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2010 冬の西穂独標 Vol.5 下山

2012年03月13日 06:50

2010.3.14(日)

"西穂山荘" に宿泊して厳冬期の "西穂独標" を目指した二人。
強風に進路を阻まれながらも、独標からの大展望を楽しみました。






8:32 下山開始です。

難関は独標直下の急斜面。
足場の岩は雪に隠れ、斜度50度ほどの硬い雪面になっています。
無雪期なら何でもない岩場ですが、雪が付くと怖~い急な下り斜面です。

先に着いたグループは、ザイルを出してました。
かなり時間がかかりそうだったので、
全員が降りるのを待たず、途中で下山させて貰いました。


先に姫が下り、TONOが続きます。
後ろ向きでアイゼンの前爪を蹴りこみながら慎重に下りて行きます。
信州側に岩は露出していますが、ホールドになるような部分はなく、
鎖の出ている場所へ下りるまでは、手ががりは唯一ピッケルのピックのみ。


ピッケルを持ってない左手では、全く支持することができないので、
動いているときは3点支持にならず、2点支持状態。 ( ̄_ ̄|||
鎖の付いた岩場まで、15mくらいの距離なんですけどね・・・



姫も予想以上に手こずっているようでした。
ただここは、比較的風がないのが救いです。
前爪のコンタクトを確かめながら、ゆっくり少しずつ下りて行きます。



もしこの急斜面で足が滑れば、制動は不可能。 
信州側をどこまで滑り落ちるのか、見当も付きません。
そのまま上高地まで滑って行ってしまいそうです。(^^;



・・・って、笑ってる場合ではありません。
滑落すれば限りなく死が近づきます。 (ノ゚ο゚)ノ
生と死は隣合わせであることを感じつつ慎重に慎重に。


姫が下りるのを斜面で待つ間も、一瞬たりとも気は抜けません。
後ろ向きだし、この状態ではとてもカメラは持てないなぁ・・・


「しまった! 姫が鎖まで下りてから続けば良かった~」
という訳で、この緊迫のシーンは画像なしです。
良い写真が撮れそうだったのになぁ・・・




IMGP7980.jpg
8:40 独標の基部まで下りて、
小ピークをトラバース。

8:46 広い稜線に出て一安心。
後は山荘まで特に危険箇所はありません。





絶景を見ながら、しばし気持ちの良い稜線歩きです。

IMGP7983.jpg





苦労した斜面も、下りは楽チンだな~♪

IMGP7986.jpg





振り返ると、青い空に一筋の飛行機雲。。。 
昔あったタバコのCFみたいです。
「○○セブンの青い世界」って感じですか。(笑)

P1000039.jpg






この時間になって、なんだか朝より風が強くなった感じです。
突風に煽られる姫です。

IMGP7988.jpg






丸山の辺りで動画を撮影してみました。
風に煽られ、姫もカメラもグローブも、み~んな揺れ揺れです。 (^^;








9:25 西穂山荘に戻ってきました。
ここまで来ると、別世界。 風がなくて暖か~い。
陽射しを受けて一気に気温も上昇。 寒暖計は、0℃でした。
雪の落ちてこない場所でちょっと休憩です。

“西穂ラーメン” を食べたいところでしたが、さすがにまだこの時間じゃね~ (^^ゞ
残った食料を食べて、荷物を減らしときましょう。

IMGP7992.jpg







9:49 さて下りますか。

P1000043.jpg






山荘横から、独標~西穂に連なるピークがクッキリ見えました。
全体に巻き上がる雪煙からも強風が窺えます。
今回は右端の独標まで行ったに過ぎないですから、
その先はやはり厳しいですな~

IMGP7994.jpg




この辺りではほとんど風を感じないのに、稜線は全く別物ですね。
もし強風でロープウェイが動いてなかったら、足で下りるしかないのかなぁ・・・
ワカンもスノーシューもないけど大丈夫か!?
・・・と心配でしたが、この感じではロープウェイは問題なさそうです。
名残を惜しんだら、どんどん下ります。



IMGP8004.jpg

"笠ヶ岳" を見ようとした姫は、
左脚がズッポリ埋まってしまいました。 (^^;
トレース上は踏み固められてますが、
外すとけっこう深い雪です。





途中のビュースポットからは、一枚の絵葉書の様。。。

IMG_0252-1.jpg





雪煙を上げる "西穂" にズーム。

IMG_0255.jpg





お次は "槍ヶ岳"
小槍を従えた "槍の穂先" です。

IMG_0254.jpg





独標へ向かう稜線です。 中腹に登山者が見えますね。

IMG_0256.jpg
                                   (クリックして拡大するとわかります^^)




そして "西穂山荘"。 この日は山荘がはっきり見えました。

IMG_0262.jpg





IMG_0258.jpg


途中の避難小屋です。
雪が一杯だ~!
小屋が潰れそうだけど・・・ w( ̄▽ ̄;)w






10:35 ロープウェイ駅に到着。
この快晴ですから、展望台へ行ってみましょう。
写真撮影のおじさんは、いつものようにダミ声で客引き中です。
このダミ声も展望台の日常の風景となってますな~ (^^;
とりあえず西穂をバックにお約束の一枚。 (笑)

IMG_0263.jpg
                                   (ちょっと日焼けしちゃったかしら・・・)




そしてロープウェイの向こうに "笠ヶ岳" ~ "抜戸岳"

IMG_0266.jpg





IMG_0272.jpg

さて温泉でも行きますか♪

10:54 ロープウェイに乗り込みます。
もしもし、忘れ物は御座いませんか? (笑)





11:05 前日とは打って変わって、"鍋平高原" は春の趣でした。

IMG_0275.jpg


 (終わり)



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コメント

  1. 札幌温泉人 | URL | -

    お疲れ様でした(^^)

    TONOさん おはようございます。

    たくさんの素晴らしい冬山の景色を楽しませていただきました。
    TONOさん、姫さんは、苦労して、あの素晴らしい景色を見てますが、
    自分は、ディスクに座りながら・・・本当に、感謝です(^^)

    下山して記事を見て、ホッと一息です・・
    これから、春山でしょうが、充分気をつけて楽しんでくださいね(^^)

    次回は、山姫が、湯姫に変身ですね(*^_^*)

    ( 2010年04月01日 08:54 )

  2. クロちゃん | URL | -

    厳冬期の雪原は 滑落すると そのまま・・。
    ちょと怖い世界ですね。

    でも、ピッケルを持って登られているのに驚きました。
    滑落停止になくてはならないものです。

    本格的な装備もお持ちなようで 準備万端
    さすがだなと感心しました。

    緊張感の中にも 充実感を感じる登山でしたね。
    さらに、充実感を高めるために → 温泉へ

    ( 2010年04月01日 23:17 )

  3. みことみ | URL | -

    なんかすごいですね

    ( 2010年04月02日 00:10 )

  4. TENE | URL | -

    まさにその稜線を歩いたわけですよね~
    肉眼で確認できるのはやはり感激ですね。
    (あんな小さな所まで映し出してるカメラも凄いと感心してしまいましたが・・・)

    普段楽しく写真見させてもらってるわけですが
    登山の写真はまさに命がけですものね!
    いつも凄い写真とレポありがとうございますv-363
    そして温泉も楽しみ~

    ( 2010年04月02日 00:36 )

  5. ゆぅ&かん | URL | -

    おはようございます~(^^)

    無事下山出来てホットしました‥(^^;)
    ご苦労様でした‥(^^)

    しかし急斜面の下りは大変だったんですね、
    写真はないけど恐怖感が伝わって来ました~(--;)
    手と足が滑れば滑落して死が待っていますからね‥(--)
    恐いですね‥(--;)
    冬山は、悪天候での遭難の可能性や
    急斜面での滑落の可能性も高くまさに命がけの登山ですね‥(--)
    私達には無理かもです‥(--)

    しかし西穂から続く稜線は絶景ですね~(^0^)
    うっとりしてしまいます‥v-344
    この後は、温泉で疲れた体を癒して下さいませ‥(^0^)/

    ( 2010年04月02日 07:33 )

  6. Zep400 | URL | -

    素晴らしい山!!!

    おばんです。

    綺麗な冬山・・・いいもの又見せていただき
    感謝感謝<m(__)m>

    当方やっと、コメする余裕が…
    野趣露天はまだしばらく~
    皆さんの絵で辛抱してます(^^ゞ

    ( 2010年04月02日 19:27 )

  7. 露天風呂マニア | URL | -

    こんばんは~

    写真からも、もの凄い斜面なのが伝わってきます。
    こんな固い雪の急斜面を下るのはヤバイですね。
    しかしそんな危険を冒しても、この素晴らしい景色の山に行けるなら、
    やはり行かずにはいられないのでしょうね。

    ( 2010年04月02日 23:32 )

  8. TONO | URL | -

    札幌温泉人 さんへ

    こんばんは
    ここはロープウェイでアプローチできますし、
    小屋から独標までは1時間半ほどですから、
    条件が良ければ比較的楽にこの絶景が見れますよ。
    はい、次回は“山姫”から“湯姫”に変身です。(^^)

    ( 2010年04月01日 23:35 )

  9. TONO | URL | -

    クロちゃんさんへ

    こんばんは
    この時はピッケルがなければ独標から下りるのは無理だったでしょう。
    岩は雪で全て覆われてホールドできないし、おまけに急斜面で雪が凍ってて硬いので、
    ピッケルがないことには下りようがありません。
    でも急斜面で滑ったら果たして停めることができるのか・・・
    現場で試してみる訳にもいかず、はなはだ不安ではあります。(^^;
    とりあえず絶対滑らないように歩くしかないです。
    いちおう急斜面のある雪山に行くときは、必ずピッケルは持つようにしています。

    ( 2010年04月01日 23:51 )

  10. TONO | URL | -

    みことみ さんへ

    おはようございます。
    景色は凄いですが、独標まで行くのはそんなにスゴクないです。(^^ゞ
    ただ頂上直下の下りだけは緊張しましたよ。

    ( 2010年04月02日 08:02 )

  11. TONO | URL | -

    TENE さんへ

    おはようございます
    自分の歩いた稜線を遠くから確認すると、時間差で感動できます。
    以前のカメラではここまで細かく写らなかったのですが、
    最近姫に貰ったカメラはさすがです。
    重くて嵩張るのが難点ですが・・・(^^;

    ( 2010年04月02日 08:07 )

  12. TONO | URL | -

    ゆぅ&かん さんへ

    おはようございます
    冬山はリスクを伴うので、天候が悪いときは避けるようにしています。
    ここは登山者も多く、通年営業の小屋もあり、さほど危険な場所もないので、
    天気が良ければ私達二人でも行くことができます。
    ただ直下の急斜面の下りは、けっこう緊張しました。
    さて温泉でこの緊張をほぐしてきますね。(^^)

    ( 2010年04月02日 08:17 )

  13. TONO | URL | -

    Zep400 さんへ

    こんばんは
    お仕事お疲れ様です。
    冬の穂高の稜線・・・素晴らしかったですよ。
    写真では十分伝えきれないのが残念です。
    野趣露天のケロリン桶待ってますね~(^^)

    ( 2010年04月02日 21:54 )

  14. TONO | URL | -

    露天風呂マニア さんへ

    こんばんは
    独標直下の斜面は、無雪期には気にしたことはなかったのですが、
    雪が付いて硬く締まるとけっこう急で神経を使いました。
    雪山は条件によって全然違いますね。
    でもあの景色が見れるなら、また行こうと思っちゃいます。

    ( 2010年04月03日 23:14 )

  15. 荒野鷹虎 | URL | -

    TONOさまへ!!

    やっと帰ってきました。。また楽しみにしています。宜しく。
    うちの息子も、早稲田のワンダーフオーゲル部で、活躍しました。春山は危険ですので。御身大切に。!宜しくね~^^ポチ!☆!

  16. TONO | URL | -

    荒野鷹虎さんへ

    退院おめでとうございます。
    手術は無事に成功されたようで何よりです。(^^)

    鷹虎さんのご子息様はワンゲルでご活躍されたんですか~
    私ももっと若い頃から山に登ってれば良かったなぁ・・・
    と今になって後悔しています。(^^;

    これからは残雪期の山ですが、油断せず行ってきます。

  17. devilman | URL | -

    冬山

    今年も、厳しくも美しい冬の稜線をいくつも歩かれたようですね。
    寒風吹きすさぶアルプス級の稜線ですが、憧れです。

    なかなかそこまで出かけられないのが残念ですが、
    いろいろと研究させていただくのに、こちらのブログは大変助かります。

    またいろいろな地域の山を見せていただければ、と思います。

  18. TONO | URL | -

    devilmanさんへ

    いつもコメントありがとうございます。
    この西穂独標は2年前のお話でした。(^^;
    晴れた時のアルプスの稜線はさすがに美しいです。
    特に陽が昇った直後の雪面の美しさは筆舌に尽くしがたいです。
    今年も是非・・と思ってたんですが、休みと天候が合わず行けてません。
    ここのところ週末になると天気が悪いですよねぇ・・・(T T)

  19. 荒野鷹虎 | URL | -

    TONO御夫妻さんへへ!!

    コメント有難う御座います。!
    優しさに溢れていて感激です。頑張ってください!

  20. TONO | URL | -

    荒野鷹虎さんへ

    返事にまでレス頂き恐縮です。
    鷹虎さんの肩は早く良くなれば良いですね。(^^)
    私は明日晴れそうなので山に行こうと思ってます。。
    姫は用事があって1人ですので、十分気を付けて行ってきます。

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