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2009 西穂・奥穂縦走 Vol.7 「雨の下山」

2010年09月01日 18:00

2009.8.10(月)

西穂・奥穂縦走の後、穂高岳山荘に宿泊した二人。


4:30 起床です。

窓の外はガスで真っ白。

雨音もかなり強い。

日の出を見るどころではありません。


さて今日はどうしようか・・・

天気予報では、台風の接近を告げています。 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン



となると、ここから "白出沢" を下るしかないけど、

過去には、大雨で "白出沢" の "重太郎橋" が流されたこともあるって。 (・・;


これから雨は強くなりそうだし、万一 "重太郎橋" が渡れない事態となれば、

"涸沢" 経由で上高地、or "吊尾根~重太郎新道" で上高地しかないよね。

・・でも上高地に下りると、車を駐めた新穂高温泉に行くのが大変。 (-_-; ウーン



"白出沢" を通らずに新穂高に下りるとなると・・・

雨の中、キレットを越えて南岳から新穂高へ下りるか、 ヾ(・・; ご、御冗談を

西穂に戻ってロープウェイで新穂高か。  (殿 気は確かか



結論。。。 大雨になる前にサッサと下りましょう。

"白出沢" へ下りますよ。



昨夜受け取ったお弁当を、朝食として二人で1つ食べます。


・・・

・・・


5:50 雨具に身を包み完全防備で "穂高岳山荘" を出発。

170 雨の朝



"白出沢" を通るルートは、山荘の裏から始まります。

171 白出沢へ



いきなりガレ場の急下降です。

172 ガスの中


踏み跡を辿り、九十九折りに下ります。

ペンキマークもありますが、崩落してマークした岩自体が動いており、

あまり忠実に辿る必要はありません。


前方はガスで視界不良ですが、

注意が必要なのは、"荷継沢" で右に入る所です。



高度が下がってくると、ガスは薄くなってきましたが、

雨は一段と激しさを増してきました。

173 雨も激しい



6:30 スベル 「アビナイヨ」岩 を通過。

174 外人か
                                    (欧米か? ^^;)




上から見えた雪渓のところまで、降りてきました。

175 雪渓



7:13 "荷継沢" で右側の樹林帯へ。

ここは天候不順時には、間違えやすいので要注意です。

176 荷継沢





この樹林帯の入口は、ちょっとだけお花畑になってました。


シモツケソウ(下野草)

シモツケソウ


淡い桃色の花です。

下に載せたハナチダケサシの白、クガイソウの紫との対比が美しいです。




ハナチダケサシ(花乳茸刺)

雨に濡れた緑の中、純白の花が鮮やか。

179.jpg




クガイソウ(九蓋草)

葉が輪生して、それが何段にもなっていることから、

九階草 → 九蓋草 になったようです。

クガイソウ




7:40 "鉱石沢" に出ました。

183 鉱石沢


ここでドーナツを食べて小休止。

雨は降り続いており、立ったままで休憩です。




センジュガンピ(千手岩菲 )が咲いてました。

花弁の縁の細かい切れ込みが特徴的な花です。

センジュガンピ


日光・中禅寺湖畔の "千手が浜" で最初に見つかった事から命名されました。

“岩菲”とは中国の植物のようですが・・・

なぜこの花に付いているのかは???




5分ほど休憩して、先に進みます。

184 沢を渡る



沢を渡り、対岸をへつるように行きます。

190 岩切道へ




この切り立った岸壁でも、花を見ることができました。

まずは、クガイソウ(九蓋草)

クガイソウ




雨に濡れるソバナ(岨菜、杣菜、蕎麦菜)

ソバナ


ソバナの名前の由来には諸説あるようで、

切り立った山=「岨」に生えるから、

材木を切り出すために植林した山=「杣」 に生えるから、

「蕎麦」の葉に似てるから・・・とも。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)と似てますが、

花の形がラッパ型で、1個づつ独立して付き、雌しべの頭は花冠より突き出ません。

また葉も輪生せず、互生する等の違いがあります。




キオン(黄苑)

キオン


秋に紫色の花を咲かせるシオン(紫苑)に対して、

黄色の鮮やかな花が咲くのでこの名があります。


ハンゴンソウ(反魂草)と良く似てますが、

キオンの葉には切れ込みがありません。




エゾシオガマ(蝦夷塩竃)の群生です。

エゾシオガマ




ヤマホタルブクロ(山蛍袋)も連なってました。

189 ヤマホタルブクロ


数が多すぎですね。 (^^ゞ

1~2個で咲いてた方が、雰囲気がありますよね。



ここからは "岩切道"(がんきりみち)と呼ばれる難所です。

人工的に岩壁を削ってできており、狭い岩棚に鎖やワイヤーが設置してあります。

191 鎖のトラバース
                                      (鎖場です)


すぐ横は谷底まで切れ落ちています。

193 下は絶壁


そろそろ "岩切道" も終わりです。

194 岩切道を行く
                           (ここはワイヤーが張ってあります)



梯子で、"白出沢" に降ります。

195 梯子



8:07 "重太郎橋" を渡ります。

心配した水かさは、さほど多くありませんでした。

196 重太郎橋


この橋の名前は「今田重太郎」 氏に由来しています。

氏は「穂高の名ガイド」としてその名を知られており、

"穂高岳山荘" の礎を作り、"岩切道" を切り拓いた偉大な人です。

岳沢~前穂高に至る“重太郎新道”も同氏の拓いたルートです。


この "重太郎橋" は、

雪が消えた7月中旬に架けられ、

11月6日に撤去
されます。



"白出沢" を渡ると、再び樹林帯の中に入って行きます。

197 再び樹林帯へ



緑深い登山道に、ヤマアジサイ(山紫陽花)が彩りを添えます。

ヤマアジサイ咲く登山道



これは、ヤマハッカ(山薄荷)ですかね・・・?

ヤマハッカ



降り続く雨の中を、黙々と下ります。

黙々と下りる



8:59 "白出小屋跡" に着きました。

現在ここにあるのは、トイレのみです。

201 登山口



山荘から3時間9分。

レインスーツを着てるにもかかわらず、

TONOはその下までジットリ濡れてました。

202 TONOのレインスーツ


もはやゴアテックスを着ているとは言い難い状態です。

レインスーツが撥水機能を失い、しかも所々細かい穴が開いているのが原因でしょう。

穴から入った雨水と発散されない汗で、完全に中が濡れてしまいました。



一方、買ったばかりの姫のレインスーツは、撥水が良く効いてます。

水滴がダンスしてますね ♪

203 姫のレインスーツ


TONOのレインスーツは、もう7シーズン目。

何度も洗濯してますし、岩場で擦れたり、アイゼンやピッケルで傷ついてます。


雨でこんなに体が濡れてしまうのでは、

もっと気温が低い時や、風が強い時には体温低下は必至です。

場合により命にかかわりますし、そろそろ新しい雨具をマストバイですね。 (^^;


 (新穂高温泉 へ続く)


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コメント

  1. 露天風呂マニア | URL | bxvF113M

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 7 「雨の下山~白出小屋跡へ」

    こんばんは~

    ビーパル8月号と見比べながら見ていました(笑)
    いつかは北アルプスにも行ってみたいものです。

    ゴアのレインウェアー、高いけど寿命が短いのかな。
    それにしても山装備はどれも高いのが難点ですね。
    円高でもっと安くなればいいのですが・・・


  2. クロちゃん | URL | GxAO5jdM

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 7 「雨の下山~白出小屋跡へ」

    私も下ったことがあります。そのときは、くもり程度でした。
    結果的に、tonoさんと全く同じコースになりましたね。
    ふり返ると、いつまでも山荘が見えていました。
    長い下りでしたが、これを登れと言うと
    きっと見えているのにちっとも着かない・・。
    うんざりするだろうなと 思いながら下りました。
    そのときのことが、画像を通して 思い出されます。

  3. TONO | URL | -

    露天風呂マニア さんへ

    こんばんは
    ビーパル8月号は日本アルプス特集だったみたいですね。
    私は本屋でパラパラっと見ただけですが。(^^ゞ
    ゴアのレインウェアは高いですよね。
    でも山では命を守るものだけに必需品ですし・・・
    確かに円高が続けば輸入物の山用品は安くなるかも知れませんね。

  4. TONO | URL | -

    クロちゃんへ

    こんばんは
    車でアプローチして、西穂~奥穂へ縦走すると、
    どうしても新穂高に下ることになるので、
    このルートになりますよね。
    下りずにそのままキレットを越えれば別ですが。(^^;
    私はこの前の年に奥穂~西穂へ縦走したのですが、
    その時はこの時と全く逆ルートを歩きました。
    白出沢をつめていくと小屋が見えてからが遠かった記憶があります。

  5. Zep400 | URL | -

    雨具・・・

    こんばんわ~

    これはカッパ新調ですね~

    それにしてもtonoさん姫さん完璧クライマーですね~
    登れないところが無いみたい…羨ましい限り!

    やっぱ性能で登山の疲労度ちがいますもんね。
    我が山用レインウエアは、天気見て登るせいか…
    未だに新品に近いです (~_~;)情けない。

    ところでこちらは、今だに夏の状況です。
    なんせ暑い暑い…
    紅葉は見に行けるかと(^^ゞ

  6. TONO | URL | -

    Zep400 さんへ

    こんばんは
    ゴアのカッパは雨の日だけでなく、
    寒いときの防風、残雪期のアウターとしても多用してるので、
    かなりヘタってしまった様です。
    この山行のあと早速カッパは新調しました。
    それとあまりにも靴が滑るので、ビブラムソールも張り替えました。(^^ゞ

    二人はクライマーじゃないですよ~
    本格的な岩登りはとても出来ません。(^^;

  7. さすらい凛人 | URL | -

    Re: 西穂・奥穂縦走 2009 Vol. 7 「雨の下山~白出小屋跡へ」

    ガレ場、すごいですね!
    そんなとこを降りていくんですか?
    怖えええ~~~・・・
    上から岩がゴロゴロ落ちてこないんですか?

    重太郎橋、消失してなくて良かったですね(笑)
    雨の日の登山は大変なんでしょうね
    滑りそうだし・・・

  8. TONO | URL | -

    さすらい凛人さんへ

    こんばんは
    白出沢は急と言っても、鎖場とか梯子とかではないので、
    石がゴロゴロ落ちてくることはないですが、
    小規模に岩が崩れることはあります。
    当然ながら浮石やスリップには注意が必要です。

    重太郎橋が流されて渡れなかった場合、
    また上に登って反対側に下りることになるので、
    眩暈ものです。( ̄▽ ̄;)!!ガーン
    渡れて良かった。(^^;

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