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2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

2012年05月30日 08:14

2010.5.7(金)~5.8(土)

1日目 11:15上高地~11:58明神~12:47徳沢~13:39横尾14:13~16:48涸沢
2日目 7:05涸沢~9:38北穂高岳10:19~11:35涸沢~13:57横尾14:24~17:17上高地







2010.5.8(土)  「一気に下山」

前日、風雨の中を涸沢まで上がり、涸沢ヒュッテに宿泊した二人。
うって変わって快晴の空の下、北穂沢から北穂高岳に登頂しました。



P1000235.jpg

山頂で感動の時間を過ごした後、
北穂小屋へ行ってみました。

小屋は山頂直下30秒ですが、
この時期は物凄い雪の壁。( ゚ ▽ ゚ ;
雪が何層にも重なっていて、
その間に階段が切ってあります。

なかなか凄い光景です。




小屋の前まで行くと、風が少なく春の陽射しに溢れています。
テラスでパンを食べて休憩しました。

IMGP8768.jpg




小屋のすぐ奥からは、大キレット越えの縦走路が始まります。
キレットの向こうに聳える槍の穂先
う~ん、素晴らしい。。。
今年は何年か振りにキレットを越えてみるかな・・・当然、無雪期ですが。 (^^; 
・・・で、この年の秋に槍から奥穂まで縦走しました。2010槍穂縦走

IMG_0961.jpg




P1000238.jpg




30分ほど小屋前のテラスで、
至福の時間を過ごします。

テラスはポカポカと暖かくて、
ゆっくりしていたいところですが、
この日は上高地まで下りる予定。
そろそろ戻らないと。

10:19 下山開始します。




山頂からミックス地帯を慎重に降ります。

IMGP8770.jpg




右手には "滝谷" の断崖絶壁が、物凄い迫力。 (ノ゚ο゚)ノ

IMGP8771.jpg




松濤のコルからインゼルへ向かい下ります。
ここも急斜面ですね~

P1000240.jpg




雪が緩んできて、不用意に足を置くとズルッと滑ります。 ( ̄_ ̄|||
時折、後ろ向きになりながら慎重に下ります。
奈落のポイントを越えてホッと一息・・・インゼルの下からは傾斜が緩みます。

IMGP8774.jpg
                (後ろ向きで下りるのが苦手な姫・・・ここだけはTONOが先行できます^^;)




11:00 TONOは尻セードで、一気にゴルジュの上まで下りて来ました。

IMGP8778.jpg
                         (ゴルジュからインゼル方向を振り返る)




「下りは早いな~♪」 と立ち上がった際、
雪に足を取られ、左ふくらはぎが思いっきり伸ばされました。 (・"・; ウッ
その瞬間、「ブッチッ!」 という音が ・・・したような。
やばい! やっちゃった!!

ここ1ヶ月間、ずーっと痛かった左のふくらはぎですが、
とうとう肉離れを起こしてしまったようです。
左足をつくと、ふくらはぎに激痛が走ります。

ザックからストックを出して、ストック2本で恐る恐る歩いてみます。
かなり痛いけど、何とか歩けないことはなさそう。
でもふくらはぎが伸ばされると・・・痛っ!!
 
なるべく足首を固定して膝を曲げ、歩幅を狭めて歩きます。
う~ん・・・こんな状態で上高地まで戻れんの!?
かなり前途多難な状況になってきました。 




11:30 何も知らない姫はどんどん先へ下って行きます。

IMGP8780.jpg




TONOはとりあえず尻セードで涸沢ヒュッテの下まで滑り降り、
そこからはゆっくりゆっくり、痛みを我慢しながら下ります。
あまりにTONOが遅いので途中で姫が待っててくれました。

ここでアイゼンを外すと、足が軽くなり多少楽になりましたが、
それでも通常の半分くらいの歩幅でしか歩けません。



この快晴に誘われ、涸沢を目指して続々と登山者がやってきます。
その都度、横に避けては立ち止まりすれ違いを待ちます。
雪の上なので歩こうと思えばどこでも歩けるんですが、
踏み固められたルートを外れると、足を取られて劇痛が走るので。

IMGP8781.jpg





前日上って来た時に、最も風雨が激しかったのはこの辺りでしたが、
今日は良い天気。。。 長閑な感じなんですけど・・・脚がねぇ。

IMGP8784.jpg




12:38 この場所・・・前日は向こう岸にルートがあったんですが、
この日はこちら側に付け替えられてました。

IMGP8788.jpg




まぁ、向こう側はこんな状態ですからねぇ・・・ 
いつ何時崩れてもおかしくはありません。( ̄ー ̄;

P1000244.jpg




12:45 沢を横切る一直線の盛り上がり。
この雪に埋もれた構造物は、"本谷橋" でしょうか・・・???
ここで姫が上下のシェルを脱ぐ間に、TONOは一人先に進みます。
途中で追いつかれると思いましたが、いちおう横尾待ち合わせという事で。

IMGP8789.jpg




ねこやなぎを見つけました♪
もう春です・・・もう少ししたら、上高地も新緑の季節を迎えます。。。
猫の尻尾を見ながら、しばし痛みを忘れます。

IMG_0978.jpg




IMG_0972-1.jpg
13:26 屏風岩が見えてきました。
そろそろ横尾です。
左のふくらはぎが痛い・・・
早く横尾に着いてくれ~
"千里の道も一歩から"
ゆっくり少しずつ、
立ち止まらずに歩き続けます。




13:55 やった~ 横尾大橋だ~
これを渡れば少し休める。 
ちょうど橋の手前で姫が追いつきました。

IMGP8791.jpg




IMGP8793.jpg
  13:57 横尾山荘に到着。
  この日もラーメンを注文しました。
  前の日も同じ時刻、同じ場所で、
  同じラーメンを食べてました。 (*^^*)
  ちょうど24時間前です。




14:24 さて上高地へ向かいますか。
ただでさえここからの林道歩きは辛いのに、
この足ですからねぇ・・・眩暈しそうです。




途中で奇麗な青い鳥を見ました。
カメラを向けると逃げてって、なかなか撮らせてくれませんが、
何とか後姿と正面を捉えました。

IMG_0984.jpg




鳥の正体は "ルリビタキ" でした。
青い鳥と言えば、幸福の鳥ですから、何か良いことあるかも♪

IMG_0983.jpg





IMGP8796.jpg


15:26 徳沢を通過。
人影はほとんどありません。





徳沢~明神は、"ニリンソウ" の群落が有名ですが、
まだまだ蕾が多かったです。

P1000252.jpg




ともかくこの辺りになると、TONOは足を引きずりながら、歩くのが精一杯。
ニリンソウを撮影してる余裕はありません。 (^^;
先を行く姫が、寄り道をしながら撮影してました。
姫の撮った写真を見ると、場所によっては多少花が咲いてるみたいですが、
一面のお花畑にはまだちょっと早いようです。
見頃は、5月終わり~6月初め頃でしょうか。

P1000268.jpg




IMGP8798.jpg

16:22 明神通過。
この先、姫は一人先を急ぎ、
お土産を物色すると。
河童橋で待ち合わせにしました。



17:05 河童橋に到着。
北穂山頂から6時間46分。 何とか歩き通した~


しばらくして、姫がお土産袋を手に戻ってきました。
17:09 誰もいない河童橋で記念撮影。

IMG_0988.jpg




穂高の稜線はまだ見えていました。
あの向こう側からグル~ッと廻ってきたんだよな~
本日の歩行距離は、19km、標高差は、上り800m 下り1,600m・・・
朝、涸沢ヒュッテを出て10時間が経過してました。
この足の状態で、我ながらよく歩いたもんです。(^^ゞ

IMG_0986.jpg



この日はさわんどで宿泊して、翌日帰路に着きました。


 (終わり)


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コメント

  1. 露天風呂マニア | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    こんばんは~

    足大丈夫でしたか??
    山の中で足が痛くなると不安ですよね。
    僕も去年トムラウシ山で膝が痛くなり焦りました~
    いつまでも若いと思っていたら膝痛だったのでショックでした。

    それにしても足の痛いなか19kmも山道を歩くとは凄いですね。
    足が痛くなくても19kmの山道は大変そう~

    ( 2010年06月01日 21:18 )

  2. しょもも | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    こんばんは。
    北穂からの一気の下り、お疲れさまでした。
    私も過去に膝の痛みを抱えながら奥穂から涸沢経由で上高地
    まで下りましたが、もうあんな事やりたくありません(笑

    それにしても、やっぱり各所の状態が全然違いますね。

    ( 2010年06月01日 21:27 )

  3. ゆぅ&かん | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    こんばんは~(^^)

    TONOさん姫さん凄いですね‥(^^;)
    TONOさん足を痛めてるのに、走行距離19kですか‥(--)
    しかも標高差上り800m下り1600mですか‥(--;)
    物凄い体力です、私達には真似出来ないです‥(--)
    山頂近くは、残雪も物凄く多いですね‥(@。@;)
    ビックリです‥(@。@)

    ( 2010年06月01日 21:40 )

  4. niwa | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    こんばんは!

    やはり北穂からの槍はとてもキレイですね!
    しかも雪のシーズンはまた格別です~。
    今シーズンは膝の具合などもあり登れなかったので~~。
    来シーズンは雪の穂高を登りたいと思います!

    足の具合は大丈夫でしょうか?
    普通でも横尾からの歩きは辛いのに、肉離れでって考えると・・・・
    お疲れさまでした!!

    ( 2010年06月01日 22:11 )

  5. みことみ | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    日本でないようですね!

    ( 2010年06月01日 22:54 )

  6. Zep400 | URL | -

    キレイだ!

    カンパーイ!

    雪の階段の絵…後ろの青、最高の絵ですね!

    チョットふくらはぎには申し訳ないですが~
    今夜は 雪の階段で カンパーイ( ^^) _U 

    ( 2010年06月01日 23:15 )

  7. さすらい凛人 | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    大丈夫です?
    「ブチッ」ってやつを見た瞬間、背中がザワザワしました・・・
    そんな状態で頑張りましたね!すごい~すごい~

    写真を見てると「氷壁」を思いだしました

    もう想像の中で山登りをしてる感じになります

    19kmを歩くなんて・・・自分の岩間温泉への道なき道は、まだまだ甘いですね

    ( 2010年06月03日 18:29 )

  8. TONO | URL | -

    露天風呂マニア さんへ

    おはようございます
    私も下りで膝が痛くなることがあって、ストック2本は必携です。
    今回もストックがあったから下山できましたが、
    なかったら無理だったと思います。
    いつまでも若いつもりでいても、体は確実に歳をとっているんですよね・・・(^^;

    ( 2010年06月02日 07:39 )

  9. TONO | URL | -

    しょもも さんへ

    おはようございます
    膝痛を抱えての奥穂から上高地もキツイですね。(^^;
    数年前、私は赤岳からの下山時に膝が痛くて大変な思いをしました。
    その時はストックを忘れて持ってなかったんですよね。
    おかげで膝の痛い人の辛さがよくわかりました。
    以来どんな山でも必ずストックを持って行きます。

    この時期は、日々登山道の様子は変わっているんでしょうね。
    やはり直近の情報収集が必要ですね。

    ( 2010年06月02日 07:48 )

  10. TONO | URL | -

    ゆぅ&かんさんへ

    おはようございます
    北穂の山頂の積雪には驚きました。
    まだ4~5mくらいある感じですよね。
    今年は雪が多いみたいです。

    今回ふくらはぎは痛めてしまいましたが、
    3月に誓ったGWの穂高に登れて大満足です。
    一番急な斜面で痛くならなかったのは幸いでした。
    あそこで痛くなったら、姫に1歩1歩ステップを切ってもらって、
    そこに足を乗せて下るしかなかったと思います。

    ( 2010年06月02日 07:56 )

  11. TONO | URL | -

    niwaさんへ

    おはようございます
    北穂から見るキレット越の槍・・・
    何か奮い立たせるものがありました。
    今年の夏は、キレットを越えて槍を目指しても良いな~
    ・・・って思っちゃいました。
    でも槍沢~横尾経由で上高地に戻る事を考えると・・・(^^;

    来シーズンは、niwaさんも是非残雪の穂高にチャレンジして下さい。
    でもストックは忘れずに。(笑)

    ( 2010年06月02日 08:04 )

  12. TONO | URL | -

    みことみさんへ

    おはようございます
    標高3,000は日常生活とはかけ離れた世界。
    雪があると更にその感が強いです。
    あらためて写真を見ると、確かに日本という気がしないですね。
    この景色に魅せられて、皆さんここに集まるんでしょうね。(^^)

    ( 2010年06月02日 08:13 )

  13. TONO | URL | -

    Zep400さんへ

    おはようございます
    昨夜は美味い酒を召し上がりましたか?
    もう朝なので、さすがに「カンパ~イ」はできません。(笑)
    雪の階段にはビックリしましたが、
    間から見える青空が最高ですよね。
    最近、快晴の山頂が多くて、テンション上がりぱなしです。
    日頃の行いが良いのかも・・・(笑)

    ( 2010年06月02日 08:37 )

  14. TONO | URL | -

    さすらい凛人 さんへ

    こんばんは
    ブチッ・・・
    実際、耳では音を聞いてないと思うんですが、
    ふくらはぎにそういう感触があったんですよね。
    ブチッ!って。
    一瞬歩けるか背中が凍りつきましたが、
    ストック持ってて良かった~(^^)

    甘いなんてとんでもない。
    凛人さんは熊とも戦わなくちゃいけませんからねぇ。
    装備品の「鉈」っていうのは、かなりビビリましたよ。(‥;

    ( 2010年06月03日 19:00 )

  15. クロちゃん | URL | GxAO5jdM

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    よくぞ 足の痛みをこらえて下山されました。
    自分も膝が悪く 登りはいいのですが、
    下山時は 1時間ぐらいはいいのですが、
    その後は痛みとの格闘になります。
    登る時間も下る時間も同じ結果になります。

    河童橋の 姫さん かわいいですね。

  16. だジィ | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    改めて読ませていただきました。
    当時は他人事のように
    「大変だなあー」って思っていましたが、
    去年同じ経験をするとは
    しみじみ読みましたよ(笑)

    自分も膝が弱いので下りが苦手で
    なるべく歩幅を小さくし、
    段差も足を交互に出すようにしています。
    そしてストックは必需品です。

  17. TONO | URL | -

    クロちゃんさんへ

    膝の悪い人はやはり上りより下りが辛いですよね。
    下りでは体重以上の荷重が膝にかかるんでしょうね。
    私もストックがないと下りで必ず膝が痛くなるので、
    どんな低山でも1本はストックを持って行きます。

    河童橋にはもう人っ子一人いなくて、写真を撮り放題でしたよ。(^^v

  18. TONO | URL | -

    だジィさんへ

    怪我した足で涸沢から上高地まで下るのは、
    経験した者にしかわからない辛さがありますよね。
    横尾まででもいっぱいいっぱいなのに、そこから林道歩きの長いこと長いこと。
    ストックがあって良かった・・・としみじみ思いました。
    そしてどんな小さい1歩でも積み重ねればいつかは着くんだなぁと実感しました。

    それはそうと、谷の試し張り楽しみにしてますよ。(^^)

  19. 荒野鷹虎 | URL | -

    Re: 2010 残雪の北穂高岳 Vol.3

    いつもながら、美男美女のお二人の、決死行的山登りには感激と、唖然とするときも御座います。「山があるから上るのだ・・・」と言う言葉はありますが、リスクを乗り越えて美味しい夕食の食卓を囲む姿を見ればなるほど、山登りの魅力を十二分に思い知らされます。羨ましいと思う気持ちが強く働きます。汗)とても、幸せなお二人の安全と健康を賛美するものです。これからも、体を張って姉妹ぶろぐの「混浴が好き」とともに永続されますことを切にお願いいたすもので御座います。本当に、喜びと感動を有難う御座います。!!

  20. TONO | URL | -

    荒野鷹虎さんへ

    いつも応援のコメント頂きありがとうございます。
    この記事は2年前のものですが、
    今こうして自分で読み返すと、嵐の様な中を登るなんて
    無茶な事をしてるなぁ・・・とちょっと反省してます。(^^;
    でも荒天の中を登ると、その翌日は素晴らしい景色が見れることが多いのも事実。
    安全を確保しつつちょっとだけ冒険するスタイルでこれからも山を続けていこうと思っています。

    最近全く混浴に行けてなくて向こうのブログが更新できてないですが、
    向こうも細々と続けていくつもりでおります。(^^;

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