも、綺麗なんだろうな~♪
宿の建つ高台から、昨日の地獄の階段を見てみました。

階段が入りきらず、パノラマモードで撮影。
ところがパノラマで撮ったら、手前が湾曲してしまいました。(^^ゞ
右端に "地獄谷" の噴煙が見えます。
おっ! 階段の中ごろに、登山者を確認できますね。
昨日の最後の登りを思い出します・・・
辛そうだな~
7:10 朝食はバイキングでした。
"赤岳展望荘" でのトラウマがフラッシュバックしますが、
今度は確かにバイキングでした。(笑)
バラエティに富んだ朝食に大満足。
朝食後、部屋に戻り、ザックのパッキング。
8:10 チェックアウトして、 "室堂ターミナル" へ向かいます。
先ほどと比べると "みくりが池" はその水の色を変え、
さざ波一つない水面は、鏡の如く "浄土山" を映し出していました。

振り返れば、 "別山乗越" の左に、 "剱岳" がその頂を覗かせています。
立山三山とは一線を画する、岸壁に守られた黒い岩の頂です。

ハイマツの中の遊歩道を進むと、小ぶりな池の畔に出ました。
"みどりが池" という名前が付いていました。
ここも綺麗な池で、透明感のあるその水面はやはり鏡のようでした。

チングルマの果穂が、朝の光を浴びてキラキラ輝いています。

素敵な秋色の風景ですね~(^^♪
でも秋の装いを見せる時期は短い。
この2週間後、北アルプスでは初冠雪を見ました。
ここ "室堂" 一帯も例にもれず、白銀の世界となったようです。
"ホテル立山" が見えてきました。
このホテルに隣接して "室堂ターミナル" があります。

ターミナルへ降りる前に、 "立山玉殿の湧水" (たてやま-たまどの-の-ゆうすい)へ。
"点の記" にも出てくる "玉殿岩屋" が、この名前の由来だろうか?

この湧水は、立山の主峰 "雄山" の直下から噴出したものとのこと。
冷たくて軟らかい口当たり。
美味しい水ですね~(^^♪
姫はペットボトル3本に詰めて持ち帰り。

この日はガラガラでしたが、シーズン中の休日などは、
水を詰める人の列ができるほどの賑わいのようです。
8:44 閑散としたターミナルからバスに乗り込みます。

乗客は数人だけ。
行きの喧騒が嘘のようです。
トローリーバスに揺られて10分。
8:55 着いた先は "大観峰"
展望台に上がると、紅葉に彩られた岩壁が迫ります。

そして、その岩峰からなだらかに続く大斜面が "タンボ平"。

眼下には、その "タンボ平" と "黒部湖" を見下ろします。

(赤沢岳2,678m) (針ノ木岳2,821m)
9:10 ロープウェイの窓から見る "タンボ平"

(浮かぶ雲がいい感じ~)
まだ紅葉には時期が早いようです。
でもここが真っ赤に色付いたら見事だろうな~♪
9:17 "黒部平" に到着
9:30 10分ほどで、ケーブルカーに乗り継ぎ。

9:35 "黒部湖" 着
"黒部ダム駅" に向かい、ゆっくり歩きます。
うあ~っ! ダムの放水は迫力ありますね~ (゚◇゚)
上から見ると、目も眩む様な高さです。 (ノ゚ο゚)ノ

ダムの中心部にきました。

(後方に見えるのは大タテガビン2,075m)
それにしても、平日ってビックリするほど空いてるんですね~(⌒▽⌒;)

思いっきり観光客になって、展望広場行ってみることに。
よりダムに近い、新展望広場へ向かいます。

ダム放水の水しぶきに虹が架かっています。 ♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ

しばし、ダム~黒部渓谷の景色を堪能し、展望広場を後にしました。
来年は "下ノ廊下" を歩いてみたいな。。。
お土産を物色中、トローリーバス発車5分前のアナウンスを聞き、
慌ててバスの乗り場へと向かいます。

それにしても・・・何で誰もいないんだろう (・・?
この通路、風の通り道のようで、冷たい風が吹きぬけます。
温度計の針は10℃を指していましたが、体感的にはもっと寒いです。 )゚0゚(
10:35 トローリーバスに乗り込みます。

10:49 扇沢に到着
途中黒部ダムで50分ほど観光しても、室堂から2時間です。
行きの5時間はやはり異常ですね。
ここでトローリーバスを観察。

上の架線から電気を得て、走っています。
見た目はバス以外の何物でもないのですが、
法令上は無軌条電車として、鉄道に分類されています。
現在日本では、ここ立山黒部アルペンルートでしか運行されていません。
電気は、黒部ダムの水力発電によるものです。
CO2排出のない環境に優しいバスなんですね~(^o^)丿
排気ガスが出ないため、トンネルの中の走行でも換気装置は不要です。
扇沢の駐車場は、入口側のみ埋まってましたが、
通路に駐めてあったのはTONOの車のみ。 (^^ゞ

靴を履き替え、車に乗り込み、近くの温泉で一風呂浴びて帰りました。
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