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速報! 2011 三条の湯~雲取山

2011年10月31日 19:21

2011.10月最後の週末。

紅葉の舞台は標高を下げ、低山は秋の彩りに包まれています。

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                                        (後山林道を行く)



二人は"三条の湯" にテントを張って、同日、"雲取山" をピストンしました。

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                                     (雲取山山頂から望む)



トータル13kmの車道~林道歩きは長かったけど、

たどり着いた "三条の湯" は素晴らしい所でした。

木々に囲まれた渓流沿いのテン場に、硫黄の香りが漂う鉱泉。。。

そして風呂上がりの冷えたビール♪

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                                     (水音が響くテン場)




さて、目的のピークは東京都最高峰・・・2017mの "雲取山"。

"三条の湯" からの "水無し尾根" は、歩く人も少なく静かな秋山を満喫できました。

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                                       (紅葉もボチボチ)





翌日はまっすぐ下山して、"大菩薩ライン" を経由で帰りました。

途中、"裂石温泉" に立ち寄ったのは言うまでもありません。(笑)

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本編は、前の週に歩いた、"西沢渓谷" の記事の後にアップします。


 
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2011 岳沢をベースに穂高で遊ぶ♪ Vol.7

2011年10月28日 19:01

2011.10.8(土)~10.10(体育の日)

1日目 自宅~沢渡~上高地~岳沢~前穂高岳~岳沢(テント泊)
2日目 岳沢~天狗のコル~畳岩尾根ノ頭~コブ尾根ノ頭~ジャンダルム~
     天狗のコル~岳沢~上高地~松本
3日目 松本~自宅




2011.10.9(日)

岳沢から天狗のコル経由でジャンダルムにやってきました。

"奥穂 vs 焼肉" は、焼肉の圧勝と言うことで、

ひと通り眺望を楽しんだら、往路を戻ることにしました。




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11:06 ジャンダルムから下山開始。

この辺は普通の登山道です。

けっこう明確な道があります。





最後の鎖場でザイルを出している4人組がいて、プチ渋滞。

その後、彼らは奥穂方面へ向かって行きましたが、

こんな所でザイル出してたら、"ロバの耳" の下りはどうするんでしょう・・・

人事ながら心配になっちゃいます。





さて、これで奥穂も来年まで見納めかなぁ。

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11:17 "コブ尾根ノ頭" から下ります。

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                                      (正面は "笠ヶ岳")




大岩を乗り越えるポイント・・・けっこう高度感があります。

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信州側を巻いて下る迷いやすい斜面。

下る時もまたルートを外してました。(笑)

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まあ、視界が良いときは、右上に写ってる "畳岩尾根ノ頭" を目指して行けば大丈夫。

本当にこれが "畳岩尾根ノ頭" かどうかは定かではありませんが・・・^^;





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途中にこんな感じで

テントを張った痕跡があります。





"畳岩尾根ノ頭" から下っていきます。

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飛騨側をトラバース。

日陰斜面は雪が融けないですね。





11:42 上部に鎖の下がるルンゼ状の斜面。

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"ジャンダルム" から "天狗のコル" で難所らしい所はここだけかも。

・・・と言っても、鎖があるので特に問題はありませんが。

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                             (姫は鎖に頼りすぎですね・・・)





何でもない場所ですが、雪があるとちょっと緊張を強いられます。

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西穂と背比べ・・・姫の勝ち。(笑)

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標高3,000の平均台を渡ります。

他のブログを見ると、ここを "畳岩尾根ノ頭" としているのもあるようです。

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"畳岩尾根ノ頭" っていったいどこが正解・・・?





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12:05 "天狗のコル" に到着。

避難小屋跡でパンを食べて休憩。

その間に、単独行の方と、

3人組が "岳沢" に下っていきました。






12:19 二人も "岳沢" に下り始めます。

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先行した4人を抜き去り、快調に飛ばします。

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小尾根を超えて、草付きの斜面に入りました。

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小屋はまだまだ先ですな・・・

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13:20 "岳沢小屋" です。

"天狗のコル" から1時間。

ノンストップで下りてきました。





小屋前でジョッキを手にする登山者を見ると、心が揺れますが、

焼肉のためにここはグっと我慢我慢。

カップラーメンを食べて休憩したら、テントを撤収。





14:45 重いザックを背負ったら、上高地に向けて下山開始です。

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所々落葉した木々の間をドンドン下ります。

開けた場所から見えた天狗沢~コル~コブ尾根の頭・・・

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やがて登山道は薄暗い針葉樹林に入り、高度を下げていきます。

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16:03 岳沢・穂高登山口に到着。

ここまで下りて来ると、

もう観光客が主役です。




16:17 河童橋を渡ります。

連休にしては思ったより人が少ないかも・・・

IMG_9548_20111028115726.jpg




で、バスターミナルまで行くと・・・凄い人!!

バス乗り場は長蛇の列・列・列・・・・・・

ディズニーランドよろしく、とぐろを巻きながら延々と続いております。

人が少ないかも・・・なんて、一瞬たりとも思った私が馬鹿でした。

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二人は列に並びながら、松本のホテルに順に電話をかけます。

さすがに連休の中日、満室が続きますが、7~8軒目に良い返事。

ホテルも取れたし、後は焼肉か~♪



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やがて日が落ちて、「誰そ彼」 状態。

気温も下がり、軽装備の観光客は

寒さに震えながら並んでいました。

・・・

・・・



結局、沢渡行きのバスに乗れたのは1時間半後。

補助席まで超満員です。



18:38 沢渡中駐車場で下車。

新しいバスターミナルには煌々とライトが灯ってました。

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上高地からようやく着いた駐車場ですが、車を探すまでがさらに一苦労。

二人とも駐めた場所の記憶が全くなくて、

唯一覚えてるのは下に水溜まりがあった事・・・

でもそんな情報だけじゃ車に辿り着ける訳もなく、

二手に別れて、ヘッデン片手に広い駐車場を彷徨い歩きます。




ライトを持ったオッサンを姫と間違えて話しかけたり、

違う段に止めたのかと下の段を探してみたり、

しまいに同じ色の同じ車種を自分の車と思い込み、鍵が開かないと大慌てしたり・・・

駐車場難民と化した頃、ようやく車にたどり着きました。




車に乗り込み松本のホテルを目指します。

158号が混んでたので、途中で裏道に入りひたすら走ります。

で、20時前に何とかホテルに到着。



シャワーを浴びたらホテルに近い焼肉屋 "味楽苑" に直行。

生ビールと焼肉で生きてる喜びをかみしめたのでした。(笑)




翌日は、チェックアウトして真直ぐ中央道へ。

交通量は多いものの、さすがに渋滞なしに相模湖ICまで快走。

厚木のWild-1に立ち寄り、いろいろ物色して帰りました。


 (終わり)


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2011 岳沢をベースに穂高で遊ぶ♪ Vol.6

2011年10月27日 21:56

2011.10.8(土)~10.10(体育の日)

1日目 自宅~沢渡~上高地~岳沢~前穂高岳~岳沢(テント泊)
2日目 岳沢~天狗のコル~畳岩尾根ノ頭~コブ尾根ノ頭~ジャンダルム
     天狗のコル~岳沢~上高地~松本
3日目 松本~自宅




2011.10.9(日)

岳沢から "天狗のコル" に上がり、"コブ尾根ノ頭" までやってきました。

10:52 小休止の後、ジャンダルムを目指します。

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コブ尾根ノ頭から一旦コルに下りて、ジャンダルムへ向かいます。

上の写真↑でもわかるように、こっちから登るルートは二つ。


① 水色のアウターの人がいる場所から、左へトラバースしてから登るルート。

② 赤いザックの人がいる場所からさらに上がって、左へ移動して登るルート。


どっちが上りでどっちが下りという区別はないようです。



ただ①のトラバースしてから登るルートでは、岩棚が谷側に傾斜していて、

その足元は奈落の底だし、手でホールドできる様な取っ掛りもないので、

岩が濡れて滑べりやすい時には地味に怖いです。

前回来た時は小雨混じりの天気で、岩が濡れていたので、

「自分の命をビブラムソールのフリクションに託す」 という感じでした。



写真に赤線を入れてみるとこんな感じ。(あくまでもおおよそのラインです)

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今回は岩は乾いていましたが、岩棚のトラバースは避けて、右ルートにしました。

出だしは70度くらいの斜面に鎖がぶら下がってますが、

ボルトも打ってあるので、鎖はほとんど使わずに登れます。

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上部は岩の積み重なった斜面。

どこを行っても上れますが、ルートを外すと浮石だらけで落石必発なので、

下にいる登山者のためにもきちんとルートを辿る必要があります。

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この日も後から上ってきた人が大きな落石を起こし、

奈落の底に恐ろしげな音を響かせてました。




10:57 ジャンダルムの頂上です。

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頂上では3人が腰を下ろして休憩中で、4人が写真撮影中。

TONOと姫の後からさらに3人登ってきたので、

けっして広いとは言えない山頂は、満員御礼な感じでした。 (^^;

長居はできませんが、まぁひと通り景色を楽しみましょうか。





まずは穂高の盟主、日本第三位のピーク、"奥穂高岳"。

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↓奥穂の左の切れ込みは "白出のコル"。

コルに建つ穂高岳山荘が確認できます。

コルから涸沢岳に登山道が続き、その右には北穂高岳。

北穂の左陰にはキレットが隠れていて、南岳、大喰、槍へと続きます。

そして右後ろは "常念山脈"。

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槍の左に "西鎌尾根" が伸びて、その背後に 鷲羽、水晶(黒岳)、裏銀座の稜線。

後ろには、剱・立山が見えます。

左に目を移すと抜戸~笠の稜線が伸び、その後ろは双六、黒部五郎。 

双六と鷲羽の間には、薬師が横たわってます。

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西側にはドッシリと笠ヶ岳。

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登ってきた方向を振り返ると、手前に "コブ尾根ノ頭"。

やや右下に西穂のピークが見えています。

中央は乗鞍、左に霞沢岳、右に焼岳のトライアングル。

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さてこの日の予定は、往路を引き返して岳沢に連泊ですが・・・

TONOは奥穂を見てるうちに先に行きたい気持ちが沸ふつと。


そして、先ほどジャンの基部ですれ違った人と交わした会話がプレイバック。

 「"ロバの耳" の北斜面って凍ってました?」

 「"ロバの耳" ですか・・・雪が残ってて凍ってはいましたが・・・」

 「そうですか・・・」

 「これから奥穂行って、小屋までですか?」

 「いや、奥穂経由で岳沢に下ろうか考えてるんですけど・・・」

 「じゃあ・・・大丈夫ですよ。 ロバより小屋前の斜面がガチガチで怖かったですよ」

 「え~っ!? 小屋前の斜面ですか?」

 「そうなんです! 何しろ今日ここまで来る内で、あそこが一番の難所でしたから」

 「そうですか・・・」

 「じゃあ、お気を付けて!」

 「あっ、ありがとうございます・・・」



 (確かに奥穂側から登山者はやってくるし、西穂側からも登山者は向かってるし・・・

  "ロバの耳" は決してガチガチに凍って通れない訳じゃなさそう。)

 (・・・じゃあ、奥穂まで行くか!)

 (でも、やっぱり雪が付いてるし、ここで敢えて危険を犯す必要もないよなぁ・・・)

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                (ロバの耳・・・所々雪が残る北斜面にルートがあります)



一方その頃、姫は冷静に全く別の事を考えていたようです。

 (明日は連休最終日で、上高地を出るのに時間がかかるだろうし、

  遅くなると高速の大渋滞は必至。)
 
 (可能なら今日中に上高地を脱出した方が良いんじゃないかしら・・・)



 「ねぇ、焼肉食べたくない?」

 「はぁ!?」

 「今日はさぁ、このまま下りて上高地まで下りない?」

 「上高地まで!?」

 「うん。 明日さぁ、凄く混むと思うんだよね」

 「そうだよなぁ・・・じゃあ今夜は "小梨平" でテント張る?」

 「それでもイイけど・・・今日中に上高地を出た方が良いんじゃない?」

 「う~む・・・」

 「今日は松本に泊まって、焼肉食べるって言うのは・・どう?」

 「焼肉か~♥・・・ 確かに食べたい!」

 「そうでしょ~」


・・・と言うことで、焼肉が頭から離れなくなったTONOは、

姫の思惑通りサッサと岳沢まで戻る事にしたのでした。 (^^;


(遅々として先に進みませんが、続きます ^^;)


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2011 岳沢をベースに穂高で遊ぶ♪ Vol.5

2011年10月26日 18:45

2011.10.8(土)~10.10(体育の日)

1日目 自宅~沢渡~上高地~岳沢~前穂高岳~岳沢(テント泊)
2日目 岳沢~天狗のコル~畳岩尾根ノ頭~コブ尾根ノ頭~ジャンダルム~
     天狗のコル~岳沢~上高地~松本
3日目 松本~自宅




2011.10.9(日)

岳沢のテン場を出て、"天狗沢" を詰めた二人。

"天狗のコル" で小休止した後、"ジャンダルム" を目指します。



9:39 "コブ尾根ノ頭" まで標高差300mの上りの始まりです。

特に危険箇所はなく、ひたすら岩場を上るだけですが、体力的にはキツい・・・

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後方には "天狗の頭"。

陽の当たらない北斜面には雪が残っています。

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急な岩場をジグザグに上り、飛騨側をトラバース、その後は直上に。

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お次は上に行くほど急になるルンゼ状の斜面。

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最後はぶら下がった鎖を頼りに上ります。

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10:18 ↓ここを上りきった所はちょっと平らなポイントで、何人かが休憩中でした。

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その辺りが "畳岩尾根ノ頭" なんだと思われますが、

表示がないので、未だにハッキリわかりません。

奥穂側からと西穂側から、トータル4回目の通過なんですけどね。



ここで上から撮った写真をよく見ると、

奥の鋭鋒が "西穂高岳"、手前に "間ノ岳"、"天狗の頭" と縦に並び、

中央左の岩峰が "畳岩尾根ノ頭" なのではないかと・・・

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さてそんな訳で、今回もまた "畳岩尾根ノ頭" をいつの間にか通過して、(^^;

"コブ尾根ノ頭" への上りにかかります。

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ここから信州側を巻きながら登っていきます。

広い斜面のどこでも歩ける感じで、迷いやすい所です。

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二人はここで毎度のようにペンキマークを見失うんですが、

それでも稜線を目指して行けば、何となく元のルートに復帰できちゃいます。 (*^.^*)

(↑そんな事でイイのか・・・ヾ(・・ )ォィォィ)






右手には岳沢~上高地を見晴らします。

左に "霞沢岳"、右に "焼岳"、そして中央が "乗鞍岳"。

 "畳岩尾根ノ頭" と思われる場所も右下に写ってます。

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さて稜線に戻り、尾根伝いに進みます。

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そして大きな岩を乗り越えるポイントです。

最初にここを歩いた時は、"ルートがない!" と焦った場所です。(^^;

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"コブ尾根ノ頭" 直下の上りです。

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10:44 岩が積み重なる平坦な場所に飛び出しました。

ここが "コブ尾根ノ頭" です。

前方にはジャンダルムがド~ン。

こっちから見たジャンは、巨大な "タコ入道" って感じです。(笑)

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あっちからの見慣れたジャンは、これ↓

やっぱり奥穂側から見ると格好イイですよね ♥

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                          (2010.9.25 奥穂からジャンダルム)




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ちなみにジャンをトラバースして、

真横から見るとこんな感じ。

角度によって形を変えるジャンです。

                                      (2008.10.12 ジャンダルム基部)


"コブ尾根ノ頭" を先に進むと、右手に "奥穂高岳" が見えてきます。

左はジャンダルムをトラバースする登山者。

・・・その足元は500m下まで切れてますから、

もし足を滑らすと、岳沢の辺りまで落っこちるポイントです。

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前日登った "前穂高岳" へズーム。

吊尾根から前穂の山腹に付けられた登山道を、目で辿る事ができます。

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登山道を追った先には、"紀美子平" と思われる場所。 (写真中央やや上)

そこから下に向かうのが "重太郎新道" なわけで、

その急登っぷりも理解できるってもんです。


"コブ尾根ノ頭" でちょっと休んだら、さて "ジャンダルム" に行きますか。


 (続く)


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2011 岳沢をベースに穂高で遊ぶ♪ Vol.4

2011年10月25日 13:45

2011.10.8(土)~10.10(体育の日)

1日目 自宅~沢渡~上高地~岳沢~前穂高岳~岳沢(テント泊)
2日目 岳沢~天狗のコル~畳岩尾根ノ頭~コブ尾根ノ頭~ジャンダルム~
     天狗のコル~岳沢~上高地~松本
3日目 松本~自宅







2011.10.9(日)

"岳沢" にテントを張り、"前穂" を往復した二人。

-6℃~のシェラフの中では全く寒さを感じませんでしたが、

明け方トイレに立つと、フライには白く霜が降りていました。


あまり早立ちしてもルートが凍っているだろうと、

ゆっくり目に起きて、スープとパンの朝食にします。

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6:31 赤いテントに赤いマット・・・

全てが赤みがかって見える空間。

目がちょっと変かも。 (^^;




7:13 準備を済ませてテントの外へ。

上高地の向こうには "乗鞍岳"。 右手には "焼岳"。

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右手に目を移すと、"西穂" の稜線が青い空を切り取ります。

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振り返れば朝陽を浴びて輝く "トリコニー"。

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小屋の前のテーブルに

温度計が置かれてました。

-1.3℃・・・さほど寒くはない。






さてこの日は、"天狗沢" を詰め、"天狗のコル" から "ジャンダルム" を目指す予定。

初めてこのルートを歩いたのは、4年前のちょうど同じ時期・・・

一抹の不安を抱えながら、足を踏み入れた事を思い出します。 ジャンダルム2007



7:36 小屋のトイレ棟の奥から、"天狗沢" へのルートへ。

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葉の落ちた林を抜け、草付きの斜面に入ります。

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正面に聳える "天狗の頭"。

その右手に見える大きなV字の切れ込みが "天狗のコル"。

これから "天狗のコル" まで標高差650mほどの登りです。





8:09 大分上に登ってきました。

"岳沢小屋" に続くルートは確認できますが、小屋は林の向こうです。

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後方に見えるのは60~70代15人ほどの団体。

ガイドツアーの様でその辺りから引き返していきました。





目指すV字が大きくなってきましたが、まだコル自体は見えていません。

この辺まではシッカリした歩きやすい道です。

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この後、中央に見える小尾根状の隆起を右から左へ乗っ越します。

前に通った時はそのまま真直ぐ登った気がしたのですが・・・

はっきり覚えてないので気のせいかも。 (^^;




8:24 さていよいよガラガラの岩屑の道になってきました。

一応ペンキマークがあるので、それを辿って進みます。

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一旦ガラ場を離れ、

左手の小尾根状の隆起を

越えていきます。




小尾根を右側に乗っ越すと、正面は "間天のコル" か!?

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小尾根を上り返して、"天狗のコル" 方向へ戻ります。

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小尾根の上から "畳岩尾根の頭" を望みます。

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小尾根の右側に戻ってきました。

さてここから "天狗のコル" までは、まだ標高差300mほどあります。

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そしてこの辺りからが、このルートの真骨頂。

足を乗せるとガラガラ崩れる浮石だらけの道になります。

まぁ、道というほど明確な道はないですが・・・ (^^;




振り返れば大小さまざまな岩・岩・岩・・・

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遠く視線を移せば、"明神岳" の向こうに南アルプスが浮かび、

"甲斐駒" の左に "富士山" がその頭を覗かせています。

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右手には逆相スラブの畳岩が迫力いっぱい。

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8:59 ようやくコルを視界に捉えました。

斜度は増し、足元は一層崩れやすい状態です。

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青い空を切り取るV字が大きくなってきました。

岩の波を越えて進みます。

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ここは上に行けば行くほど、ガラガラだったはずなんですが・・・

今回はコルの直下は地面が露出してました。

大雨の影響? それとも人の手が加わったのか・・・?

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9:23 "天狗のコル" に到着。

"岳沢小屋" から2時間ほど。

ここは西穂・奥穂縦走路の中間地点。

数人が休憩中でした。





コルまで上がると飛騨側が見渡せます。

"笠ヶ岳~抜戸岳" の稜線も秋色ですね。

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                                (左は天狗の頭へ上る壁)






コルの岳沢側には避難小屋の跡が残っています。

飛騨側からの風も遮られ、ビバーグにはうってつけ。

テントを張れそうな平らな場所もあります。

ここでしばし休憩します。

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 (続く)


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