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2012 白馬乗鞍 Vol.1

2012年04月19日 06:49

2012.4.14(土)~15(日)

昨年の秋、蓮華温泉から登った "白馬岳"。
残雪期にそのピークを踏んでみたい・・・
そんな思いを胸に、この週末白馬に向かいました。

当初の予定は、1日目に "白馬大池" にテントを張って、
2日目に "白馬岳" を往復して戻る・・・という無理無理な計画。(笑)


で、問題となるのは三つ。
①まず第一に無雪期にも栂池から "白馬乗鞍" に行ったことがない!
 トレースはしっかりあるだろうけど、ホワイトアウトしたら道迷いは必至。
②時間と体力・・・もしも白馬岳まで行けたとしても、戻ってテントを撤収して、
 重いザックを背負って乗鞍に登り返し、最終ロープウェイの時間に戻ってこれるのか・・・?
 せめて2泊3日は欲しいところ。
③白馬岳手前の馬ノ背の岩場・・・この時期、鎖は雪に覆われ急な雪面の直登となるだろうし、
 雪の状態によってはロープ等が要るかも・・・


まあ無理そうなら "小蓮華山" まで行って戻れば良いか・・・
そんな事を考えながら準備をして週末を迎えたわけですが、土曜の天気は最悪。
のっけから大幅に計画変更を余儀なくされたのでした。




2012.4.14(土)

1日目 栂池高原~栂の森~栂池自然園~天狗原(テント泊)
2日目 天狗原~白馬乗鞍~天狗原(テント撤収)~栂池自然園~栂の森~栂池高原





この日は朝から雨。
予報通りとは言え、失望感は否めません。
もっと早く起きるつもりが、モチベーションが保てず・・・
結局5時に布団を抜け出し、6時過ぎに出発。
フロントガラスに落ちる雨・・・
雨の中を出発するのはテンション下がります



IMG_2924.jpg
豊科ICからオリンピック道路で白馬を目指します。
青木湖の辺りからはガスがかかり真っ白。
11頃に栂池高原の駐車場に到着。
こんな雨なのにけっこう車があります。
でも大抵はスキーヤーかボーダー・・・
登山の人はさすがにいませんな。(^^;




栂池パノラマウェイ(ゴンドラ+ロープウェイ)のチケットを購入。
大人1名往復で3,000円也。
なおこの際に、登山届を提出しないとチケットは買えません。




IMG_2928.jpg
  11:20 ゴンドラに乗り込みます。
  今回は二人とも一番大きなザック。
  TONOが70L、姫は50L。
  家にある山道具を全部持ってきた感じです。(笑)
  間違いなくこれまでで一番重いでしょう。





IMG_2929.jpg

このゴンドラは中間駅があって、
途中でドアが開きます。
つられて腰を浮かしかけますが、
降りるのはもっと先でした。(^^;




11:40 ゴンドラを降りると雪に変わってました。
ここからロープウェイ駅まで5分ほど歩きます。

IMG_2931.jpg





ちょうどロープウェイが到着したところでした。
乗り場に急ぐと、10人ほどが並んでいました。
皆さんスキーかボードを手にしています。

IMG_2935.jpg




待ち時間はなくロープウェイに乗り込みます。
5分ほどで標高1,850mの自然園に到着です。
雪崩危険箇所、立入禁止箇所などについて
登山指導員の人から注意を受けます。
道迷いが頻繁に発生しているので、十分気を付ける様にとの事。




ロープウェイ駅を出ると、新たな積雪が10cmほど。
景色は残雪の春山と言うより冬山という感じ。
こんな天気ですが、いちおう姫は日焼け止めを塗るようです。

IMG_2938.jpg




12:20 ザックを背負って歩き始めます。
積雪期は山頂駅を右に出て直進して尾根に乗り、
途中からトラバース気味に天狗原に至るルートのようですが、
あまり考えずに前を行く山スキーヤー二人の後を追ってしまいました。
前に見えるのは、栂池ヒュッテと栂池山荘。

IMG_2940.jpg





栂池ヒュッテの前を通り過ぎます。
ヒュッテは営業中。 姫はここに泊まりたそう。(^^;
もし遭難しそうになったらここに戻るという事で先に進みます。

IMG_2941.jpg





ヒュッテを過ぎると一気に雪が深くなり、ツボ足ではけっこう厳しい。
ここでスノーシューを装着しました。
さて、前を行くスキーヤーはどうも行く方向が違います。
どうやら彼らは栂池自然園の方へ向かっている様子。
我々は天狗原を目指すわけで、方向としては二つの山荘を結んだ延長線上です。
かすかなトレースはいつしか消え、ノートラックの斜面を行きます。

IMG_2946.jpg





途中からはかなりの急斜面。
新雪が30cmほど積もっていて、足をとられます。
ザックは重いし、足元も重い・・・
さすがの姫もペースが上がりません。

IMG_2948-2.jpg




ふと気付くと尾根の上をスキーヤーが行くのが見えました。
あっちが正解ルートだったか。
でもとりあえずこのまま行けば合流しそうです。

IMG_2955.jpg




キツい急斜面が終わると、斜度が緩み平坦な場所に出ました。
すると一瞬ガスがとれ、白馬乗鞍が見えました。
白馬大池はあの向こうか・・・
「もうここにテント張ろうよ」 と姫。
確かにまたガスが濃くなれば道迷いは必至だし、
乗鞍のあの急斜面を登って、大池まで下りてテントを張るのは時間的にも厳しい。
14:09 ここでテントを張ることにしました。

IMG_2959.jpg





雪面を足で踏み固めなるべく平らにした後、テントを広げます。
ポールを入れてテントを立ち上げた後でした・・・
急に風が強くなり、雪も横殴りになってきました。
テントを押さえていないと風で飛ばされそう。(ノ゚ο゚)ノ
しかも踏み均した場所に設置すると、長辺で風を受ける形になってしまいます。
仕方なく短辺が風上に向くように設置しました。
おかげで凸凹の雪面に寝る羽目になり、超寝心地が悪かったです。

IMG_2961.jpg



姫がテントの中でマットを敷いたり、シェラフを広げたりする間に、
TONOは風上に雪壁を作製しました。
横殴りの風雪でしたが、ある程度まで積みあがると、
テントの中の姫が 「風が止んだの?」 と言ってたので、
こんなものでもかなりの防風効果があるようです。





作業中に 「グェ~」 と言う声。
雷鳥が近くにいるんだ~と辺りを見回すと・・・いました!
三羽が急ぎ足でテントの横を通り過ぎていきます。
一瞬立ち止まった一羽を慌ててカメラに収めました。
完全に真っ白い雷鳥は初めて見ました。
動いてなければ見つけるのはなかなか大変です。

IMG_2963.jpg





最後にトイレとして使用する穴を掘って、
一層強くなる風雪の中、テントに逃げ込みました。
テントの中はホンワカと暖かい。
濡れた上下のシェルを脱いで、ダウンに着替えます。

途中で何も食べていないのでかなりの空腹状態でした。
パンを食べて、チーズをつまみながらワインをチビチビ。
いつしか姫はシェラフに包まり眠ってしまったようです。



18:09 盛大に響いていたテントを打つ雪の音が消え、
気付くと風の音だけになっていました。
テントから外の様子を窺うと・・・晴れてる!

IMG_2973.jpg




テントを抜け出し外に出てみます。
登ってきた南側には眼下に栂池のゲレンデがチラリ。
その後に岩岳スキー場、右のスキー場から続く白い尾根が八方尾根。
その奥が五竜遠見か。
自分達のトレースはきれいサッパリ無くなっていました。

IMG_2976.jpg





そして北側を見ると、青空だ~!!
残照を受けて雲が茜色に染まっています。
その下には風と雪で均された広大なステージ。
どうやらここは天狗原の外れのようです。

IMG_2974.jpg





白馬乗鞍もクッキリとその姿を現しました。
あの上からはどんな景色が広がっているだろうか。。。

IMG_2981.jpg





杓子岳~鑓ヶ岳~唐松岳の稜線はまだ雲に覆われています。
明日の朝はそのスカイラインを見せてくれる事を願いながら、
しばし暮れゆく空を眺めていました。

IMG_2979.jpg


 (続く)


   
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コメント

  1. 露天風呂マニア | URL | bxvF113M

    雪壁

    こんばんは~

    今回はかなりの重装備だったのですね。しかも天候も吹雪で大変そう。
    姫さんのヒュッテに泊まりたくなる心境が分かります。

    テントの前の雪壁、結構大きいのを作りましたね。

  2. devilman | URL | -

    天気回復

    テントから顔を出して、天気が回復しているのがわかった時の気持ちって、なんとも言えないですよね。
    身体中が一気に活性化して、頭のなかを支配していた不安がさーっと消えていくというか。。。

    翌日が楽しみですね。

    八ヶ岳や南アルプスの積雪期はずいぶん経験していますが、北アルプスはなかなか遠いです。
    いつも単独と言うこともありますが、ハードル高いです。
    今年の残雪期から手をつけていきたいな、と思っています。

  3. TONO | URL | -

    露天風呂マニアさんへ

    この時期の山は装備が多くなりますよね。
    晴れれば半袖で歩けるけれど、一旦荒れれば冬に逆戻りだし・・・
    テントは冬用の外張りの他に、万が一上でも雨だった時のためにフライも持って行きました。
    それからもしもの時のお助けロープ、スリング、カラビナを数枚・・・
    アイゼン、スノーシュー、火器一式、シェラフ、マット・・・
    全てを収納したザックを持った時は、こんな重いものを持って歩けないって感じでしたが、
    背負ってしまえば何とか歩けるものですね。(^^;

    テントを張った場所から空身で一気に下れば30分ほどでヒュッテですから、
    ヒュッテが営業していると言うのはかなり安心感がありました。

    風はけっこう強かったですが一定方向からだったので、その方向だけ雪壁を積み上げました。
    やり始めると、楽しくなって気付いたらあの高さになってました。(笑)

  4. TONO | URL | -

    devilmanさんへ

    昨年から始めたテント泊なので、まだまだ経験が少ないのですが、
    風と雪という条件の中、今回が一番ハードでした。
    夕方から翌日は天気が回復する予報だったのですが、
    実際テントの中で叩きつける雪と風の音を聞いていると、けっこう不安でした。
    テントから顔だけ出して外を確認した際に、晴れていた時のあの開放感、安堵感。。。
    その感動と夕暮れ時のあの景色を肌で感じただけでも、
    重いテントを背負って登っただけの価値はあったと思いました。

    確かに首都圏から行くには北アルプスは遠いですよね。
    行きはそうでもないんですが、帰りはやっぱり遠いなぁとつくづく思います。
    ただ若い頃よく白馬方面へスキーに行っていたので、あまり抵抗なく行けてる感じです。(^^)

  5. Sakura | URL | -

    感激!!

    すご~~い!!

    あまりの感動で、こちらにもコメントせずにはいられなかったです~!!

    雪山のテントはあまりに過酷そうですけども、、、
    それに充分見合った感動がたくさんあるのですね!!
    綺麗な画像で、ヴァーチャルで味わわせて頂きました!
    リアルにはもっとすごいのでしょうね~^^

    続きをたのしみにしてます♪

  6. TONO | URL | -

    Sakura さんへ

    コメントありがとうございます。
    この日は長閑な春山のイメージとは一変して、冬の様相を呈してました。
    ただ冬に比べると気温は高く、寒さに関してはさほど過酷ではありません。
    逆にウエアが濡れてしまって乾かすのが大変でした。

    夕暮れ時から天気が回復して、素晴らしい景色。。。
    広大な雪面にテントがポツンと一つ。
    雷鳥の鳴き声が聞こえる以外は誰もいない世界で、
    自然が魅せるショーに酔いしれました。(^^)

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