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2009 西穂・奥穂縦走 Vol.5 「ジャンダルム~穂高岳山荘」

2010年08月30日 19:30

2009.8.9(日)

西穂・奥穂の縦走路に足を踏み入れた二人。

西穂山荘を出て、ジャンダルムまでやってきました。



展望のない "ジャンダルム" で10分ほど待機。

ガスが切れるのを待ってみるも、一層ガスは濃くなるばかり。



11:40 ジャンを下り先へ進むことにしました。

121 ジャン下り


やっぱり、ザックがないと楽ですね~♪



ジャンダルム基部のトラバース。

122 ジャン基部


ここは足元が谷側に傾斜してて、

しかも濡れているため滑るんですよね。 (ノ゚ο゚)ノ

ホールドする所がほとんど無いので、

ズルッときたら即、奈落の底行きです。


地味な所ですが、今回けっこう注意を払った恐怖スポットでした。



11:45 無事、ザックをデポした所まで戻って一安心。

123 ザック回収



 11:54ザックを背負って、行きましょう。

124 先へ

 

「→オクホ」の文字。

125 奥穂→



信州側をトラバースしていきます。

126 ジャントラバースへ



ここも何気に恐いんですよね~ (^^;

ジャンダルムのトラバース
                        (奥穂側から撮影)


写真で見ると、「何でそんなに岩にへばりついてるの?」 って感じですが、

この足元は、はるか 500m下まで切れ落ちています。 ( ̄_ ̄|||

P1050838.jpg



恐怖のトラバースが終わって、ジャンを振り返ります。

横からみるジャンは、かなり幅狭い形をしていますね。

128 奥穂側からジャン
                  (奥のシルエットがジャンダルム)





12:06 次は "ロバの耳" の上りです。

ロバの耳の上り




ここからが真の核心部。

長い "ロバの耳" の下りに入ります。

鋭く飛騨側に切れ落ちて、垂直に感じるような斜面です。

129 ロバの耳下り1





高度感のあるトラバース。

P1050840.jpg
              (TONOの顔には、全く余裕無し)


難しい急な下りが延々と続きます。

130 ロバの耳下り2



必要最低限の鎖はありますが、ほとんどは自力での下降となります。

でもどうしようもない所には、ボルトが打ってあったりして助かります。

131 ロバの耳下り3

132 ロバの耳下り4


最後は、スタンス・ホールドが取りにくい岩壁を下ります。


長い "ロバの耳の下り" が終わると、"ロバの耳のコル" に下り立ちます。

下りてるときは夢中で恐怖を感じる余裕もないですが、

振り返るとどこを下りてきたのやら・・・



コルを過ぎると、再び上り返しです。

ロバの耳
                              (後方は "ロバの耳のコル" )


ここからは、"馬ノ背" に向かい急な上りとなります。

133 最後の上り



12:30 上り切ったところは、平坦な広場。

134 馬の背手前


ここからは、次の難所 "馬の背" の全貌を見通せます。

"馬の背" は、両側がスパッと切れ落ちたナイフリッジの恐怖スポット。 (ノ゚ο゚)ノ

最初に反対側から渡った時は、異常に怖かったのを思い出します。



さて、"馬の背" を渡ります。

135 馬の背1

136 馬の背2

137 馬の背3


これは信州側から撮っていますが、

飛騨側も同様にスパッと切れ落ちてます。



晴れていると、目も眩む圧倒的な高度感を味わえます。 ( ̄▽ ̄;

P1050843.jpg



ただスタンス・ホールドともにしっかりしているので、

風がなければ、比較的落ち着いて渡れます。

P1050844.jpg



"馬ノ背" の上部。

138 馬の背4



"馬ノ背" が終わって、ほっと一息。

イワベンケイ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウが、

登山者を癒すかのように咲いていました。

147 イワベンケイ



視線を先に向けると、

岩屑を積み重ねたような稜線が、ガスの中に浮かびあがっています。

140 やせた稜線



その先に "奥穂高岳" の山頂が見えてきました。

141 奥穂が見えた



12:53 "奥穂高岳"(3,190m)に到着。 (^o^)丿

142 奥穂山頂


"西穂高岳" から、5時間38分の厳しい岩稜帯歩きでした。



写真を撮って通過します。

143 道標



ここからはもう危険箇所はありません。

安心して歩けます

144 穂高岳山荘への道




さて、"白出のコル" に建つ "穂高岳山荘" が見えてきました。

最後の急斜面を下りていきます。

145 白出しのコルへ




13:32 "穂高岳山荘" に無事に到着。

146 穂高岳山荘


"西穂山荘" を出て、8時間55分。 ほぼ9時間です。

ひたすら岩場のアップダウン・・・疲れた~ (*_*)


「余力があったら "北穂小屋" まで行こう♪」

などと秘かに考えてたTONOは大バカ者です。(笑)



このルートは、技術・体力ともに ★★★★★

一般登山道としては最難関縦走路になっていますが、

確かに険しい岩稜帯が、これでもか~と言うくらい続きます。(^^;



しかも他の登山道なら鎖、梯子、ボルトなどがあって然るべき場所にも、

このルートの場合には何も設置されていないことが多いです。

それでも要所要所には鎖があるので、

三点支持がきちんとできれば問題ないですが、

ペンキマークを見落として誤った場所に入り込むと大変なことになります。 ( ̄_ ̄|||




途中に山小屋などはなく、長時間行動できる体力も必要になります。

エスケープルートにしても、天狗のコルから岳沢に下りるコースのみで、

夏の初めの雪が残っている時期は、アイゼンが無ければとても下れません。

雪がなくても浮き石だらけの急斜面のガレ場で、とても下る気にはなれない場所です。


以前はここに長い鎖が設置してあったみたいですが、

崩落したのが跡形もなくなくなってました。



そして気力。

ルートに気持ちで負けないこと。

恐怖心をなくしてはいけないと思いますが、過度の恐怖は体を硬くして、

スムースな動きができなくなります。



集中力も当然切らせません。

岩の一つ一つを浮いてないか、安定しているか確かめながら進む必要があります。

前にジャンダルムの信州側をトラバース中に、

安定していると思って掴んだ岩がそのまま抜け落ちた事がありました。 ( ゚ ▽ ゚ ;



以前の逆ルートと比べどちらが辛いだろう・・・?

天狗のコル ~ 畳岩尾根ノ頭・コブ尾根ノ頭 が

標高差300mの上りになる分、今回の方が体力的にはキツイか!?

でも、総合的には風や雨、ガスと言った天候の要素がより大きいですよね。



今回このルートを歩いて誓ったこと・・・

もう岩が乾いてる時以外、ここは通らない。

とりあえず二人とも一般ピープルな訳だし、

岩の濡れて滑り易い時に、こんな所に来ちゃ駄目だよね。(笑)


 (穂高岳山荘 へ続く)


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コメント

  1. Cobucim | URL | PacgmPkk

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 5 「ジャンダルム~穂高岳山荘」

    お疲れ様でした。山では12時間行動なんて無茶もやったりしますが、最後の言葉がいいですね。

    無理をしたら絶対にいけない。山で自分を守るのは自分しか居ない。絶対に生きて帰らなくてはいけない。

    最近の山ブームは怖いと思うことがあります。お二人の自戒の言葉はすごい深いです。

  2. TONO | URL | dXmKtNGQ

    Cobucim さんへ

    こんばんは
    山で死んではいけない。
    絶対生きて帰る。
    これは私も常々思っていることです。

    姫は山で死ぬなら本望なんて言ってますが、
    私は姫を山で死なせるような事は絶対にあってはならないと思っていますし、
    そんな事があったら悔やんでも悔やみきれません。
    同時に私も山で死んではいけないのです。
    ・・・死ぬ時は畳の上で、と思ってます。(笑)

    生きて帰れたのはラッキーなだけ・・・という山登りは駄目ですよね。

  3. 露天風呂マニア | URL | bxvF113M

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 5 「ジャンダルム~穂高岳山荘」

    こんばんは~

    登山道というか、もはや道ではないですね。
    こんな場所を雨の中歩くなんて凄すぎます!
    ガスがかかっていなければ、高さを感じて怖そう~

    それにしても、こんな場所でも姫さんは平気なのですか?

  4. TONO | URL | -

    露天風呂マニア さんへ

    こんばんは
    雨と言っても小雨が降ったり止んだりですから、
    大した雨ではないんですが、
    岩が常に濡れていて滑るのにはビビリました。(‥;
    いちおうペンキマークがあって、
    よく見ると踏み跡もあるので、
    道とは言えませんがルートは存在します。
    以前通った時はよく晴れていたので、
    もの凄い高度感を体験させて頂きました。(^^;
    でも不思議と思ったほど怖くないんですよね。
    姫は岩場大好きなので、いつも嬉々として歩いてます。(^^;

  5. しーびー子 | URL | fF1TCtAM

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 5 「ジャンダルム~穂高岳山荘」

    こんばんは

    本州は険しい山があるのですね
    登ってみたい気がしますがレポで楽しんでおります
    九州は平和かもしれません

    気候がよくなってきましたのでボチボチ
    山に登ってみます

  6. TONO | URL | -

    しーびー子 さんへ

    こんにちは
    槍穂高の稜線は険しいです。
    中でもここ西穂~奥穂の稜線は、特に厳しいです。
    一般登山道では最も険しい所ではないでしょうか。
    険しいけど、歩き通したときの達成感は凄く大きいです。
    晴れれば素晴らしい展望が待ってますし、
    岩場歩きの爽快感も病み付きになります。
    怖いけどまた歩きたくなる・・・そんな魅力溢れるルートです。

    もう少し涼しくなると快適に登れる季節になりますね。(^^)

  7. ゆぅ&かん | URL | -

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 5 「ジャンダルム~穂高岳山荘」

    こんばんは~(^^)


    TONOさん凄すぎます~(@。@;)
    断崖絶壁500mですか‥(--;)
    私達は見てるだけで足がすくんでいます‥(--)
    こんな絶壁を登る姫さん凄い度胸と技術ですね‥(@。@)
    私達は、TONOさんのブログを見るだけに
    します‥(@。@;)

  8. TONO | URL | -

    ゆぅ&かん さんへ

    こんばんは
    標高3,163mのジャンダルムから信州側に落っこちると、
    標高2,170mの岳沢ヒュッテの辺りまで転がってしまうらしいです。(ノ゚ο゚)ノ
    標高差は・・・なんと、1,000m!!
    考えると恐ろしいですよね。( ̄_ ̄|||
    ・・・だから考えないようにして歩いてます。(笑)

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