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2011 西鎌尾根~槍穂縦走 Vol.8

2011年08月30日 08:46

2011.8.12~8.15  (8.11 鍋平前泊) 

1日目 新穂高温泉~(小池新道)~鏡平~双六小屋
2日目 双六小屋~樅沢岳~(西鎌尾根)~肩の小屋~槍ヶ岳~
     大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋
3日目 南岳小屋~(大キレット)~北穂高岳~D沢のコル~涸沢岳~穂高岳山荘
4日目 穂高岳山荘~奥穂高岳~(白出沢)~新穂高温泉




2011.8.14 (日)

"大キレット" を越え、北穂のテラスで休憩した後、

"白出のコル" を目指して再び岩陵帯に突入した二人。

"D沢のコル" までやってきました。




ここまでひたすら岩の写真なので、口直しに可憐な花をご紹介。

色丹系の花を二つ。

まずは、シコタンソウ(色丹草)

シコタンソウ


一見すると、白というかクリーム色の小さな花で、地味~な感じです。

ただ、拡大して見ると・・・ お~おっ!!

白い花弁に赤と黄色の緻密な斑点があり、

一見しただけでは伺い知れない世界が広がっています。


前回の "北岳" 山行でも、この "シコタンワールド" に驚きましたが、

今回あらためてその世界に驚いておきました。(笑)

クリーム色に見えるのは、黄色い斑点のためですね。




IMG_8143.jpg
お次は、シコタンハコベ(色丹繁縷)

純白の花弁に、赤い葯。

コントラストがイイですね。

清楚な感じの花です。



ともに最初に "色丹島" で発見されたため、

色丹の名が付いてますが、中部地方~北海道で見られるようです。








IMG_8141_20110826075649.jpg
  さて、"涸沢岳" の稜線まではあと少し。

  "D沢のコル" から登り返して、

  "オダマキのコル" を過ぎ、

  斜面をジグザグに上ります。





IMG_8146-2.jpg
そして最後の急な岩溝・・・

垂直に感じるV字型の岩溝に

鎖がぶら下がっています。

鉄杭を足掛かりに攀じ登ります。






P1010926-2.jpg

  上り切ると、稜線に飛び出し、

  急に視界が開けます。






IMG_8147.jpg
石屑の中をペンキマークに

導かれて左手に進むと、

ガスの中から "涸沢岳" の

ピークが見えてきました。





IMG_8149.jpg
  12:15 "涸沢岳"(3,110m)の山頂です。

  ガスで眺望はなく長居は無用。

  サッサと写真だけ撮ったら、

  早々に "白出のコル" へ下ります。






IMG_8155.jpg

途中、山の人気者に遭遇・・・

人気者なんだけど "悪天候の使者"。

二つの顔を持つ雷鳥クンです。





保護色なんで、岩に紛れるとカメラで覗いていても 「どこ?」 って感じになります。

さて、↓どこに居るでしょうか?(笑)

IMG_8152.jpg
                   (北尾根をバックに・・・ あれっ!? どこ行った?)




12:35 "穂高岳山荘" のテン場に到着。

例によって、TONOは場所探し。 

姫はテントの受付に。 幕営料は600円/人。


テントサイトは "涸沢岳" への登山道の傍らに、段々畑の様に点在しています。

この時間で既に、小屋に近いサイトは埋まっていて、

一番上のヘリポートに近い場所に張りました。

IMG_8156.jpg



スペース的に一つしか張れない場所なので、プライベート感覚いっぱい。

広さはこのテントでギリギリという感じ。

二つの出入口のうち、向こう側は即ガレ場の急斜面なので、滑落注意!

・・・って言うか出入禁です。 (^^;



下は石混じりの硬い土ですが、ペグを打つとすぐ岩に当たる事が多く、

ほとんどペグダウンはできず、岩に結びつけて固定しました。


正面の目線の高さに、"前穂北尾根" が連なり、ロケーションは最高♪




IMG_8160.jpg

テントを張り終えたら、

小屋でビールを買って乾杯です。

生がないのは残念なところ・・・





小屋前のテラスが賑わってきたので、テントサイトに場所を変更。

"北尾根" を見ながら、静かに至福の時間。。。

IMG_8162.jpg




しばし、光とガスの闘いに見入ってしまいました。

IMG_8166.jpg




IMG_8167.jpg
こうしているうちにも

ドンドン登山者がやってきます。

テン場も満員御礼状態。

ヘリポートもテン場に早変わり。





この日は、"穂高岳山荘" での夕食にしました。

明日の事も考えると、持ってきた食料は残り少ないし、

今回は下山後、"温泉宿の夜" はないので、(笑)

最後の夕食くらいちょっと豪華に・・・と言うことで。 (^^ゞ



IMG_8170.jpg
  17:05 山荘の食堂で夕食。

  1,700円/人です。

  久しぶりにまともな物を食べた感じ。

  ちゃんと調理した物は違うね~





IMG_8172.jpg
17:40 夕食後、テラスに出ると、

テントが増えてる!!

トイレの前の通路から、

テラスの前まで増殖中。




"穂高岳山荘" に10回位は来てますが、こんなの初めて見ました。

今までお盆の時期は来たことないけど、毎年こんな状態になるんですかねぇ・・・

当然小屋も激混みだったんでしょうか・・・ 聞くのが怖い。(^^;



IMG_8174.jpg
  テン場の最上部から見下ろすと、

  ヘリポートはテント密集地帯。

  こうなると下のテラスの方が

  トイレも小屋も近いしねぇ・・・ ( ̄ー ̄;





IMG_8176.jpg
さて、マイテント。

最初に張った時は、

場所が狭いと思ったんですが、

こっちにしといて良かった・・・ (^^v





雷鳥のお告げ通り、夜になり小雨がパラつきましたが、前夜の様な雨にはならず。

明日の快晴を信じて就寝。



唯一の不安材料は・・・ここからトイレまでの高低差。

冗談抜きで、往復するとマジに息が切れます。

・・・で、TONOのストックは、前室で秘かにスタンバってました。

姫に知れると 「何、爺様みたいな事してるわけ!」 と言われちゃうので内緒です。(笑)


 (続く)


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2011 西鎌尾根~槍穂縦走 Vol.7

2011年08月28日 18:41

2011.8.12~8.15  (8.11 鍋平前泊) 

1日目 新穂高温泉~(小池新道)~鏡平~双六小屋
2日目 双六小屋~樅沢岳~(西鎌尾根)~肩の小屋~槍ヶ岳~
     大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋
3日目 南岳小屋~(大キレット)~北穂高岳~D沢のコル~涸沢岳~穂高岳山荘
4日目 穂高岳山荘~奥穂高岳~(白出沢)~新穂高温泉



2011.8.14 (日)

"南岳小屋" のテン場から "大キレット" を越え、"北穂高岳" までやってきた二人。

北穂の山頂からの素晴らしい眺望を楽しみ、

この日の目的地である "穂高岳山荘" を目指します。


これも昨年のレポも見て頂くと、より分かりやすいと思います。

 2010 槍穂縦走Vol.5





10:21 "北穂北峰" を後にして、ザレた斜面を "松濤のコル" へ下ります。

"南峰" の基部を巻きながら進むと、"北穂分岐" です。

IMG_8111.jpg

ここから "北穂南稜" を経て、

"涸沢" に下る道が分かれます。

二人は右に向かい、主稜線に上がります。





"北穂南稜" を少し下った所に、テント場を発見!

これは小屋から遠いですなぁ・・・下りでも15分位かかりそう。 ( ̄ー ̄;

IMG_8112.jpg
                                (緑のテントが1張り)


"前穂北尾根" が正面に望め眺望は最高ですが、

トイレに行ったり、水とかビールとかの買出しが大変そう。

下はあまり平らじゃなさそうなので、快適度もいまいちかなぁ・・・

(↑実際張ったことはないので、あくまでも遠目に見た感じの印象です)



P1010911.jpg
稜線に向かいひと登り。

キレット越えで、もう疲れてますからねぇ・・・

上りは脚に堪えますなぁ・・・


右下には "南稜" が伸び、

その右後ろに "屏風岩"。

後の正面は "常念岳"。






稜線に上がると、正面左に "奥穂高岳"、そして右に "涸沢岳"。

P1010912.jpg


奥穂の左には "吊尾根" が連なり、右には "ロバの耳~ジャンダルム"。

奥穂と涸沢岳の間、V字の所が目的地の "白出のコル" です。





IMG_8114.jpg

稜線から滝谷側へ

下って行きます。

プチ渋滞気味。





10:34 正面に "滝谷ドーム" が見えてきました。

このドームは基部から涸沢側に上りながら巻いて行きます。

IMG_8115.jpg



IMG_8116.jpg

ますドーム基部に向かい、

滝谷側を下ります。




基部から涸沢側に上り、ドームを巻きます。

IMG_8117.jpg




再び滝谷側の鎖場を下り、登り返して涸沢側を下ります。

下ってきた岩峰を振り返ると、後続の登山者が見えます。

P1010914.jpg




IMG_8118-2.jpg

"涸沢" を左手に見ながら進みます。

10:41 次第にガスが湧き始めました。

夏山はガスが早いですね。





鎖の架かる表面がツルツルした岩場を下ります。

途中に鉄杭が打ってあり足場は安定しています。

IMG_8121.jpg



でもここって、前から鎖があったかなぁ・・・

昨年は確かにありましたが、もっと前はなかったような・・・




数年前に霧雨の中、涸沢~北穂を歩いた時に、

これまでの流れからすると、鎖があって然るべきと思われるのに、

実際にはない箇所があって、「これで滑ったらヤバい!」

・・・と、かなりの緊張を強いられた記憶があります。

それがこの斜面だったような気がするんですが・・・



その時は、「"大キレット" よりもこの "涸沢~北穂" の方が怖い!」

・・・という印象を持ったくらいですからねぇ。

まあ当然そんな印象を持ったのはTONOだけで、

姫は 「エッ!?どこが?」 って感じでしたが。(笑)



昨今の登山ブームで、こういう岩場にもいろんな人が入ってきますし、

皆が安全に通過できるように、どんどん整備されていくのでしょうが、

整備されすぎても岩稜帯歩きの醍醐味が薄れてしまうし、難しいところですよね。






稜線の大岩の上でご機嫌な姫です。

TONOは疲れて、ヘロヘロですけど・・・ (^^;

IMG_8122.jpg




さて、これから ”奥壁バンド” に入っていきます。

IMG_8123.jpg




足元は300m下までスッパリと切れ落ちた "滝谷" の岩壁です。

岩が乾いていれば何て事ないですが、濡れて滑りやすい時は要注意ですね。

IMG_8125.jpg




振り返ると、けっこう危うい場所ですよね。

P1010917.jpg




"奥壁バンド" が終わると、涸沢側に入り、稜線を下っていきます。

IMG_8126.jpg




IMG_8127.jpg

11:16 "涸沢のコル"(最低コル)

北穂小屋~穂高岳山荘 の中間点です。





"亀岩" と呼ばれる岩の積み重なった岩峰を越えていきます。

IMG_8129.jpg




"亀岩" を越えると、"ニセ最低コル"

このルートを反対側の "涸沢岳" 方面から来ると、

ここを "最低コル" と勘違いすることから、そう呼ばれているようです。

IMG_8130.jpg




さてここから "涸沢槍" への上りです。

もうガスガスですな・・・

IMG_8131.jpg




IMG_8134.jpg
鎖の下がる岩場を攀じ登り、

二段の梯子を上ります。

ここから日本一長いと言われる

鎖場が始まります。




涸沢側に向かってトラバース気味に進み、

途中でUターンするように大きく進路を変え、今度は滝谷側へ回り込みます。

IMG_8135.jpg




IMG_8136.jpg

やがて直登するように

急な岩場を稜線に向かいます。




この辺が、"涸沢槍" のピークに近い所だと思われますが、

実際にそのピークを踏むわけではないので、よく分からないうちに通過です。




IMG_8138.jpg

  稜線から下り、

  涸沢側に傾斜した

  滑りやすい岩場を通過。





IMG_8139.jpg


11:50 "D沢のコル" に到着。






おっ! こんな所に小さなスノーマンが!

せっかくなので、"北尾根" をバックに一枚。

IMG_8140.jpg
                                  (リント君久しぶり ^^)
 


 (続く)


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2011 西鎌尾根~槍穂縦走 Vol.6

2011年08月25日 05:58

2011.8.12~8.15  (8.11 鍋平前泊) 

1日目 新穂高温泉~(小池新道)~鏡平~双六小屋
2日目 双六小屋~樅沢岳~(西鎌尾根)~肩の小屋~槍ヶ岳~
     大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋
3日目 南岳小屋~(大キレット)~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘
4日目 穂高岳山荘~奥穂高岳~(白出沢)~新穂高温泉






2011.8.14 (日)

"西鎌尾根" で槍に至り、"南岳小屋" でテン泊した二人。

フライを叩く雨音が続く夜でしたが、静かな朝を迎えました。



5:16 笠ヶ岳~抜戸岳の稜線が朝焼けに染まります。

IMG_8038.jpg


う~む、美しい。。。

今日は快晴になりそうです。



テン場は食事の準備をする人、慌ただしく撤収する人、出発して行く人・・・

この最高の天気に、皆のモチベーションは一気に 

活気に溢れています。

IMG_8040.jpg



二人も朝食を済ませて、撤収します。

雨と結露でフライはびしょ濡れですが、

水滴を払ったらドライサックに押し込んでザックに収納。




ザックを背負って小屋の前の広場へ。

広場からは "南アルプス" の後ろに、"富士山" のシルエット。

IMG_8043.jpg





さて、出発前にトイレを済ませたいところですが、

ここの外トイレはたったの一つ。

IMG_8042.jpg
手前が男子小用、

で、奥が女子&男子大用。

大用には常に3~4人並んでて、

20分くらい時間を要しました。


このテン場はトイレがネックですなぁ・・・ ( ̄ー ̄;

でもまぁ、こんなに混むことは滅多にないんでしょうけどね。




6:22 ようやく出発。

小屋前の広場からは、石屑混じりのザレた斜面を登ります。

振り返ると、昨日歩いた "南岳~中岳"、そして "槍の穂先" がチョットだけ。

そして左に視線を移すと、鷲羽、ワリモ、薬師、三俣蓮華岳・・・

昨夜の雨で塵が洗い流されたのか、遠くまで良く見えます。

P1010871.jpg




"獅子鼻岩" の辺りから、穂高連峰。。。

北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~ジャンダルム・・・ 前穂北尾根も見えています。

今日は "北穂" を越えて、"穂高岳山荘" の建つ "白出のコル" まで。

IMG_8046-2.jpg




IMG_8048.jpg
6:25 イザ、大キレットへ。

前回のレポも参考にして頂くと

分かりやすいと思います。

2010 槍穂縦走Vol.3






まずはキレットの底を目指して、ひたすら下りていきます。

IMG_8051-2.jpg



IMG_8053.jpg
信州側へ下りていく、

ザレた滑りやすい急斜面。

以前より崩落が進んでいます。

鎖もあったはずですが、見当たらず。





これから歩く "北穂" へと続く岩の稜線。

概ね稜線通しですが、ある時は飛騨側、またある時は信州側を巻きながら進みます。

IMG_8054.jpg





次は、鎖の連続する急斜面の下り。

IMG_8056.jpg



P1010878.jpg


さらに梯子を使って

一気に高度を下げます。


キレットの底までは怒濤の下りです。






下り切ると大岩の重なる稜線上に出ます。

ほぼ平坦な場所ですが、昨夜の雨で濡れた岩が滑るので気は抜けません。

後方には、今下ってきた "獅子鼻岩" の岩峰がそそり立っています。

IMG_8058.jpg





しばしこの稜線上を平和に辿ります。

前方にはこれから向かう "北穂" の岩壁が迫力いっぱい。

こうして見ると、登るルートがあるとは思えないですよねぇ。 (^^;

IMG_8060.jpg




IMG_8061.jpg

7:17 "最低コル" を通過。

ここは大キレットの中で

一番高度が低い場所です。





P1010883.jpg

  ペンキマークを追って、

  飛騨側の斜面をトラバース。




IMG_8063.jpg

やがて斜面を上り、

稜線に向かいます。






稜線に出ると、そこが "長谷川ピーク" の基部。

大岩が重なる急な岩場を登ります。

P1010886.jpg




IMG_8065.jpg
白ペンキで書かれた「H ピーク」

7:43 "長谷川ピーク" です。

姫を入れて一枚と思ってたんですが、

既に姫の姿はなく・・・ (^^;





さてここから、馬の背状の痩せ尾根の通過です。

右も左もスッパリと切れ落ちてます。

IMG_8066.jpg




P1010889.jpg

この日は本当に良い天気。

下までキレイに見えますから、

高度感は抜群です。(^^;





ステップ板や鎖が整備されているので、

不安なく歩けますが、もしそれらがなければ厳しい場所ですね。

IMG_8072.jpg





P1010887.jpg
信州側から飛騨側へ、

稜線を乗り越える時などは、

高度感あり過ぎです。 (ノ゚ο゚)ノ





痩せ尾根を通過したら、飛騨側の岩壁を下ります。

ここは垂直に見えるくらい急なんですが、

コの字型の鉄杭が打ってあるので、見た目よりは楽に下れます。

IMG_8073.jpg




下りてきた岩壁・・・ 鉄杭がなければ命懸けですな。

IMG_8074.jpg




角材を組んで作られたしっかりした桟橋を渡って、コルに下り立ちます。

P1010894-2.jpg




IMG_8079.jpg
8:10 ここは "A沢のコル"

大キレットの中で唯一、

ある程度広さがあり平らな場所。

ザックを下ろして休憩です。





IMG_8080.jpg
  気付けば15分も休憩してました。

  そろそろ行かないと。

  赤茶けたザレた斜面を

  トラバース気味に上ります。





IMG_8082.jpg
この辺からルートは渋滞気味。

パスする場所はないので、

急がずユックリ行きましょう。

TONO的には密かに嬉しかったりします。(^^ゞ






振り返ると、歩いてきた "獅子鼻岩" ~ "長谷川ピーク" の稜線。

"長谷川ピーク" の険しさがよくわかります。

IMG_8081.jpg




さて、岩陵の飛騨側を回り、岩を攀じ登り・・・

IMG_8083.jpg IMG_8084.jpg




そして来ました!! 

キレットの核心部・・・ 泣く子も黙る "飛騨泣き" です。

IMG_8086.jpg




ここも渋滞してるので、少し間を空けて通過を待ちます。

前を行くのは、60~70歳くらいの7~8人のパーティ。

リーダーが叱咤激励しながら、事細かく指示を与えて進んでました。

見てるとヒヤッとするシーンもあって、こっちがドキドキしちゃいます。 (^^;




"滝谷" の大岩壁の上に "北穂小屋" が見えます。

距離的には大分近づいてきました。

IMG_8088.jpg




さて、そろそろ行きますか。

姫が "飛騨泣き" に取り付きます。

鎖とボルトがあるので、上りはさほど困難ではありません。

IMG_8089.jpg



上から姫が撮影したものです。

こうして見ても、下りの方が難易度は高いですね。

右に見える鎖を掴んで、身を投げ出す様にスタンスを取るまでが怖いです。 (ノ゚ο゚)ノ

P1010896.jpg




上の段に出たら、岩場を乗り越えて、稜線に出ます。

ここから信州側をトラバース。

P1010897.jpg




太い鎖とステップ板があるので、問題はありませんが、

もしなかったら、相当緊張する通過になりそうです。

IMG_8095.jpg




さてお次は、鎖のぶら下がるルンゼ状の斜面。

足場は小さな浮石だらけで、落石に細心の注意が必要です。

下の方に後続する登山者が見えます。

P1010900.jpg



さあ、ここまで来れば、キレットの核心部は終了です。

あとは体力勝負の "北穂" への大上り。


標高が上がると、"槍~キレット" がクッキリ見渡せます。

素晴らしい眺望ですが、TONOはもうフラフラですな。 (^^;

P1010903.jpg





途中の斜面で、先行するパーティーが休憩にはいります。

「こんなことじゃ10時に着けないぞ!」 リーダーが声を張ってます。

(いったい何時に "南岳小屋" を出たのかしら・・・^^;)


TONOも疲れ切ってるんですが、それを聞きながら休むのも・・ねぇ・・・

とりあえずパスして先へ進みます。



IMG_8101.jpg
この後も、鎖、梯子、鉄杭などが登場。

ひたすら上へ上へと上り詰めます。

両手両足を使って這うように進むと、

自分が四足動物になった気分です。 (^^;





TONOはもとより、前も後ろも皆フラフラな中、只一人ガシガシ登る姫。

この人、異常! 何でそんなに元気なわけ!?

40過ぎのオバさんなんだけどなぁ・・・ 


そして見上げると "北穂小屋" ・・・あと一登りだ!

IMG_8102.jpg




9:31 着いた~

"北穂高小屋" のテラスは、大勢の登山者で賑わっています。

IMG_8103.jpg




テラスから通ってきた道を振り返ります。

ホッと一息、充足感に浸る一時です。

IMG_8105.jpg




テラスの直下からは "北穂東陵"(ゴジラの背) が伸び、その向こうに "屏風岩"。

IMG_8107.jpg



そして、特徴的な "前穂北尾根"。

「自分は今、穂高にいるんだ・・・」 とあらためて認識します。

IMG_8108.jpg




IMG_8106.jpg
テラスで二人で1杯のラーメン。

大汗をかいたので、

体は塩っぱいモノを欲してます。

当然スープも全部飲み。 (^^;






お腹が落ち着いたら、北穂の山頂に行ってみます。

テラスから歩いて1分ですが、その階段がツライ・・・



そして、快晴の "北穂高岳"(3,106m)の山頂。

青い空、白い雲、天を突く槍の穂先・・・ う~む、素晴らしい。。。

IMG_8109.jpg




でも、素晴らしいのは前だけじゃありません。

振り返れば、前穂~吊尾根~奥穂~ジャンダルムの稜線・・・

まさに役者がそろい踏み・・・最高です。

IMG_8110.jpg


 (続く)


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2011 西鎌尾根~槍穂縦走 Vol.5

2011年08月24日 08:20

2011.8.12~8.15  (8.11 鍋平前泊) 

1日目 新穂高温泉~(小池新道)~鏡平~双六小屋
2日目 双六小屋~樅沢岳~(西鎌尾根)~肩の小屋~槍ヶ岳~
     飛騨乗越~大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋
3日目 南岳小屋~(大キレット)~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘
4日目 穂高岳山荘~奥穂高岳~(白出沢)~新穂高温泉




2011.8.13 (土)

この日 "双六小屋" のテン場を出て、"西鎌尾根" を辿り、 "槍の肩" に到達した二人。

"槍の穂先" を往復して、目的の "南岳小屋" を目指します。


IMG_7997.jpg

まずは "大喰岳" への上り返し。

岩屑の道を行きます。

けっこうキツい。





IMG_7998.jpg
  12:55 二重山稜の左側に入ると

  大喰岳(3,101m)の山頂。

  これまで通り過ぎていたピーク。

  4度目(・・・?)の正直でようやく。 (^^;




IMG_7999.jpg

"大喰岳" を下り "中岳" に向かいます。

この辺りはまだ雪渓が残るものの、

大分小さくなったようです。




IMG_8002.jpg

  岩場を上り切ると、

  2段の梯子があり、

  これを登ると山頂はすぐ。




IMG_8003.jpg

13:26 中岳(3,084m)山頂。

眺望なく、先を急ぎます。





"中岳" からの下り。

岩の重なる斜面を大きくジグザグに行きます。

この辺で少しガスが切れてきました。

以前、下りきった場所で水を汲んだ記憶がありますが、

既に雪渓は消え、水場は枯れていました。

IMG_8005.jpg




左手に "常念山脈" を見て進みます。

中央の特徴ある三角錐は "常念岳"。

IMG_8006.jpg




13:46 ちょっと休憩。

ガスの中から "東鎌尾根" が現れました。

"槍の穂先" へ突き上げる、岩の尾根です。

中央の赤い屋根が "殺傷ヒュッテ"、その右やや高い位置に "ヒュッテ大槍"。

IMG_8008.jpg




さらにガスが取れて、"槍沢" に付けられたジグザグの道がクッキリ見えます。

IMG_8011.jpg




"東鎌尾根" を辿った先にも赤い屋根・・・ "ヒュッテ西岳" です。

そしてその先で左に大きく進路を変えて伸びる "喜作新道"。

IMG_8010.jpg




小休止の後は縦走路を更に先へ。

岩屑の重なる道を辿ります。

IMG_8014.jpg




IMG_8016.jpg
槍~大喰~中岳は、

テンポ良くピークを踏めますが、

中岳~南岳は距離が長く、

なかなか着きません。






14:13 "天狗原分岐" を通過。

IMG_8017.jpg





IMG_8021.jpg

再び登場、イワヒバリ。

人を恐れず、すぐ傍までやってきます。





右手を見ると、遥か下の方に赤い屋根・・・槍平の小屋ですね。

"槍平小屋" から "南岳小屋" へ、"西尾根" を辿る "南岳新道" が確認できます。

尾根のピークへは、かなりの急登っぷりですな。 ( ̄ー ̄;

IMG_8026.jpg




IMG_8027.jpg

14:32 "南岳"(3,032m)のピーク。

"常念岳" をバックに一枚。

"南岳" から小屋まではもうすぐ。





眼下に小屋が見えてきました。

テン場はまだスペースに余裕はあるようです。

IMG_8028_20110823121134.jpg





IMG_8029.jpg

14:39 "南岳小屋" に到着。

TONOはテン場へ直行し場所を確保。

姫は受付へ。 幕営料は500円/人。





平らな場所を選んでる内に、またしてもテン場の外れに設営。

小屋から遠いので姫には大不評。 (^^;


そのうち、徐々に風が強くなり、雲行きも怪しい。

防風対策に風上に石を積み足していると、急にバラバラっと降ってきました。

予報通りの天気です。



IMG_8032.jpg
  雨の中、小屋でビールと水をゲット。

  テントの中で今日の山行に乾杯。

  暗くなる前に夕飯を作りました。

  カップ麺とドライカレー、卵スープ。





IMG_8033.jpg

日が落ちる頃一旦雨が上がるも、

ガスが濃くなりました。

気温はグっと下がって寒~い。





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  夜の7時で、テント内は10℃!

  さすが標高3,000mのテン場ですな。

  翌朝はかなり冷えそう・・・

  十分着込んでシェラフに潜り込みます。



 (続く)


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2011 西鎌尾根~槍穂縦走 Vol.4

2011年08月23日 00:46

2011.8.12~8.15  (8.11 鍋平前泊) 

1日目 新穂高温泉~(小池新道)~鏡平~双六小屋
2日目 双六小屋~樅沢岳~(西鎌尾根)~肩の小屋~槍ヶ岳~飛騨乗越
     大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋
3日目 南岳小屋~(大キレット)~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘
4日目 穂高岳山荘~奥穂高岳~(白出沢)~新穂高温泉




2011.8.13 (土)


"双六小屋" のテン場から "西鎌尾根" を辿り、"槍の肩" までやってきた二人。

お昼を済ませ、腹ごなしに "槍の穂先" を往復する事にしました。


相変わらずガスガスですが、時折ガスが切れ黒い巨大な岩の塊が現れます。

IMG_7966.jpg


槍の山頂には10人ほどが確認できます。

そしてその岩肌には、何人もの登山者が取り付いています。




IMG_7967.jpg
11:26 さて二人も空身で

"槍の穂先" に向かいます。

"槍の肩" から "穂先" までは、

標高差120m、20分ほどです。




IMG_7970.jpg

  体も冷えるしサッサと

  登り切りたいところですが、

  けっこう渋滞しております。





IMG_7969.jpg


ふと左手を見ると、

"小槍" に取り付くクライマー再び。


やっぱり "小槍" の上で踊るのは、

大変そうですなぁ。(笑)




IMG_7972.jpg

  "大槍" は急な岩場の連続ですが、

  梯子、ボルト、鎖が整備されているので、

  落ち着いて登れば問題ありません。




IMG_7973.jpg

この辺は上りと下りがクロスします。

ちょっと渋滞してます。





IMG_7974.jpg
  山頂に架かる2段梯子。

  向かって左が上り専用。

  右が下り専用です。

  上りは、1段目が17段、約5m

  2段目が31段、約9m。




IMG_7975.jpg

さて2段目の梯子を登ります。

感覚的にはほぼ垂直。

これを上り切ると、山頂に飛び出します。





IMG_7976.jpg

  11:47 3,190mの山頂です。

  狭い山頂は、多くの登山者でいっぱい。

  祠の前の写真スポットは順番待ちです。





IMG_7977.jpg

・・・で、祠の前で一枚。

晴れてれば360°の大展望ですが、

残念ながらガスガスで何も見えず。





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  11:53 写真を撮ったら即座に撤収。

  下りの梯子は何度行っても、

  1歩目が怖いです。(^^;




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岩壁に咲くチシマギキョウ(千島桔梗)

過酷な環境で頑張ってます。





時おりガスが切れると、"肩の小屋" が眼下に望め、高度感があります。

IMG_7981.jpg




ガスが湧くと高度感は少ないけど、奈落の底が見えないだけに不気味です。 (^^;

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12:15 "肩の小屋" に戻ってきました。

この時点で槍のテン場は満席!

初めからここに張る予定じゃなかったけど、

この時間にいっぱいとは・・・ ( ̄ー ̄;




IMG_7990.jpg

  12:30 トイレを済ませたら、

  さてザックを背負って行きますか。

  目指すは、"南岳小屋"。




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テン場を抜け、下って行きます。

槍のテン場はこんな急斜面に、

段々畑の様にスペースが作られています。





IMG_7991.jpg


  中にはこんな岩陰のスペースも。 (ノ゚ο゚)ノ

  ここはソロテントしか張れなさそう・・・





IMG_7993.jpg

基本的に個々のスペースは激狭です。

大きなテントは張れませんな・・・





12:37 "飛騨乗越" です。

標高3,020m、日本一高い峠ですね。

これから "南岳小屋" まで、3,000m峰を3つ踏んで行きます。

IMG_7995.jpg


 (続く)


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