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2009 西沢渓谷 Vol.3 トロッコ軌道跡を辿る

2011年05月31日 08:58

2009.5.23(土)

"西沢渓谷" の最終編です。

滝三昧の往路を終えて、さて戻りましょう。


階段を上がるとコースの折り返し地点。

右手に "不動滝上展望台" があります。

ここにはトイレもあり、多くの人が休んでました。 

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14:26 TONOと姫はそのまま通過。

ハイキングコースには所々、トロッコの軌道跡が残ってます。

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ここから大小さまざまの橋を渡ります。

これは43号橋だから、少なくとも43本はあるということですね。

床が金網の橋が多く、高所恐怖症のTONO的にはけっこう怖いです。  

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14:31 "五つ淵"

ここからは、先ほど見た "七つ釜五段の滝" が真下に見えるというのだが・・・

この季節は葉が生い茂り、先を見通せず確認できませんでした。 




14:32 "しゃくなげ橋" ・・・立派な橋です。

IMGP1838.jpg


急峻な地形に造ったため、耐風索は1本しかないのだけれど、

横構と呼ばれる斜部材で、橋台に風荷重を伝える特殊な構造とのこと。 

風速55m/mにも耐えるらしい。




このコースは、左も右も斜度50度はあろうかという斜面。

本当に急な斜面を切って、トロッコ軌道を造ったんですね。

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14:36 この標識 ↓↓↓

IMGP1845.jpg


"乾徳山" や "鶏冠山" でも同じような標識を見ました。

きつね君が可愛いです。 

どこで誰が作ってるんでしょう・・?




14:38 「ひこいっちゃんころばし」  

当時ここから 「彦一」 さんという人が馬もろとも沢に転落したらしい。 (ノ゚ο゚)ノ

IMGP1846.jpg



14:44 そしてこちらは、「いこりころばし」

「猪虎狸」 さん がトロッコとともに沢に転落した現場です。

しかし 「猪虎狸」 って凄い名前ですよね。 猪と虎と狸でっせ!?

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14:48 木々の切れ間から "鶏冠山" ~ "木賊山" の稜線が。 


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"甲武信ヶ岳" は "木賊山" の陰に隠れ見えていません。

「今年は行きますよ~」 

2年前は、↑↑↑って言ってたのに、結局まだ行ってない・・・ (2011.5月末日  ̄ー ̄;)



線路は続くよ~、ど~こまでも~

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15:02 トロッコ軌道の解説です。

IMGP1854.jpg


このトロッコ軌道は "三富村~塩山駅" を結ぶ "三塩軌道" と呼ばれ、

東沢・西沢一帯の県有林の "木材運搬" に活躍したらしい。

全長36kmで下りはブレーキのみ、上りは馬で2台ずつ引き上げてたと。

国道が整備され自動車輸送に変わり、昭和41年頃に廃れたようです。

 


15:24 西沢に架かる最後の橋を渡ります。

雲が多くなり、"鶏冠山" は霞んでます。 ・・・明日は予報通り雨かな。 ( ̄ー ̄;

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15:27 周回コースのスタート地点に戻りました。

IMGP1862.jpg




"西沢渓谷鳥瞰図" を前に、二人で復習。

IMGP1861.jpg



ふと足元を見ると・・・  (‥ ) ン?

「ん~んっ !?」


IMGP1860.jpg



  「姫、あったよ~

  「本当だ。 嬉し~  誰か拾ってここに置いてくれたんだね~」 (^o^)

  「どこで拾ってくれたんだろう???」

  「とりあえず、あって良かったね~」 (^^)


どこで落したのかな~ と二人で話しながら、駐車場へ向かいます。


15:47 駐車場着。

靴だけ履き替えて、"天科温泉" 「こやす」 へ向いました。



宿の駐車場には今までになく車が多いです。

入浴セット一式を持って旅館内へ。

IMGP1879.jpg


すると、ご主人が出てきて申し訳なさそうに、

「今日は 撮影が入ってて、営業してないんですよ~。 すみません・・・」 と。


うーん、まあ仕方ありません。

この時 「こやす」 での入浴も目的の一つだったんですが・・・



↑↑↑ そして現在 「こやす」 は閉館してしまいました。

ここは混浴可能な貴重な宿だったんですが・・・とっても残念です。





<消えた日焼け止めの謎>

帰宅後、写真を整理していたら、

「おやっ

周回コースの入口で最初に撮った写真。

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姫のウエストポーチから、今にも落ちそうになってる のは、

例の日焼け止めじゃないですか



拡大すると、これ ↓

IMGP1731-2.jpg



何のことはない、最初に落としてるんですよ。 (^^;

そして、落ちたすぐそばに誰かが置いてくれたんですね。

IMGP1860.jpg


置いて下さった方、ありがとうございます。m(__)m



 (終わり)


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2009 西沢渓谷 Vol.2 滝三昧だ!

2011年05月30日 00:05

2009.5.23(土) 

ようやく行き先が決まり、"西沢渓谷入口" にやってきた二人です。







12:00 準備を整えたら出発。

駐車場奥の近道を行きます。

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(稼げる距離はほんの僅かなんだけど、こういう近道って結構嬉しいです ^^ )





・・・で、"西沢渓谷" のゲートの横に出ました。

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さて、姫の首に巻き付いてるのは "タオルマフラー" 君。

首の日焼け防止に初登場なんですが・・・

暑苦しいので・・・

速攻で "ザックの飾り" 兼 "TONOの眼鏡拭き" になってました。 (笑)




しばらくは林道歩き。 だいぶ緑が濃くなってきました。

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12:16 "西沢渓谷" 周回コースの合流点。

右が "西沢渓谷" に向かう往路。 左は復路で戻ってくる道です。

IMGP1729.jpg




ここにはきれいなトイレがあります。

IMGP1732.jpg



実は下の写真に、後で生じた謎を解く "重大な事実" が写ってます。

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                  (まあ、大したことじゃないんですけどね・・・^^;)



道なりに右へ進みます。

"甲武信ヶ岳" への登山道 (戸渡尾根コース) を右に見送ります。

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少し行くと "徳ちゃん新道" の入口があります。

行こう行こうと思いながら、いまだ未踏の "甲武信ヶ岳"です。

5時間かぁ・・・日帰りするには早立ちしないとね~。 (^^;

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12:26 営業していない "西沢山荘" 。

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ここから左に "笛吹川" の源流を見て、あふれる新緑の中を行きます。

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12:30 "二俣吊橋" を渡ります。

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橋の上から、 「お~、"鶏冠山" かぁ・・・」
   
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  (けっこう苦労した "鶏冠山" のレポは → こちら



12:33 橋を渡ってすぐ、"西沢渓谷" の看板。

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ここに以前は立ち入り禁止の看板があり、閉鎖されていたと思ったが・・・

この時はこの注意書きのみでした。

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12:40 川の向こう側に小さく滝が見えます。

"大久保の滝" です。

ここから階段を上がります。

IMGP1753.jpg




12:43 登り切って、少し下って行くと、滝が見えてきました。
 
上から見ると、プチ "吹割の滝" ってところですか。

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名前は "三段の滝" ・・・そのまんまですな。 (^^;

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ここで若いカップルが休憩してました。

二人の世界ですね~   ・・・微笑ましいです。 (*^.^*)

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さて先は長いですし、邪魔しないように先へ進みましょう。




12:53 "フグ岩" です。

言われてみれば、確かにフグかも・・・ (o ̄ー ̄o)

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12:54 続いて "ウナギの床"

細長い滝?です。

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12:55 すぐさま "人面洞"

どの辺が人面なんでしょう・・・ ( ̄ー ̄?

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姫も???(‥ )ン?  心霊写真の世界ですな。 o( ̄ー ̄;)ゞううむ

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13:02 "竜神の滝" を通過。



このハイキングコースは、特に危ないところはありませんが、

岩が濡れてる所は非常に滑りやすいです。

新しい鎖が完備されてますから、掴まって歩けば安心です。

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13:04 "恋糸の滝" を通過。

ちょっと滝に飽きたんでしょうね。

写真がないです。(笑)




陽光に透けるモミジの葉。。。

紅葉の時期も綺麗だろうな~♪

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13:07 "貞泉の滝"

ここは比較的ダイナミックな滝です。

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13:20 "母胎渕" ・・・神秘的ですね。

IMGP1792.jpg




13:25 ランチタイムです。

新緑の木漏れ日の中、清流を見ながら、お弁当

IMGP1796.jpg


自然の中で食べると、美味しいですね~ (^^)

ビールが欲しく



食べ終わって、さて行きますか。

 
 「あれ・・TONO~、日焼け止め知らない?」

 「日焼け止め? 今日は塗ってないし知らないよ」

 「おかしいな~」


姫はザックの中やポケットの中をいろいろ探しますが、結局見つからず。


 「あれって、フランスの日焼け止めで、コンビニとかじゃ売ってないんだよね」

 「ふ~ん、そうなの・・」 (TONOにとっては、中国製でなければモーマンタイ)

 「・・・どこで落したんだろう???」


↑↑↑ "消えた日焼け止めの謎" ・・・この謎は後で判明します。




13:44 "カエル岩"

「お~、確かにカエルだ!!」 (o ̄∇ ̄)o!!

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            (写真だと分かり難いですが、けっこうカエルしてましたよ)




13:49 "方杖橋" を渡ります。

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橋の向こうに滝壺が見えてきました。

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この橋を渡るといよいよクライマックス。

IMGP1803.jpg



13:52 "七ツ釜五段の滝" です。

IMGP1805.jpg




折角なので滝壺まで降りてみました。

そう大きな滝ではないですが、五段になって流れ落ちる様は見事です。

IMGP1808.jpg
                     (周囲はマイナスイオンがいっぱいです)




ちょっと離れて滝。

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コースに戻って、上から。

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この神秘的な色が素晴らしい。 感動。。。

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14:18 "不動の滝" ・・・これが最後の滝です。

この滝も写真はなし。 (^^;



例年は 5月中旬~下旬がシャクナゲの見頃って書いてあったけど、

この年は咲き終わって、既に散ってました。(残念)



そして長い階段を登り切ると、

14:26 ハイキングコースの折り返し地点です。

IMGP1823.jpg


 (続く)


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2009 西沢渓谷 Vol.1 週末どこへ行こうか?

2011年05月29日 06:54

梅雨入りしちゃいましたねぇ・・・

しばらく山にも行けなそうだし、過去記事の引っ越しでもしますか。



2年前の5月下旬、TONOが2連休の週末♪  

・・・でも姫は仕事の予定

日曜日は雨っぽいけど、土曜日はの予報。


一人で 富士山 でも行くかなぁ・・・

って考えてたら、急に姫も休みになりました。



でもこの当時、姫は脚の調子がいま一つ。

以前から、姫は "腰椎々間板ヘルニア" による "坐骨神経痛" があります。

昨日も痛み止めを飲んで仕事してたみたいだし・・・

ハードな山は無理 だよね~



と言うことで、金曜日の夜に挙げた候補は・・・

 ① 瑞垣山  ② 飯盛山  ③ 蓼科山  ④ 天城山 

  「で、どこにする?」

  「・・って、全部山じゃん。 却下!」 

  「でも、往復4時間くらいだよ」 (^^ゞ

  「ハイキング程度 プラス 温泉でお願いします

  「う~ん・・・」




2009.5.23(土) 

明け方、目を覚ますと路面が濡れた音・・・

「なんだ・・雨じゃん」  ・・再び眠りにつきます。

目を覚ますと、カーテンの隙間から差し込む光。。。 

時計を見ると、もう8時近い。

慌ててカーテンを開けると、外は


「え~っ!? 晴れてる! しかもこんな時間だし」  ( ̄▽ ̄;



8:35 姫を叩き起こして、準備をして車に乗り込むも、行き先を決めてない。

・・・ガソリンもないし、まずはスタンドか。


どこに行くか決めぬまま、何となく "厚木" 方面へ。

途中でガソリン満タンにして、コンビニで食料と水を購入。

車は自然に中央道へ向かってます。



10:13 「どこ行くかな~」 ・・・って、もう "相模湖" だけど。 (^^;

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出発時間が遅いので、相模湖IC.手前からプチ渋滞。

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10:28 とりあえず、中央道へ。

IMGP1696.jpg



 「もう10時半だよ。山に行くって時間じゃないね。」

 「う~ん・・じゃあ、今日は "西沢渓谷" の散策にしよう


やっと、行き先が決まりました。 



11:00 勝沼IC.を降ります。

ブドウの時期はまだ先。 南アルプスの雪はだいぶ消えました。

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140号を北上です。

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"乾徳山入口" を左に見送りどんどん行きます。

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広瀬ダムを過ぎると近いです。

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11:43 道の駅「みとみ」 でトイレ休憩。

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道の駅を出てすぐ、"西沢渓谷入口" の看板で右へ。

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無料駐車場は車でいっぱい。

幸い1台空いてました。 



12:00 準備を整え出発 

・・・って、出発時間が遅すぎでしょ。 (*^.^*)

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 (続く)   ・・・ 前置きが長くてすいません  


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映画 「岳」

2011年05月28日 07:06

まだ5月だと言うのに梅雨入りしちゃいましたね。 

しかも梅雨入りが早いからと言って、明けるのが早くなるわけでもないらしい。

って事は・・・今年の梅雨は長いって事だよねぇ。 



今週末もテント泊したかったんですけどね~ 





岳
さて、映画 「岳」 が人気みたいですね。


原作は 「岳 みんなの山」 

山岳救助ボランティアの "三歩" を中心に、

その仲間達が繰り広げる人間ドラマです。





TONOは "ビックコミックオリジナル" で毎回見てるんですが、

映画化されたということで、姫と一緒に横浜へ見に行きました♪

IMGP0606.jpg




映画館内はさほど混んでなくて、ゆったりと鑑賞できました。

小栗 "三歩" は、漫画以上に現実離れした超人ぶりを発揮してましたが、(笑)

撮影地が八方尾根、穂高、立山など馴染みの場所ということもあり、

見覚えのある風景がバンバン出てきて楽しかったです。



雲海 奥穂からジャンダルム 西穂独標 前穂山頂から
前穂北尾根 八方尾根 飛騨沢から笠ヶ岳 河童橋






感動的なシーンもあって、

単純なTONOは目頭が熱くなっちゃいましたが、

前の席に座ったオジさんなんて、

途中からハンカチ片手に涙を拭いぱなしでした。

でも、それはちょっといき過ぎ君。





「見たことある景色がいっぱいだったね♪」

「ストーリーはいまいちだけど、映像は綺麗~ カメラマンが凄いんだね」 と姫。


さらに続けて、

「三歩って食費とかどうしてるのかな~?  コーヒーはどっから持ってくるの・・・? 

保険証とか持ってるの?  もしかして生保!?」 (爆)


もう三歩の日常が気になって気になって、仕方がないみたいです。 (笑)

でもとりあえず、姫的には泣く様な感動シーンはなかったようで・・・ (^^;



TONO的には、撮影場所が気になって気になって・・・

DVD化されたら是非もう一回観たいと思いました。

一時停止とかして景色をチェックしたいところです。 (笑)




話は変わりますが、映画で三歩の着てる上下は、"マウンテンハードウエア" でした。

ザックとグローブは "マムート" で、その他はよくわからなかった。




Gaku Climb On T
  最近ショップでMHWをよく見ますが、

  この映画の影響も大きいんでしょうね。

  "Gaku Climb On T" なんてのも

  売り出されてますし。





IMG_6899-2.jpgMHWって、山に登らない人は、

ほとんど知らないメーカーだと思いますが、

(・・・という自分も数年前までは知りませんでした ^^;)

ホグロフスとかマムートが世俗化する中、

コアな感じがしてカッコイイです。 




TONOも冬用のジャケットとパンツを持ってます。

・・・でもTONOも持ってるくらいだから、この先の世俗化は必至かも。 (笑)




とりあえず予報通り、今日は朝から雨ですなぁ~

こんな雨になるんだったら、映画は今週末にしとけば良かった・・・ 


 (終わり)


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続・未験のスタイルへ 秘められた過去!?

2011年05月27日 07:46

IMG_6890ー2今回ついに長年の課題だった

テントをゲットしたわけですが、

実はこのテント購入の裏に、

"秘められた過去" があったりします。 

現在進行中でもある事なんですが・・・





山テントってけっこう狭いですよね。

背も低いし、2人用くらいのテントだと見ただけで圧迫感があります。

でも、やはり長時間背負って歩くものですから、

居住性を削っても、重さとかコンパクトさを重視せざるを得ない訳ですし。



で、TONOはこういう狭い感じが苦手と言うか・・・ 避けたいと言うか・・・

まあ何って言うんですかねぇ・・・

単刀直入に言うと・・・ 


・・・恥ずかしながら・・・



"閉所恐怖症" なんですよね。




あれは10年ほど前、まだ30代の頃でした。

頭痛の精査のために MRI検査 を受ける事になったのですが・・・



MRIー2

頭と体をベルトで固定されて、

台の上にセット完了。


(イメージとしてはこんな感じです→)

                                                            





 「何かありましたらこのボタンを押して下さいね~」

・・・ と右手に押しボタンを持たされます。



そして恐ろしく狭いトンネル状の機械の中に、頭から入っていきます。



  (げっ! 何 ・・この圧迫感!?)


 「では検査始めますよ~」


  (・・・何か ・・息苦しい ・・ヤ、ヤバい・・・)


 「途中大きな音がしますが、心配ありませ~ん」


  (・・って言うか ・・苦しい ・・・もう駄目!)



何とも表現しようがない 焦燥感 と言うか、不安感 と言うか・・・

押しつぶされそうな感じが体全体を包み込み、厭~な汗が。


 「はい、撮影していきますよ~」



それから右の親指が、握りしめたボタンを押すまで2秒くらいだったでしょうか。 (笑)

・・・ ポチっとな (爆)



 「どうしました~」

 「あの・・ちょっと苦しいので・・・」

 「大丈夫ですか~?」

 「あ・・・だ、駄目みたいです・・・」



機械の外に出されて、ようやく生きた心地がしました。


 「では、もう一度やってみますか~?」

 「いえいえ! もうイイです」


・・・という事で、検査はできずに、そのまま終了~




 「こういう人って・・・たまにいたりします?」

 「いますよ~。でも"閉所恐怖症"の方は予約でチェックされますから・・・」

 「へいしょ・・きょうふしょう・・・」

 「そういう方は検査を受けませんから・・・これまでの最短記録かなぁ・・・」

 「・・・・・」 




その時まで自分が "閉所恐怖症" だと全く気付かずに、生きてきたわけですが、

この一件以来、ともかく狭い所は全く駄目な人になってしまいました。

狭いと意識しただけでもう心臓がバクバクして、息苦しくなります。  




こんな男ですから、狭い 山岳テント というのはかなり抵抗があった訳で・・・

そこで一夜を明かすなんてとても無理!!

実のところ、これがテント購入に二の足を踏んでいた最大の理由だったりします。 



オートキャンプ用のテントくらい広いと、全く問題なく中に入れるんですが、

あの重さを持って歩いたら、"小梨平" でギブでしょう。 (笑)




IMG_6617ー2
でもこのテントを見た時に、

このテントなら大丈夫」

・・・という予感がしました。

中に入っても圧迫感は感じません。







 「もう殿様は、めんどくさいんだよね~」

 「何が~?」

 「高所恐怖症で、高山病で、閉所恐怖症で~」
 
 「・・・・・」  ( ̄ー ̄;

 「そのくせ何でさぁ~ 山に登るの好きなのかなぁ・・・???」

 「・・・まっ、世の中には理屈じゃ割り切れないこともあるんだよ」

 「ふ~ん・・・」

 「ほら、"山はあるのに山梨県" ・・とかさ・・・」

 「・・・はぁ!?」






でも、最近ショップとかでディスプレイされてるテントを見ても、

2~3人用くらいの大きさがあれば、抵抗なく中に入れそうな気がするんですよね。

実際に入ったことはないですが、"入らず嫌い王" かも知れないですし・・・(笑)


このままテント自体に慣れれば、普通の山岳テントも大丈夫になるかも。。。

その暁には、もう一つテントを買っちゃおうかなぁ・・・ (o ̄ー ̄o) ムフフ


 (終わり)



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