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2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

2012年05月27日 06:39

2012年のGWシリーズが終わったところですが、
ここで2010年のGWの記事を引っ越します。
この記事はとっくに引っ越し済と思っていたのですが、
まだ向こうに残ってました。(^^;

さて2年前のGWも今年と同じような所に行っていて、
前半戦は八方尾根で唐松岳(2010 残雪の唐松岳
後半戦は日帰り燕岳(2010 GWの燕岳)の後、中房温泉に宿泊。
その翌日に上高地へ入り涸沢を目指していました。




2010.5.7(金)~5.8(土)

1日目 11:15上高地~11:58明神~12:47徳沢~13:39横尾14:13~16:48涸沢
2日目 7:05涸沢~9:38北穂高岳10:19~11:35涸沢~13:57横尾14:24~17:17上高地






2010.5.7(金)  「吊尾根の向こう側へ」

8:40 中房温泉をチェックアウトして、 さわんどへ急ぎます。
日本アルプスサラダ街道は、りんごの白い花が満開。
でも空には鉛色の雲が広がり、山には分厚い雲がかかっています。
あの雲の中は明らかに雨だよな~

IMGP8711.jpg




波田までは快調に走り、「10時前には、さわんど着」 と思ったんですが・・・ 
新島々の先でバスの後に付いたが運の尽き。
その後はバスと一緒にノ~ンビリ山道を走ることに。 ( ̄ー ̄;


10:22 ようやく、さわんどに到着。
ヤバい! もうこんな時間だ~!
ちょっと前から降り始めた雨は本降りになってきたし。
とりあえず下山後にお世話になる宿に車を預け、バス乗り場へ急ぎました。


IMGP8712.jpg

10:45 上高地行きバスに乗り込みます。
乗客はこの時点で4名。
途中で2名乗車して計6名。
時間も遅いし、
こんな天気ですからねぇ。(^^;



バスの中から "涸沢ヒュッテ" に電話をします。
本日宿泊する旨と、到着が5時頃になる旨を伝えます。
「涸沢も雨が降ってますから、気を付けてお越し下さい」 とのこと。
釜トンネルを抜けて上高地に入ります。

IMGP8713.jpg




11:10 上高地バスターミナル着。
既にこんな時間ですが、今日の予定は 横尾経由で涸沢まで。 

11:15 登山計画書を出したら、速攻で出発しました。

IMGP8715.jpg




ところが歩き始めてすぐに、TONOは左ふくらはぎが痛い状態。
まだ河童橋にも着いてないんですけど・・・ (・"・;
ストックを2本ついて、脚を引きずりながら歩きます。



11:19 河童橋を通過。
雨ですが傘をさした観光客がけっこうおりますな~

IMGP8716.jpg
                                       (吊尾根は完全に雲の中です)




11:58 明神を通過。
TONOは左足で蹴ることは出来ないので、
ストックの推進力を使って、何とか姫に付いて行きます。

IMGP8718.jpg




12:47 徳沢を通過。
雨はいっそう激しさを増しています。
カメラのレンズにも水滴が付いてまともに撮れません。
時折見かけた観光客も、徳沢を過ぎると皆無になりました。

IMGP8720.jpg




13:39 横尾に着。
人っ子一人いない横尾を見たのは初めてかも。
ここまでノンストップで来ました。
本当は2時間+αで来たかったけど、ちょっと無理だったか・・・
でもふくらはぎが痛い割には頑張りました。

IMGP8722.jpg




13:48 横尾ラーメンとオニギリでお昼にしました。

IMGP8724.jpg



 「殿様~誰もいないよ~」
 「こんな雨の中、この時間から涸沢まで行こうって人はいないでしょ」
 「そうだよね・・・」
 「・・・横尾山荘って、風呂もあるんだよなぁ~」
 「殿様の脚は大丈夫? このまま横尾に泊まっても良いけど・・・」
 「う~ん・・・でも明日はおそらく快晴だから、なんとか涸沢まで行きたいよね」
 「横尾からだと北穂の山頂まで行けないの?」
 「いや、行けるけど・・夕方までに上高地に下りるとなると・・・ちょっと厳しいよねぇ」
 「そうかぁ・・・」
 「涸沢まで行って景色を見て帰ってくるだけなら、横尾からでも余裕だけど・・・」
 「姫はどっちでも良いよ」


ふくらはぎは痛いし、手袋は搾ると水が滴り落ちるくらい濡れてるし、
ザックカバーを通してザックの中まで濡れ始めているし・・・
「このまま横尾に泊まっちゃえば?」 ・・・頭の中で悪魔が囁きます。

TONOが悩んでいると、登山者が二人到着したのが見えました。
若いカップルのようです。
もしかして涸沢まで行くのかな~と思いきや、このまま横尾山荘に宿泊の様子。
・・・だよねぇ。
・・・う~む・・
・・・
・・・いかん、いかん。

悪魔の誘惑を、鉄の意志で断ち切ります。(笑)




14:13 横尾大橋を渡り、いばらの道へ足を踏み出しました。
雨はいっそう激しさを増して、風も出てきました。
10分もしないうちに、後悔の念が。
やっぱり、横尾に泊まれば良かったなぁ・・・(^^;

IMGP8725.jpg




15:20 もう "本谷橋" の辺りですが、雪に埋もれてるのか全くわからず。

IMGP8729_20100525223631.jpg





ゲッ! これ落ちたら命はないかも・・・
雪が割れて、その下を雪解け水がゴ~ッと音を立てて流れています。
怖~っ!! 慎重に通過します。

IMGP8730.jpg




16:06 凄い風と雨で、前を向けません。
しかし動いていないと、急激に体温が奪われます。
手足の指先は氷のように冷たくて、ジンジン痛みます。
ヘッドライトは持ってるけど、何とか暗くなる前に着かねば・・・
もうふくらはぎは麻痺したようになり、痛みは感じません。
風でバランスを崩さないように、1歩1歩確実に上ります。

IMGP8731.jpg
                  (大量のデブリの上にいるのは、気持ち悪いですね)




16:33 急激に天気が回復してきました。
雨は止み、風もほとんどない。
そして・・・見えた!!
一気にガスが取れて、穂高の稜線が姿を現しました。 (* ̄∇ ̄*)

IMGP8732.jpg




16:48 ついに "涸沢ヒュッテ" に到着です。
結局、アイゼンは付けずにここまで上がってきました。
もうヘロヘロです。 (*_*)
この日涸沢に到着した最後の二人でした。

IMGP8734.jpg




受付をして、部屋に行く前に乾燥室に濡れたものを干しますが、
いまいち乾燥室が暖かくなくて乾きが悪そう。
ザックも背中側から雨が浸透して、びしょ濡れ。
濡れてないものを探すのが困難なほど、ほとんどのものが濡れてます。
インナーシーツやダウンもかなり濡れてしまいました。
しまった~! 防水のスタッフバックに入れとけば良かった~ 
後悔後に立たず。 ダウンは着干しにしました。




小屋は宿泊客が20人ほどでガラガラです。
3人部屋を2人で使わせて頂きました。

IMGP8735.jpg




17:22 部屋に入ってすぐ夕食のアナウンスがありました。
山小屋とは思えないような豪華な食事です。
しかも、美味しい~♪

ごはん、味噌汁は言うに及ばず、シチューもお替り自由です。
ある意味、前日の中房温泉より良い食事かも!? (笑)
超満腹状態で、ごちそうさま。

IMGP8736-1.jpg




夕食の後は、しばしこのストーブの前で過ごしました。

IMGP8738.jpg





18:54 外に出てみると、スッキリと晴れ渡っています。
登ってきた時の、あの荒天がまるで嘘のよう・・・
明日登る北穂も、クッキリとその姿を見せています。

IMGP8739.jpg




そして吊り尾根・・・
この年の2月、上高地から真っ白い穂高を見ました。
そして今、自分はその時見た穂高の反対側に立っている・・・

「GWは吊り尾根の向こう側だ~!」 (2010冬の上高地

あの日あの時誓った言葉は、こうして実現されたのでした。(^^v
明日は良い日になりそうです。。。

IMGP8741.jpg


 (快晴の北穂山頂 へ続く)


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コメント

  1. ゆぅ&かん | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    こんにちは~(^^)

    日本アルプスサラダ街道なる所があるんですね‥(^^)
    サラダ材料が収穫出来るからかな‥???

    しかしTONOさん出足から足を痛めて大変でしたね‥(--;)
    姫さんはTONOさんを気遣ってここに泊まっても良いよって
    仲が良いですね‥(*。*)

    いや~!!! 凄い雪そして雪渓ですね‥(^^;)
    アタックは、相当大変だったんでしようね‥(--)
    私達は、いつになったらこんな本格的な登山が出来るのかな‥???
    この後の山行が楽しみです‥(^0^)

    ( 2010年05月28日 12:23 )

  2. TONO | URL | -

    ゆぅ&かん さんへ

    こんばんは
    サラダ街道は野菜畑や果物畑が多くて、
    懐かしい里山風景が広がるのどかな所です。
    ネーミングは、やはりサラダの材料が採れるからなんでしょうね。

    この日は出発時間が遅すぎるし、雨で強風だし、
    足は痛いしで、明るいうちに着けるかかなり不安でしたが、
    無雪期に何度か通ったルートなので無理して行っちゃいました。(^^ゞ
    残雪の北穂への直登ルートはかなりの急斜面でしたよ。
    その模様は次回レポしますね。

    ( 2010年05月28日 18:37 )

  3. しょもも | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    こんばんは。
    こんなにも急激に回復したら感激しますね!
    吊尾根の向こう側・・あんなにも遠い場所へ、よくぞその足で・・・
    翌日も大変だったのでしょうね。

    あと、割れた雪渓。
    やはりこの時期はひと雨でルートが激変しますね。

    ( 2010年05月28日 21:29 )

  4. 露天風呂マニア | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    こんばんは~

    この時期の雨+風はヤバイですよね。
    1歩間違えれば、低体温症じゃないですか!
    天候が回復しなかったら大変でしたね。

    そう言えば、この前スノーブリッジ状になっている場所で片足がハマリました。
    下には水が流れている訳ではないので別になんともありませんが、
    写真12枚目のような場所に落ちたらと考えるとゾッとします。

    ( 2010年05月28日 22:05 )

  5. snake | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    わわわ・・・・ 過酷そう・・・
    でも何か「それ故の」気持ちよさとか、登山の喜びも感じる記事ですね。。
    辛いからこそ、また登りたくなる“あの感じ”が伝わります。

    ちょっと映画「生きてこそ」を思い出しちゃいました・・・
    気をつけてください下さいねーー!!
    脚大丈夫ですか??? ホント、気をつけて!!

    ( 2010年05月28日 23:38 )

  6. shu-ran | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    とのさん今晩は。このルート、来月に行こうと思っているルートです。
    徳沢ロッチの兄ちゃんと仲良くなり、挨拶も兼ねて!!
    でも凄いです。足を引きずりながらの山登り!自分なら負けています。
    流石ベテランとのさんです。
    俺も自分の目で、穂高の山々を見て来たいです!!
    なので、行く時はアドバイスお願いしますね~~

    ( 2010年05月29日 03:05 )

  7. TONO | URL | -

    しょももさんへ

    おはようございます。
    この日は急に嵐がやってきて、
    駆け足で去って行った感じでした。
    ポッカリ口を開けたクレバスを見ると、
    あんな上を歩いてるんだ… とあらためて怖くなりました。
    確かに一雨で雪の状態は激変しますね。
    ( 2010年05月29日 08:17 )

  8. TONO | URL | -

    露天風呂マニアさんへ

    おはようございます。
    下は雨でも上は雪かな…って思ってたんですが、上は思いっきり嵐でした。
    動きを止めると体温が下がるので、ひたすら登り続けました。
    登れば上に小屋があるとわかっていたからとれた行動でした。

    雪が割れてる所は怖いですよね。
    下は雪融け水が凄い勢いで流れているし、落ちる事を考えると本当にゾッとしますね。

    ( 2010年05月29日 08:32 )

  9. クロちゃん | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    結構、速いペースで登ってきていますね。
    姫さんがいつも先頭を歩いてるようで、姫さんの方が、ベテランなのでしょうか?
    カラサワへの登り道は危険なので、TONOさんが先頭かなと思いましたが。
    でも、いつも余裕の姫さん・・ すごいですね。

    自分だったら 足も天候も心配で・・ですね。

    でも、いつも 天候を計算して登っているTONOさんを 
    見習わなくてはと思っています。
     
    ( 2010年05月29日 17:28 )

  10. Zep400 | URL | -

    山はいいですね~

    足痛いなか~お疲れさま

    どんな天気でも、山 良いですね~
    羨ましい(#^.^#)

    こちらは やっと晴れ間が続きそうです。
    なんとか 山 と 温泉 
    行きたい気持ちで一杯になってしまいますが…
    もうしばらくガマン

    TONOさんの絵が そんな気持ちを満足させてくれています。
    ありがとうございます。これからもドンドン見せてくださいね! 

    ( 2010年05月29日 21:08 )

  11. バカボンパパ | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.1

    TONOさん、いつ見ても凄いし感動ものです
    足は先日の肉離れの影響かな
    無理をしないで長く山旅を楽しんでくださいませ

    山小屋の食事が美味しそうですね
    雨上がりの後の写真も良いものが撮れますよね、
    明日の山のようす楽しみです。

    ( 2010年05月30日 05:28 )

  12. TONO | URL | -

    snakeさんへ

    こんにちは
    天気の良いときに登れればそれに越したことはないですが、
    天気ばかりは運次第ですからね。(^^;
    この日は翌日が快晴と分かっていたので、嵐の中、頑張って登りました。
    でもそのおかげで翌日は素晴らしい景色が見れましたよ。(^^)

    ( 2010年05月30日 08:05 )

  13. TONO | URL | -

    shu-ranさんへ

    こんにちは
    今回の上高地は稜線が見えず残念でしたね。
    でも来月涸沢まで行くんですか~
    今度は晴れれば良いですね。
    涸沢から穂高を見たら、shu-ranさんも北アにハマりますよ。(^^)

    ( 2010年05月30日 08:09 )

  14. TONO | URL | -

    クロちゃん さんへ

    こんにちは
    山歴は私も姫も一緒です。 二人で始めた山ですから。
    姫の方が若いので、その分元気なんだと解釈してますが、(^^ゞ
    姫は子供の頃、北海道の自然で遊んで育ったので、きっと足腰が丈夫なんでしょう。
    やっぱり晴れた山頂を踏みたいので、山の前は天気を小まめにチェックしてます。

    ( 2010年05月30日 08:20 )

  15. TONO | URL | -

    Zep400さんへ

    こんにちは お仕事お疲れ様です。
    山は良いですよね~(^^)
    特に人がいない山は最高♪
    このあとは快晴の穂高をたっぷりお見せしますよ。
    Zepさんも早く山と温泉に行ければ良いですね。

    ( 2010年05月30日 08:50 )

  16. TONO | URL | -

    バカボンパパさんへ

    こんにちは
    はい、左脚は前日の燕の下山で痛めた影響です。
    でもストックが2本あるとけっこう歩けるものですね。(^^ゞ
    あれから3週間経ってもう左ふくらはぎは大丈夫になりました。
    でも年をとると体の故障が増えますね。
    ストレッチを十分やっておかなくては…と痛感しました。

    ( 2010年05月30日 09:02 )

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