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2013 年末年始の鳳凰三山 Vol.5

2013年01月16日 07:12

2012.12.31(大晦日)~2013.1.2(水)

1日目 8:00夜叉神の森~9:11夜叉神峠9:29~10:59杖立峠11:10~
    11:59火事場跡12:14~13:04苺平13:15~13:44南御室小屋(テント泊)
2日目 6:56南御室小屋~8:23薬師岳小屋~8:37薬師岳8:40~
     9:23観音岳9:42~10:56赤抜沢ノ頭11:13~12:45観音岳12:54~
    13:22薬師岳~13:31薬師岳小屋~14:23南御室小屋(テント泊)
3日目 8:36南御室小屋~9:16苺平~9:39火事場跡~10:12杖立峠10:26~
    11:14夜叉神峠11:21~12:03夜叉神の森






2013.1.2(水)

鳳凰三山の稜線を歩き、南御室小屋のテン場で2日目の夜を過ごしたTONO。
ウトウトしてはテントを揺する風に起こされ、
意識が薄れかけるとまた揺すられて・・・
誰か外からテントを揺すってんじゃないの!?
と思うような、これまで経験したことのない突発する横揺れ。
結局夜通し吹き荒れた風に寝不足の朝を迎えました。

外が完全に明るくなってからトイレに起きると、
新たに積もった雪は5~10cm程度でしょうか。
風で飛ばされるのか思ったよりも積雪は少なかったですが、
吹き溜りではもっと多かったようです。
この時は(↓)青空も覗いて平和なテン場の朝と言った風情ですが、
上空では強風が吹き荒れ木々がゴーゴーと唸り声を上げています。

IMGP3103.jpg




このテン場は森に囲まれ、基本的に風は遮られ穏やかなはずですが、
昨夜あれだけテントが揺れたという事はさぞかし凄い風だったんだろうな・・・
そう思っているうちにもテン場を強風が吹き抜けると、
積もった雪を舞い上がらせ地吹雪状態になります。

IMGP3104.jpg




7:56 簡単な朝食を済ませて撤収作業に取り掛かりました。
まずは着替えて、テント内の不要な物をパッキング。
シェラフ、インフレータブルマット、ストーブなどを順に、
ザックの中に入れた大きな防水のスタッフサックに入れていきます。
最後に靴を履いてクローズドセルマットをザックに括り付け、
銀マットをザックの背面に滑り込ませたらテント内は終了。


次はテントを畳みます。
こんな強風時、特に一人の場合はテントが風で飛ばされないように、
張り綱を張ったままポールが外せれば便利だと思うのですが、
モノポールテントなどの非自立式テントならばいざ知らず、
一般的に自立式テントは張り綱を張ったままポールを外すことは不可能。

・・・ですがこのテントは自立式でありながらそれが可能です。
ペグダウンできない雪の上、荒れ狂う風の中、一人で撤収となると、
「誰かテントを押さえてて!」と言いたくなる状況ですが、
張り綱を張ったままならより安全に作業ができると言うわけです。


今回は強風が断続的だったので、
風の隙をみて張り綱を外してテントを逆さまにして、
中に溜まった雪や霜を可及的に外に出してからポールを外しました。
こういう場合でもテントの中に入ってポールを外すので、
テントが風で飛ばされる危険はかなり減らすことができます。
・・・人が入ったままテントが飛ばされる可能性はありますが。(^^;

あとはテントを適当に畳んで大き目の防水スタッフサックに押し込み、
テントを収納して撤収作業はすべて完了しました。

持ってきたものの出番がなかったワカンと、
下山で使わないアイゼンとピッケルをザックに括り付け、
チェーンスパイクを着けストックを持ったら、テン場を後にします。



8:36 南御室小屋から下山開始。
ザックは酒やら食料やらが減ってる分だけ軽いはずですが、
やっぱり重いことは重い・・・
まぁ、この日は下りるだけですから頑張りましょう。

IMGP3105-2.jpg




さて小屋から苺平まではダラダラと上りが続きます。
登山道は前も後も誰もいないしマイペースでユックリと。

IMGP3110.jpg




途中で 「辻山↗ 近道」 と言う表示を見つけました。
これまでその存在は知っていましたが、
どこにあるのか分らなかった小屋から辻山に行く際の近道です。

IMGP3108-2.jpg



辻山は下山時に寄ってみようかとも考えていましたが、
この近道にトレースはありませんでした。
まぁ、それ以前にこんな天気じゃ行っても何も見えないしね。(^^;

IMGP3109-2.jpg




9:16 苺平に到着。
誰もいない静かな森の中です。
木々に遮られるのか風は全く感じません。
ようやくここからは下りメインになります。

IMGP3111.jpg




この後しばし樹林帯を進み傾斜が強い場所を下ると、
パッと開けた明るい場所に飛び出します。
この辺りは雪が多くスノーシューで歩いたら楽しそうです。

IMGP3117.jpg




9:39 火事場跡が見えてきました。
ここは西側が開けているだけにまともに風が吹き付けます。
とても休憩できる状況ではなくそのまま通過です。
当然ながらこの日は眺望は全くありません。

IMGP3118.jpg




この辺りから登ってくる人と擦れ違う事が多くなりました。
今日から登ってもきっと眺望は期待できないだろうなぁ・・・
そんな事を考えていると、擦れ違った登山者が「おな~じ、ですね~♪」と。
「はい!?」 何の事かと振り返ると、30代くらいの外人の女性が、
「おな~じ、おな~じ」とTONOの足元を見ています。
見るとその外人さんの靴にもチェーンスパイク・・・そう言う事か~
「これすごい便利ね~、この下の道とかさいこ(最高)でした~」
「そうですよね~ 軽くて便利ですよねぇ」
「ほんと、さいこで~す♪」
彼女はチェーンスパイクが心底お気に召した様子で満面の笑顔。
それを見たTONOも何か嬉しくなってしまい、
しばし重いザックの事も忘れ足取りも軽く杖立峠を目指すのでした。

・・・が、その外人さん効果も長続きはせず。
杖立峠への最後の上りは牛歩の如くユックリです。(^^;



10:12 杖立峠に着いてしばしの休憩。
風は更に強まってきている様で、、
樹林に囲まれていながらビュービューと吹き抜けていました。

IMGP3121.jpg




10:26 杖立峠から暗い樹林の下りに入ります。
両肩に食い込んだザックが重い・・・
下山時にはいつも思うことですが、
「こんな重たい物を背負ってよく登って来たよねぇ・・・」



10:44 暗い樹林帯を抜けて道が左に進路を変えると、
いきなり風の洗礼を受けました。
この日、南御室小屋からの下山ではここが一番風が強かったです。
真っ直ぐ歩けないぐらいの強風が吹き付け、
ストックを突いて何とか前へ進みました。

IMGP3123.jpg




強風地帯を抜けると凍結した急な下りが待っています。
ここで大きなザックを背負ったカップルが追い抜いて行きました。
もうとてもじゃないけどあんなに早く下りれない・・・(^^;

IMGP3124.jpg




急な場所を下り切ってちょっと行くと、今度は正真正銘最後の上り。
これを上れば夜叉神峠ですが、ここも牛歩の歩み。
11:14 やった~、夜叉神峠だ~!
いつもここまで来ると何となくもう着いた気がしちゃいます。(^^;

IMGP3125.jpg




白峰三山方面は真っ白ですな。
風も強いし小屋の軒下でザックを下ろし休憩しました。

IMGP3126.jpg




11:21 夜叉神峠を後にしてあとは一気に駐車場まで。

途中で20数人の団体と擦れ違いました。
もう昼になろうって時間ですが、南御室小屋まで行くんでしょうか!?
ザックは大きくなかったので小屋泊まりなんでしょうが、
老若男女のグループで健脚の人だけとは思えないし、
あの強風で、凍結した斜面もあるし、到着する頃には暗くなりそう。
先頭を歩くリーダーと思しき人はスマホの画面に夢中で、
こっちが道を譲っているのに一瞥をくれただけ。
上り優先とは言うけれど他もベラベラ喋りながら歩いていて、
通過するまでけっこう時間がかかるし・・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌

前から思うことですが、山であまり人数が多い団体って迷惑じゃないですか?
それでもリーダー、サブリーダーがしっかりしていれば、
擦れ違いの際に途中で列を切って先に通したり、
後から早い人が来た場合には列を止めてパスさせたりするのですが、
残念ながらそんな団体は少なくて、大抵は我が物顔で登山道を占拠しています。
そんな大人数で山に来るのは何かのツアーなんでしょうが、
どうにかならないんですかねぇ・・・




12:03 着いた~! 無事に夜叉神の森に到着しました。
2日前の朝と比べると車が増えているかな。
この日はけっこうな人と擦れ違いましたし、多くの人が入山したようです。

IMGP3127.jpg



帰路の南アルプス林道は路面が乾燥し、
凍結箇所はほとんどなく快調に走ることができました。
帰りに金山沢温泉か白根天笑閣で汗を流して帰ろうと思いましたが、
さすがに正月2日はどちらもやってませんでした。(^^;
よく考えれば旅館なら正月もやってるし、そっちに行けば良かったか・・・

結局コンビニでパンとコーヒーを買って、そのまま真っ直ぐ帰路につきました。
高速は2日から渋滞する予想が出ていましたが、
時間が早かったからか空いていて、比較的早く自宅に帰ることができました。


 (終わり)


  いや~久しぶりの大雪でしたね。
  その日通った東京駅が北国になってました。
  それにしてもやっぱり首都圏は雪に弱いです。





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コメント

  1. てくてくA | URL | -

    Re:2013 年末年始の鳳凰三山 Vol.5

    以前行った時は、南御室小屋のテンバが寒すぎたので 観音往復後、夜叉神峠小屋まで降りて二泊目をしました。
    正月だと、団体さんが来ているんですか!驚きです。
    夏ならともかく、冬山をそのような大人数で来るのってどうなんでしょうかね?せめて、パーティー分けするべきと思います。
    リーダーの目が届かないのは確実なわけですから。
    お粗末なツアーは、もっと淘汰されると良いのですが・・・
    ともあれ、お疲れさまでした!
    自分の時を思い出しながら楽しく読めました!

  2. TONO | URL | -

    てくてくA さんへ

    私もまさかこの時期の鳳凰三山に団体が入るとは思いもしませんでした。
    聞こえてきた話の内容からは初めてアイゼンを付ける山ガールとかもいるようでしたし、
    あの日あの時間からどこまで行ったのか・・・ちょっと心配になりましたよ。
    営業小屋があるからこそ可能なツアーなんでしょうが、大人数過ぎますよね。

    ようやく鳳凰三山が終わりました。
    楽しく読んで頂きありがとうございました。(^^)
    次は西穂独標編です。

  3. devilman | URL | -

    Re:2013 年末年始の鳳凰三山 Vol.5

    やはり、この山域も厳しいですね。
    うまく晴れ間をついて、展望を楽しまれたようで、
    よかったですね。写真を楽しませてもらいました。

    この季節の厳しい山にも、そんな団体が登ってくるのですね。どんな山に限らず、最近こうした特に高齢者の団体の傍若無人ぶりには驚きますね。

    山も、ブログで知り合って誘い合わせて、という形態も増えてきていて、パーティーのあり方も、考え直す時代なのかもしれません。
    いずれにしても、お互い楽しめるような心遣いや、万が一のための危機管理がきちんとできる団体であってくれないと困りますよね。

  4. TONO | URL | -

    devilmanさんへ

    厳冬期でも登りやすい夜叉神からの鳳凰三山とは言え、
    あんな大人数の団体に出会うとはいささか驚きました。
    学生とかの若いグループはマナーもちゃんとしていて気持ちが良いですが、
    確かに中高年の団体(ツアーかな)の傍若無人な言動には閉口する事が多々あります。
    大勢で行動するなら危機管理の上でも皆が尊敬できるリーダーが必要だと思いますが、ツアーだとリーダーとメンバーの関係がベンダーとクライアントと言う感じになってしまうんですかねぇ・・・
    雪山ではリスクも増えますし大勢で行動するのはどうなの?と思っちゃいます。
    ブログで知り合って誘い合わせてという形態は楽しいとは思うのですが、リーダーが誰なのか曖昧になるでしょうし、万が一危機に直面したときにどうなんだろう・・・と。
    まぁ危機管理については単独で雪山に登ってる私が何か言える立場ではありませんけどね。(^^;

  5. みいとにゃ~すけ | URL | uaIRrcRw

    Re:2013 年末年始の鳳凰三山 Vol.5

    今さらながら、明けましておめでとうございます^^
    ご無沙汰していますが、今年もよろしくお願いします。

    高山の強風は強烈ですよね~地鳴りのような風の音とか平地では
    考えられないぐらいですよね>_<

    ツアー登山は確かに考え物ですよね~かなり軽装、普段着の人なんかもいるし、にわかガイドなんて挨拶もしないで、延々と待たされたり、登山じゃなくても常識ない金儲け主義?な感じのものには腹が立ちますね~

  6. TONO | URL | -

    みいとにゃ~すけさんへ

    寒中御見舞い申し上げます。
    今年もよろしくお願いします。

    山で吹く風は強いですね。
    下ではほとんど風を感じない様な日でも上ではけっこうな風が吹いてますものね。
    木々の上を渡る風の唸り声を聞くと恐ろしくなります。

    昨今のツアー登山はちょっと考えものですよね。
    体力も経験も違うであろう20人も30人もの老若男女を
    たった2人のガイドで連れて行くのは無理があるんじゃない?って常々思います。
    それからガイドが教えていないのかそれとも団体という心理からなのか、
    ルールもマナーもない傍若無人な振る舞いに怒ってる人も多いのではないでしょうか。
    そもそもあんな大人数で行動して参加してる人は楽しいのかなぁ・・・
    少人数でガイド付きなら非常に有意義な時間を過ごせそうな気はしますが。

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